9/25(水)
(画像)FNN PRIME online
金正男氏暗殺の実行役として利用されたベトナム人のドアン・ティ・フオン元受刑者がFNNの取材に、事件に巻き込まれた一部始終を語った。フオンさんは金正男氏に「イタズラ」を仕掛ける際、一緒にいた北朝鮮工作員ミスターYが用意した黄色い液体を素手で扱っていた。その液体は猛毒の神経剤VX。顔にVXを塗りつけられた金正男氏は死亡。一方、VXを素手で触 . . . 本文を読む
アメリカが北朝鮮という弱小国に、翻弄されている。
いや、北朝鮮の金正恩委員長がアメリカによって、翻弄されているのかもしれない。
2月のハノイにおける第2回目の米朝首脳会談が、金正恩委員長がトランプ大統領に対して、過大な要求を行ったために物別れに終わってから、北朝鮮の核放棄をはかる米朝交渉が袋小路に向かっている。
そのわきで米中関係が激化する関税戦争によって、隘路にはまっている。
いまや、ア . . . 本文を読む
2019.7.2
会談したトランプ大統領(中央)と金正恩氏(左)。文大統領(右)は横で見ているだけか(ロイター)
ドナルド・トランプ米大統領は6月30日、南北軍事境界線がある板門店(パンムンジョム)で、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と約50分間会談し、現職の米大統領として初めて北朝鮮側に越境した。ツイッターから実現したとされる電撃会談の背景には、2月の米朝首脳会談決裂後、北 . . . 本文を読む
大阪における「日中首脳会談」も「米中首脳会談」も吹き飛んでしまった。ましてや「日米首脳会談」は定例会見のごとくで、新しいことはなかった。せっかく日本に来たのにプーチンもメルケルもモディも印象が薄かった。
突如、全世界のメディアが板門店に焦点を移したからだ。
韓国の米軍基地へ向かったエアフォースワンを追って、世界のメディアが板門店に飛んだ。急ごしらえの取材班ゆえにチームワークも取れない。だが、板 . . . 本文を読む
2019.05.04 (土)
日本は春爛漫の美しい季節だ。花のあとは瑞々しい若葉を愛でる。日本列島に住む私たちは、一人一人さまざまな課題や苦労があるにせよ、概して幸せだと思う。
そんなことを考え、北朝鮮に捕らわれている拉致被害者を想う。横田めぐみさんや増元るみ子さん、有本恵子さんをはじめ800人を超える拉致被害者は無事にすごしているだろうか。
4月から5月の北朝鮮は最も食糧が不足する。5月末 . . . 本文を読む
2019.4.24
ロシアへ向けて専用列車で出発した正恩氏(ロイター)
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は24日、特別列車で国境を越え、ロシア極東を訪問した。国境に接するハサン駅での歓迎式典出席後、ウラジオストクに向かった。25日にウラジーミル・プーチン大統領との初の首脳会談に臨む。2月の米朝首脳会談決裂後、最大の支援国だった中国すら国際制裁を順守する姿勢を見せるなか、正恩氏に . . . 本文を読む
2月末、8ヶ月ぶりにハノイで開かれた、鳴り物入りの米朝首脳会談が終わった。前日、私は都内の帝国ホテルで経営者団体に招かれて、講演を行った。
私は「もし予想が外れたとしたら、もう一度お招き下さって、なぜ予想が外れたのか、詳しくお話したいと思います。北朝鮮が核兵器を手放すことはありえない。明日から始まる米朝サミットは、成果がなく終わるでしよう」と、述べた。
米朝首脳会談の寸前まで、テレビにさまざま . . . 本文を読む
2019.04.06 (土)
2月末のベトナム・ハノイでの米朝首脳会談決裂後、金正恩朝鮮労働党委員長の足下が不穏である。
