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東アジア歴史文化研究会

日本人の素晴らしい伝統と文化を再発見しよう
歴史の書き換えはすでに始まっている

「リンゴ日報」創業者 黎智英(ジミー・ライ)にノーベル平和賞を 米国連邦議会下院の「中国問題委員会」共同委員長らが(宮崎正弘国際情勢解題)

2024-02-05 | 中国の歴史・中国情勢
2月2日、米国連邦議会下院の「中国問題委員会」共同委員長のクリス・スミス下院議員とジェフリー・マークリー上院議員は、ノーベル平和賞委員会に宛てた書簡の中で、香港の「リンゴ日報」の創業者で中国の全体主義と闘う黎智英(ジミー・ライ)のノーベル平和賞にふさわしいと推薦した。 ジミーは雨傘運動のときから自らのポケットマネーおよそ5000万円を投じて、自由民主の学生運動を鼓舞し、香港自由化のイコンと讃えら . . . 本文を読む

猛烈な勢いで外国ファンドは中国株式市場から去った 期待をあつめたBYD、過去一年で44%の株価下落(宮崎正弘国際情勢解題)

2024-02-03 | 中国の歴史・中国情勢
外国ファンドの中国株式市場からの『エクソダス』が続いている。  1月に2900億ドルが中国から流れ出た2024年1月だけの集計で、中国株は10・9%、香港株が9・8%下落した。 『サウスチャイナ・モーニングポスト』(2024年2月1日)は、これを「最も強烈、また最も長い株式市場の停滞となるだろう」と書いた。 これまで中国に投資してきた外国ファンド、これで凡そ96%が逃げ切った。中国当局が国内 . . . 本文を読む

松田政策研究所チャンネル 特番『ごまかし続けた中国の2023年を総括する!』(ゲスト:宮崎正弘氏)

2024-02-01 | 中国の歴史・中国情勢
特番『ごまかし続けた中国の2023年を総括する!』(ゲスト:宮崎正弘氏) 松田政策研究所チャンネル https://www.youtube.com/watch?v=dCB8ulH2g4Y&t=1318s この特番はすでに15万回の視聴があったようで、またコメント欄が面白くて次の感想がありました。 曰く「宮崎氏の著作はリアリストならではのクールな感じなものが多いのに、トーク番組に出演 . . . 本文を読む

『中国経済 衰退の真実』田村秀男著(産経新聞出版) 数字をグラフにしてみると一目瞭然、中国経済は間違いなく衰退している そのゾンビを助けている世界でも珍しい愚昧な国がある

2024-01-31 | 中国の歴史・中国情勢
昨今、中国のネット空間で「中国衰退」と打ち込むと厳重に検閲され、書き込みは消去され、繰り返すと公安がやってくる。「衰退」はタブーである。 「64」(天安門事件)と記号で打ち込んでもダメ、言論統制は以前にも増して凄まじいことになっている。『趙紫陽』『胡耀邦』もダメ、『プーさん』もダメである。換言すれば、それほど習近平は経済運営に自信がないのである。 周りを見れば経済がわかるブレーンは殆ど不在、イ . . . 本文を読む

中国人はなぜ軍や警察を敵視しているのか 中国では賄賂を取りしまる警察が賄賂漬け(宮崎正弘国際情勢解題)

2024-01-29 | 中国の歴史・中国情勢
はい、中国では賄賂を取りしまる警察が、じつは賄賂漬けなのです。 大連、旅順、瀋陽(奉天)など日本に馴染みの深い遼寧省(人口4200万人)。その遼寧省警察トップが地元業者の不法行為を黙認し、巨額の賄賂を受け取っていた。 李文喜・元庁長は在任中に凡そ111億円の賄賂を受け取っていた。23年に執行猶予付きの死刑判決。手口は鉱山企業が違法採掘の捜査を逃れるため李庁長を買収した。 こうした体質はまるで . . . 本文を読む

中国の都市化比率は60%を超えて農村の荒廃に拍車 農業人口の激減と農作物の輸入激増、そして食糧輸入国へ(宮崎正弘国際情勢解題)

2024-01-24 | 中国の歴史・中国情勢
GM(genetically modified)とは、バイオ技術により遺伝子組み替え種子を意味する。中国農業部(MARA=農林水産省)は3年間の試験を経てGMトウモロコシ37品種とGM大豆14品種を承認した。 中国政府は都市化による農地激減、農家の労働力不足、農民の高齢化に加えて台風、洪水など天然災害による田畑の荒廃と砂漠化、慢性的水不足、過剰な化学肥料、土壌の劣化などで、農作物の自給自足体制が . . . 本文を読む

若者の失業率、五ヶ月ぶりに発表。14・9%に『改善』 23年度、中国のGDPは『目標の5・2%を達成』と李強首相は胸をはった(宮崎正弘国際情勢解題)

2024-01-20 | 中国の歴史・中国情勢
中国の株式に投資していた外国ファンド、2023年中にその87%を引き上げていたことが分かった。 外国ファンドは中国株を2350億ドル保有していたが、「将来に希望がない」として9割近くを引き上げた。英紙『フィナンシャル・タイムズ』等に拠れば、残高は23年末時点で307億ドル。 外国ファンド筋の中国への不信感は碧桂園、恒大集団など大手不動産開発企業の外貨建て債券の連続デフォルトが直接の原因であり、 . . . 本文を読む

