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アリババの地下水脈で何か異変が起きているのではないか 孫正義も、創業者の馬雲も、そして郭台銘も保有株式を売却していた(宮崎正弘国際情勢解題)

2020-10-25 | 中国の歴史・中国情勢

アリババの馬雲とソフトバンクの孫正義と鴻海の郭台銘の三人組が「つるんでいる」のは世界周知の事実である。三人組は2017年に米国ウィスコンシン州に鴻海の新工場を建てるという起工式に揃って出席したが、なんとこの鍬入れ式にトランプ大統領が駆けつけた。

三人組の親密度、その強烈なビジネスコネクションがあまねく知られる。

アリババの本社は浙江省杭州にある。新工業区の玄関口に大きなビル。バスからも全景が見渡せる。

世界最大の物販、売上高は52兆円、日本の国家予算の半分というマンモス。創設が1999年だから僅か21年で、これほどの巨人となって、系列に電子取引、電子支払い、検察、ソフト開発にクラウドと、凄まじい繁殖力を示してきた。

急成長を予測して、ソフトバンクの孫正義が大胆に株式を取得、アリババはその後、米国に上場を果たし、香港にも上場。壮烈な勢いを示して世界を圧倒し続けた。

2019年9月に創業者の馬雲が突如引退を表明した。

異変が始まった。孫正義は保有株の殆どの売却を始めた。ソフトバンクの有利子負債は13兆円とも言われ、回転資金、手元資金を必要としたからだ。

直近のニュースは、創業者の馬雲自身が保有した株式の80億ドル強を売却していた。

ついで鴻海精密工業(ホンハイ)の郭台銘もアリババ株を全株(1100億円)売却していたことが有価証券報告書によって判明した。

三人は明らかに連絡を取り合い、連んでいる。新しい錬金術の行使である。

一方でアリババ傘下の金融会社「アント集団」を香港と上海市場に上場し、史上空前の300億ドルを集めた。

アリババがNY上場時、史上空前とされ、250億ドルを集めた。

このアリババ傘下のアント集団、じつは江沢民の孫の江志成が率いる。江志成はハーバード大学に学び、米国のゴールドマンサックスで修行を積んで帰国し、香港に「博裕」という謎のファンドを設立した。 同ファンドは税米資産だけでも40億ドルとされ、パナマ文著やパラダイス文書にも、関連企業の錬金術についての指摘がある。

このように見てくると地下水脈で何か異変が起きているのではないか。


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