朝鮮問題の専門家、西岡力氏が3月22日にインターネットの「言論テレビ」で、北朝鮮の平壌を出発した保衛部の幹部5人、部長3人と課長2人が姿を消したと報じた。彼らは3月19日に平壌を出発し、中国との国境に近い新義州で昼食をとり、中朝国境の川、豆満江にかかる橋を渡り中国・丹東に向 . . . 本文を読む
2019.03.14 (木)
2月28日、ベトナムの首都ハノイで米朝首脳会談が決裂した。北朝鮮の大いなる誤算による決裂を、わが国の拉致問題解決の糸口にするには何をすべきか。首脳会談初日から2日目朝まで、うまくいっていた会談が突然決裂したのは何故か。
3月1日夜、私は「言論テレビ」特別番組で、前防衛大臣で自民党安全保障調査会会長の小野寺五典氏、朝鮮問題で第一線をひた走る「国家基本問題研究所」研究 . . . 本文を読む
2019.03.01
米朝首脳会談に臨む北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長(写真:The New York Times/Redux/アフロ)
二度目の米朝首脳会談は、想定し得る範囲で最悪の結果に終わったといえる。アメリカのドナルド・トランプ大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長による会談は2月27、28日にベトナム・ハノイで行われたが、合意文書の署名が見送られるなど、事実上の決裂となった。今後の交 . . . 本文を読む
日米のパセプション・ギャップ、今回も甚だしい差が浮き彫りになった。
「米朝首脳、合意に到らず」(産経)
「非核化、合意出来ず」(日本経済新聞)と結論が不鮮明な印象がある。
米国メディアはどうか。
「話し合いは崩壊」(ニューヨークタイムズ)
「失敗」(ウォールストリートジャーナル)
「取引なし、突然打ち切り」(ワシントンタイムズ)
「崩壊後、双方が独自の見解」(ワシントンポスト)
「 . . . 本文を読む
2019.02.16 (土)
トランプ米政権の北朝鮮担当特別代表、ステファン・ビーガン氏が、その職に就いて5カ月、初めて公式の場で講演した。
1月31日、スタンフォード大学での講演で明確になったのは、トランプ政権の対北朝鮮政策の進め方が変わるということだ。一口にいえば、北朝鮮が核廃棄を明確な形で成し遂げない限り見返りは与えないという、日本が繰り返し主張してきた原則論から、より柔軟な路線への移行 . . . 本文を読む
2019/01/30(テレ朝ニュース)
アメリカと北朝鮮の首脳会談が来月末にも開かれる見通しのなか、国連安全保障理事会の専門家パネルが「北朝鮮の核・ミサイル開発が継続中だ」とする最終報告書をまとめたことが分かりました。
最終報告書は北朝鮮の「寧辺(ニョンビョン)の核施設で去年2月から11月の間に新たな施設や水路の建設が衛星画像で確認」されたほか、米朝首脳会談が開かれた「去年6月中旬ごろには排水 . . . 本文を読む
CIA長官として秘密裏に訪朝したポンペオ(現国務長官)は、五月一日に金正恩と会見し、戦後初の米朝首脳会談の実現を取り付け、二回目の訪朝では人質三名を解放させ、特別機に同乗させた。
三回目は初めて平壌に宿泊し、帰路日本に立ち寄って日米韓の三カ国外相会議をこなし、そのあとベトナムへ飛んだ。
ボンペオ国務長官の。表向きの北朝鮮訪問は三回、ほかに秘密訪朝が二回有ると言われているが、公表はない。
さて . . . 本文を読む
2018.07.05
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長(提供:KNS/KCNA/AFP/アフロ)
本連載前回記事で、仮想通貨は「通貨の3要素」を満たしていないことなどについて述べたが、現物の紙幣や硬貨がなく匿名性が高いために、テロ組織への資金供与やマネーロンダリングなどに悪用されている現実もある。
最近では、「ダッシュ」「ジーキャッシュ」「モネロ」などのように、誰が誰に送金したのかを第三者が知る . . . 本文を読む