「一つの中国」という妄想〜G・B・リー『満州国建国の正当性を弁護する』から 欧州は人口約6億で55の国。14億人もの中国に、台湾も統合されなければならないのか?(国際派日本人養成講座)

2024-01-16 | 中国の歴史・中国情勢
■1.台湾独立を許さない中国の妄想 台湾総統選挙が行われ、与党・民進党副総統の頼清徳氏が当選しました。蔡英文現総統の路線を継承して、日米と協調した対中抑止路線をとるものと見られます。 中国は頼氏を「独立派」だと非難していますが、現在の台湾が自由で民主的な大統領選挙も行える立派な独立国であることは誰の目にも明らかです。その台湾が独立を表明することは、絶対許さないという中共政権の異様さが改めて、浮 . . . 本文を読む

CIA筋「中国のロケット燃料を水で代用」 ロケット軍の汚職は、これからが粛清の本番(宮崎正弘国際情勢解題)

2024-01-11 | 中国の歴史・中国情勢
過去にも拙著で指摘してきた。「中国のミサイルは半分が囮、のこり半分は機能不全で飛ばない。使えるのは25%だが、大半は目標を外すだろう」 CIA筋が「中国のロケットの燃料に水が代用」とする報告をしているようだ。 ウクライナから鉄の塊を買って十年かけて空母に改良したのが中国海軍の第一号艦「遼寧」である。発着艦訓練で多くの犠牲がでた。遼寧は6万トン、全長305メートルで、艦載機は40機とされるが、写 . . . 本文を読む

投資とはそもそも自己責任で行うものである。投機心理とは儲かると聞けば後先かまわずアリのように群がる。(宮崎正弘国際情勢解題)

2024-01-09 | 中国の歴史・中国情勢
2024年1月5日、北京第一中級人民法院(東京高裁に相当)は、シャドーバンキングの大手「中殖集団」が申請していた破産申告を受理した。負債は公式で643億ドル。 受理理由は「返済能力がない」。同集団が販売した金融商品、「いわゆる理財商品の返済は不可能だ」とした。 中植集団の金融商品を買ったのは銀行などの金融機関より、個人投資家が多く、その数は15万人と言われる。常識外れの高利に釣られたのだが、何 . . . 本文を読む

中国金融行政は混沌、新機構へ再編はさらに混沌に拍車 「中央金融委員会」とか「国家金融監督管理総局」は何をする役所か?(宮崎正弘国際情勢解題)

2024-01-07 | 中国の歴史・中国情勢
2023年9月以来、中国政府は地方政府の債務抑制に乗り出してきた。 要は返済不能な融資平台の借金を、いかにして破産状態を誤魔化し、国民をとりあえず安心させて、「共産党にまかせておけば安心だ」という、誰も信じない神話をつくりだすことにある。手口は地方政府に新債券起債を許可し、傘下の投資会社が抱える「隠れ債務」の借り換えを促すのである。 初回の発行枠は30兆円規模。マジックは金利を3%台として、投 . . . 本文を読む

ASLM、中国向け半導体装置の出荷を直前に停止 半導体製造プロセスの中枢はリソグラフィ技術(宮崎正弘国際情勢解題)

2024-01-06 | 中国の歴史・中国情勢
ASLMはオランダ国籍で、世界最大のリソグラフィ技術を誇り、台湾、韓国、中国、米国、そして日本へ半導体製造装置を輸出してきた。2024年1月2日、ASLMはオランダ政府の輸出許可が下りなかったとして中国の半導体大手SMIC(中芯国際電路)向けの半導体装置NXT2050iとNXT2100を出荷直前に取りやめた。 すでに米国はASLMに対して「ツィンスキャンの「NXT1930Di」の輸出も禁止してい . . . 本文を読む

中国の「認知戦」専門チームは「311基地」の61716部隊 敵の人々の認識を誤断させるフェイク、脅迫情報をおくり続けよ(宮崎正弘国際情勢解題)

2024-01-05 | 中国の歴史・中国情勢
人間の知識を司る意識に巧妙に操作された攪乱、陽動情報、嘘の情報、フェイクなどを植え込んで戦意を削ぎ、モラルを弛緩させ、士気を低下させる高度な情報戦争が「認知戦」で認識の領域に侵入し、敵の総合戦略を麻痺させる。 嘗ては地下出版や風船によるビラの散布、潜入スパイのたれ流した嘘情報からはじまって筆跡をまねた手紙、命令書の偽造もあった。印鑑も偽造した。 近年の情報操作の戦場はラジオ、テレビ、新聞からネ . . . 本文を読む

中国、ロケット軍司令官を海軍から。国防相も海軍から 軍内部に何か重大な事件が起きているのではないか?(宮崎正弘国際情勢解題)

2024-01-02 | 中国の歴史・中国情勢
年の瀬も押し迫った12月29日、中国の全人代常務委員会は長らく『空席』だった国防相に董軍・前海軍司令官を充てるとした。国防相は軍のナンバー3にあたる。 董軍はただちに習近平国家主席の任命を受けて就任した。董軍・新国防相は海軍出身。海軍副参謀長、東海艦隊副司令官、南部戦区副司令官を歴任、2021〜23年に海軍司令官を務めていた。 2023年3月に「習近平に近い」との観測から国防相ポストにあった李 . . . 本文を読む