kintyre's Diary 新館

野球(西武ファン)や映画観賞記等を書き綴っています。野球のオフ期には関心の高いニュース等も取り上げています。

映画『シャドー・チェイサー』をみて

2012-11-12 22:44:58 | アメリカ映画 2012

12-87.シャドー・チェイサー
■原題:The Cold light Of Day
■製作年、国:2012年、アメリカ
■上映時間:93分
■字幕:岡田壮平
■観賞日:11月10日、シネマスクエアとうきゅう(歌舞伎町)
■料金:1,800円

 

□監督:マブルク・エル・メクリ
◆シガーニー・ウィーヴァー(ジーン・キャラック)
◆ブルース・ウィリス(マーティン・ショー)
◆ヘンリー・カヴィル(ウィル・ショー)
◆ヴェロニカ・エチェギ(ルシア・カルデラ)
◆ロシュディ・ゼム(ザヒール)
◆キャロライン・グッドオール(ローリー・ショー)
◆ラフィ・ガヴロン(ジョシュ・ショー)
◆エマ・ハミルトン(ダラ・コリンズ)

【この映画について】
普通の青年がCIAやモサドが絡む陰謀に巻き込まれて行く様子を、スペインの街並を舞台にアクションたっぷりに描く。“The Cold Light of Day”という原題も物語っているように、光と影のコントラストの強い映像が特徴的だ。
父親の影の姿を追いかけて真実を知り、精悍に変化していく主人公のウィルを演じるのは、『インモータルズ─神々の戦い─』のヘンリー・カヴィル。ウィルの父親・マーティンを演じるブルース・ウィリス、マーティンの同僚であるCIAエージェント・キャラックを演じるシガニー・ウィーヴァーらベテラン俳優の演技も見応えがある。監督は『その男 ヴァン・ダム』を手がけたチュニジア系フランス人のマブルク・エル・メクリ。
(この項、gooより転載しました)
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
休暇を過ごす家族に会うためにスペインの空港に降り立ったアメリカ人青年ウィル・ショー。トラブル続きの仕事を放り出してきた彼の顔には、疲れの色が色濃く滲んでいた。迎えに来たのは、大使館関係の仕事をしている厳格な父マーティン。
だが、2人の関係は長年うまく行っていなかった。母ローリー、弟ジョシュ、その恋人ダラと合流したウィルだったが、一家揃ってのディナー中、自分の会社が破産したという電話を受け、ショックからその場の雰囲気を台無しにしてしまう。

翌日、気まずくなって外出したウィルが戻ると、家族のクルーザーは何者かによって荒らされ、全員が失踪。警察に捜索を依頼したウィルは、なぜか警官たちの襲撃を受けてしまう。その窮地を救ったのはマーティンだった。
家族全員が武装集団に連れ去られたと語るマーティンは、自分がCIAの工作員であることを告白。驚くウィルをよそに、CIAの同僚ジーン・キャラックとマドリードで合流して協力を要請する。犯人に関して、“ブリーフケースを奪われた連中だ。24時間以内に返さないと家族が殺される”という2人の会話をウィルが耳にした次の瞬間、マーティンが何者かに狙撃されて死亡。

ウィルは、父の拳銃と携帯電話を手に無我夢中で走り出す。必死の逃避行の末、アメリカ大使館に駆け込むが、家族が拉致されたという彼の訴えを職員は取り合わず、反対に警官殺しの容疑を掛けられてしまう。その場から逃走したウィルに、やがて犯人から電話が。“ブリーフケースか、家族の命のどちらかだ。午後6時に太陽の門に来い”。だが、ウィルにはまったく事情が理解できない。マーティンが巻き込まれた陰謀とは一体何なのか?正体不明の犯人が要求するブリーフケースとは何なのか……?

この映画、シガーニー・ウィーヴァーとブルース・ウィリスという80~90年代の映画界を沸かせた男女スターが出演しているので、それだけでワクワクするのが「普通」である。ただし、結論を先に言ってしまうと「脚本が拙かった」という事になる。肝心のブルース・ウィリスは序盤に何者かに狙撃されて落命するとは「ダイ・ハード」とは正反対の展開。
こうなると息子のウィルが頼りになる展開なのは明快なのだが、ウィルは休暇でスペインに来た営業マンで実は会社が倒産した事を休暇先で知ったばかりだった男。CIA工作員だった父とは違って一介の営業マンがスペインで父が関わっていた謀略に巻き込まれるという展開が続くのだが、ウィルは父が持っていたイスラエル情報機関の機密事項が入ったブリーフケースが狙われていることに気付く。

だが、このブリーフケースの内容についての説明が無いばかりか、どのような情報が詰っているのか明快では無い。このケースを巡ってマドリード市内でカーチェースを繰り広げるが、これが一番の見どころだった。
結局はジーンはザヒールにブリーフケースを奪い返されてジ・エンド。この追跡劇の副産物として父マーティンはスペインで「トム」という名でスペイン人女性との間に家族を持ち、その娘が途中で知り合った「ルシア」だった。という事はルシアとウィルは異母兄妹関係にある。そのウィルは父の跡を継いでCIAへとリクルートされた。

営業マンからCIAとは随分と極端なリクルートとなった。

二人のスターが出演していながら何故話題にならなかったのかは、やはり隙間だらけの脚本が原因であろう。ブルース・ウィリスが序盤で狙撃されて亡くなるなら、よほど重要な情報が入ったブリーフケースを持っていたのだろうが、その辺のくだりが分かり辛かった。
それにしてもシガーニー・ウィーヴァーはエイリアン・シリーズでの正義感溢れる役から、一癖のある役柄が最近多いようだがこれからもこういう路線を歩むのでしょうか?



最新の画像もっと見る

コメントを投稿