大雪の空

46歳から始めて嵌ってしまった山歩きの記録と野球などの雑記帳。時々帰郷中の島暮らしの日常。

机上登山 ② 三伏峠から荒川小屋

2011年02月05日 | 南アルプス
さあ、二日目は荒川岳への壁登りだ。
その前にあの樹林帯の黙々歩きが待っているが。

朝飯はしっかり食わないと後の歩きが辛いから
餅入りのラーメンかカレーが良さそうだ。
米はアルファ米でなくて「さとうのごはん」にしよう。
これにゆで卵とピーマンでも添えれば結構豪華だ。

食べ終えたら紅茶とチョコレートでゆっくりすべし。
胃が落ち着いてから歩き出さないと足が上がらない。
このテントの片付けも大分慣れたと思うが最低15分は
かかるし、ザックのパッキンとかも入れると結局1時間近く
かかるんだよなあ。

そんなこんなで出発には1時間半くらいかかるだろう。
長年の習慣で目覚まし無しでも4時には目が覚める。
ベロンベロンに酔っ払ってもそうなんだから、人間の身体は
良くできていると感心する。
しかし4時半には出発したいから3時には起きないとまずい。
北アルプスの「笠ケ岳」と同じ状況だが、あの時はその日の
下山だったからなあ、厳しさが格段に違う。

さて、高山裏避難小屋の先の水場までは6時間のコースタイム。
烏帽子岳、前小河内岳、小河内岳、大日影山、板屋岳と五つの
ピークを越えて行くんだから一仕事。
定期的な休憩と水の補充と飴やブドウ糖を歩きながら
しゃぶればガス欠にはなりにくかろう。
この水場に12時までに辿り着けなければ「聖岳」へは無理。
もしできなかったら荒川小屋で寝て、「赤石岳」から椹島へ
エスケープするしかなかろう。

水場でフリーズドライとラーメンの本格な食事を摂って最低
30分はのんびりしないと歩き出しても足が上がらない。
この水場から「荒川前岳」まで約700Mの標高差を
登らなくてはならない。
ここは標高を稼ぐほどに良くなる「塩見岳」方面の眺望を
励みにしながら、浮石に気をつけてのんびり歩けばいい。
当然ジグザグの道だろうから、コンスタントな歩きで
地道に高度を稼ぐしかない。

ここを5時間程度でこなして「荒川前岳」の山頂を踏んで、
あの待望のお花畑だぞ。
時期的にはチングルマあたりの開花期だろうか、残雪の
量に左右されるから行ってみてのお楽しみだ。
山頂で南アルプスを丁度真ん中から眺め回す大展望を
ゆっくり楽しむおまけが付いている。

なんとか歩き通して18:00までに荒川小屋のテント場に
辿り着きたいなあ。
しかしこの日はハードだよなあ。
4時半に歩き出して18時の到着だと約14時間の行動時間。
多分もう少し短いだろうが、最低12時間は行動するだろう。
この日の疲れ具合でエスケープするかそのまま歩き通すか
決定しよう。
もしエスケープとなったら、「聖岳」は結局登らないままと
いうことだなあ。
この山を単独でやる気はまったく起きないから仕方が無い。

こりゃ、3月からは結構マジで鍛錬の山をやる必要だあるぞ。
もしこなせないようだったら全て一泊二食の小屋泊まりに
するしかないだろうが、何とかテント泊まりにしたい。







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