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東アジア歴史文化研究会

日本人の素晴らしい伝統と文化を再発見しよう
歴史の書き換えはすでに始まっている

「中国は何を隠しているのか?」 BRI(一帯一路)は165ヶ国 1兆3000億ドル(宮崎正弘国際情勢解題)

2023-11-11 | 中国の歴史・中国情勢
中国は何を隠しているのか? BRI(一帯一路)プロジェクトは世界165ヶ国で25000の工事を展開して、2001年からの累計で1兆3000億ドルを投じた。この間、米国の海外援助は600億ドルに過ぎない。 しかしBRIは厳しい融資条件のため、世界に「借金の罠」論が広がり、たとえばパキスタンは総額620億ドルを投じたとされるが、98%がタイドローン。融資の契約期間は平均が十年という短期、返済開始が . . . 本文を読む

哀悼の動き広まる中国・李克強前首相の「突然の死」の真相 国民に充満した不満のガスに“引火”しないか…習近平主席も注視

2023-11-07 | 中国の歴史・中国情勢
2023.11/6 改革派だった中国の李克強・前首相(写真/EPA=時事) 中国No.2の座を長く務めた李克強・前首相の死は中国本土のみならず、全世界を揺るがした。まだ68歳という若さであり、共産党幹部が次々と姿を消した後でもあったからだ。一体、中南海で何が起きているのか。ジャーナリストの峯村健司氏が迫る。 「元総理の李克強同志が2023年10月26日0時10分、休暇で滞在していた上海で心臓 . . . 本文を読む

李克強前首相が急逝し。安徽省合肥市郊外の旧宅に、数万の人々が花束をもって献花

2023-11-06 | 中国の歴史・中国情勢
首都の北京は第二の天安門事件をおそれて厳戒態勢を敷き、李首相が死亡した上海の病院も厳戒でしたが、安徽省は警備も緩やかで追悼の人々に交通規制をかけただけ。 まず人事をみると安徽省書記は韓俊(60歳)。山東省出身で前は吉林省長。博士号をもつ実務派で地方高官を転々とするタイプ。 同副書記の王清宅は省長も兼務。河北省出身の60歳で、法学博士。前は青島市書記だった。いずれも習近平との距離は不明。 しか . . . 本文を読む

南太平洋の島嶼国家へ中国の援助が半減していた 豪州の有力シンクタンク「ローウィ研究所」が報告書(宮崎正弘国際情勢解題)

2023-11-05 | 中国の歴史・中国情勢
太平洋の島嶼国家へ中国の援助が顕著に減少していると豪州シンクタンクが報告した。  シドニーが拠点の独立系シンクタンク「ローウィ研究所」の報告書(10月30日付け)に拠れば、南太平洋諸国の中国の信用へが著しく低下し、米・英、日本の影響力をめぐる競争が激化した。 中国の南太平洋への援助目的は長期的には軍事同盟、当面は政治的同盟国を企図しているとした。 https://www.lowyinstit . . . 本文を読む

中国新幹線の累積赤字(114兆円)も凄いが、各都市の地下鉄の赤字が露呈、従業員給与三ヶ月支給されず(宮崎正弘国際情勢解題)

2023-11-04 | 中国の歴史・中国情勢
中国経済の深刻な悪化をSNSで論じるとブロックされる状態が続いている。 最近、雲南省昆明市の「都市投資会議議事録」が流出した。地方政府の融資不良債権化と債務問題が明るみにでた。 氷山の一角に過ぎないが、昆明もまた債務危機に陥っていた。年末満期債務は邦貨換算で4000億円と見積もられる。このため従業員の社会保障資金まで流用され、従業員には3〜4カ月間給料が支払われていない。 つまり昆明市は破産 . . . 本文を読む

政治局常務委員が総出で、「最高財務会議」を開催していた。 虚しく謳われた『質の高い金融』って何だ?(宮崎正弘国際情勢解題)

2023-11-04 | 中国の歴史・中国情勢
 10月30日、31日、国際的には「香山フォーラム」開催中で、ちょうど同じ時期に中国共産党は政治局常務委員七名が総出で、「最高財務会議」を開催していた。  テーマは「監督強化、質の高い発展確保」だった。 この「中央金融工作会議」は、「金融監督を包括的に強化し、金融システムを改善し、金融サービスを最適化し、リスクを予防・解決し、中国の特色ある金融発展の道を探り、『質の高い金融』の発展を促進する」 . . . 本文を読む

〝次の天安門事件〟警戒 李克強氏への追悼が波紋 民主化運動に発展した過去「習指導部は偶像化を恐れている」

2023-10-31 | 中国の歴史・中国情勢
2023.10/30   李克強氏の死を悼み、花を手向ける市民ら(共同) 27日に急死した中国の李克強前首相を追悼する動きが広がっている。李氏の故郷・安徽(あんき)省では、多くの人々が花束を手向ける人々の姿が相次いでいる。これに対し、習近平指導部は警戒し、交流サイト(SNS)では、李氏の死去をめぐる主張や集いを禁じる . . . 本文を読む

深まる謎と波紋、李克強前首相の急死 習主席と確執…引退からわずか7カ月、突発の心臓病 重要閣僚ら動静不明、解任も

2023-10-31 | 中国の歴史・中国情勢
2023.10/30   2013年3月、首相に選出され、習主席(右)と握手する李氏(新華社=共同) 中国の李克強前首相(68)が27日、突発の心臓病で死去したと政府・共産党が発表し、波紋が広がっている。中国では長老として影響力を発揮する指導者が多く、今年3月の引退から7カ月後の急逝は異例だ。習近平指導部では重要閣僚 . . . 本文を読む

李克強前首相は知日派だったか? 安倍晋三を理解した一方で、小沢一郎宅にホームスティ(宮崎正弘国際情勢解題)

2023-10-29 | 中国の歴史・中国情勢
急死した李克強は心臓発作と言われるが、夏に敦煌を見学した写真をみると、健康そうで顔色も良い。台湾ではいちはやく暗殺説が行き交った。 ホテルのプールで斃れたなどと報道されているが、ホテルも入院した上海の病院も厳戒態勢で、立ち入り禁止となった。 李は安徽省合肥生まれで、戸籍上は胡錦濤と同じ、改革思想も同じ。経済学にあかるく中国経済の本質を知っていた逸話がある。 河南省書記時代に米国大使と会見し「 . . . 本文を読む

李克強前首相が突然いなくなった 心臓発作? 暗殺?? これで改革派の頭目が消えた(宮崎正弘国際情勢解題)

2023-10-28 | 中国の歴史・中国情勢
外相、国防相、ロケット部隊主任と政治委員などが消え、暗闘が奥の院で続いている。 こんなタイミングで李克強前首相が10月27日未明に上海市で死去した。享年68。死因は突発の心臓病としている。 何がおこっても不思議ではない国ゆえに暗殺説が囁かれているのも無理はないだろう。 . . . 本文を読む

習近平、極秘に中央銀行と外国為替委員会を訪問(宮崎正弘国際情勢解題)

2023-10-28 | 中国の歴史・中国情勢
習近平が就任から11年、初めて中央銀行を訪問したことが分かった。サウスチャイナモーニングポストが伝えた(10月25日、電子版)。 9月に中国から750億ドルのドルが海外へ流出し、不動産不況などで、中国経済が瀕死の状態にあることを、どうやら習近平は認識できたらしい。 それで中銀と同時に外国為替委員会の訪問が行われた。この 極秘訪問には劉鶴前副首相を伴った。 引退したはずの劉鶴が経済問題では顧問 . . . 本文を読む

中国税務当局、鴻海精密工業の事務所を捜索した。 捜査理由?「市場秩序をまもるため」とか。政治的理由はないとした(宮崎正弘国際情勢解題)

2023-10-28 | 中国の歴史・中国情勢
中国はこれまでにも、政治的理由から「難癖」をつけて企業や実業家に巨額の罰金を科したことがある。アリババしかり、テンセントしかり。日本企業や団体に関しては、何の理由もなく長期に拘束してきた。 10月21日、中国税務当局は中国国内の鴻海精密工業の事務所を捜索した。 台湾の実業家として知られる郭台銘は、中国ではフォックスコン (富士康科技集團) 創設者としても知られ、アップルのアイフォンを生産してい . . . 本文を読む

一帯一路、十年の成果とは借金の山と関係国の絶望だった 量から質へ方向転換? ということはこれまでは「悪質」だったのか?(宮崎正弘国際情勢解題)

2023-10-22 | 中国の歴史・中国情勢
北京のフォーラムから華やかさが消えていた。目立ったゲストはプーチンとオルバン、背の高いトカエフ(カザフ大統領)、ジョコ(インドネシア)、元首級はラオス、カンボジアくらい。 ムードを盛り上げようと中国のメディアは習近平を「一帯一路の総設計師」と褒めそやしていた。ゴーストタウンだらけ、天津の鳴り物入りの117階建て高層ビルは廃墟と化して、国内の建築ブームも終わっている。 習近平国家主席は演説で、一 . . . 本文を読む

中国軍の異変につづいて中国の中央銀行にも異常事態 副総裁逮捕につづき、中央銀行前書記を汚職で逮捕(宮崎正弘国際情勢解題)

2023-10-21 | 中国の歴史・中国情勢
2023年6月20日、中国人民銀行(中央銀行。米FRB、日本銀行に相当)の氾一飛が規律違反で逮捕された。 同年10月16日、今度は中銀の元書記だった劉連阿が『汚職』容疑で逮捕されたと裁判所が発表した。 外相、国防相、ロケット軍司令と政治委員、いずれも姿を消した。中国はいずれも逮捕ともなんとも発表しておらず行方不明のまま数ヶ月が過ぎた。 軍で異変が起きていることは想像がつくが、中国の中央銀行で . . . 本文を読む

中国がしかけた「アヘン戦争」は「フェンタニル」(「チャイナガール」) 中毒死は11万人。朝鮮戦争、ベトナム戦争の戦死者より多い(宮崎正弘国際情勢解題)

2023-10-08 | 中国の歴史・中国情勢
10月3日、バイデン政権は「麻薬戦争」の撲滅に乗り出した。 中国がしかけた「現代のアヘン戦争」とは致死性の高い合成オピオイド(麻薬鎮痛剤)「フェンタニル」(米国では「チャイナガール」と呼ばれる)だ。 ガーランド司法長官は「米国人に死をもたらすフェンタニルの国際供給網は多くの場合、中国の化学会社を起点としている」と非難し、この密造や密輸に関与した中国、香港を拠点の密造業者ならびにメキシコ、グアテ . . . 本文を読む