kintyre's Diary 新館

野球(西武ファン)や映画観賞記等を書き綴っています。野球のオフ期には関心の高いニュース等も取り上げています。

12月鑑賞映画一覧~Part 1

2014-12-20 17:13:03 | 映画全般

14-96.フューリー(アメリカ)


ブラッド・ピット主役の戦争映画。時は1945年4月、ブラピは戦車「フューリー」を率いてナチス・ドイ
ツ軍と対峙する司令官。
ストーリーはそこに
補充の新平として配属されたノーマンとウォーダディー(ブラピ)との絆を中心に
描かれている。厳しい戦況を固い絆で乗り切ってきた部隊だが
ドイツ軍の地雷に触れてしまい走行
不能に陥り、部隊は森への逃亡を主張するが隊長のウォーダディーだけは残ることを選択。ドイツ
軍に包囲
されながらも果敢に戦いを挑むも部隊は全滅、ノーマンだけが生き残った。
単なる戦争映画ではない、部隊間のや一時的な恋愛ドラマも盛り込
んだ人間ドラマも見所だ。ブラ
ピの代表作の一つになるのは間違い無い。


14-97.クローバー(日本)


1997年から連載がスタートした稚野鳥子の人気コミックを実写化したラブロマンス。あるホテルで働
く恋愛べたなOLと、クールで女性経験豊富な上司が織り成す恋の行方を追い掛けていく。恋愛べた
なOLを武井咲が演じ、対照的にニコリともしない上司との恋愛の行方が気になる典型的なデート映
画かな。何か何まで対照的な二人の恋に、OLに恋心を抱いていた幼馴染と上司の方には社内に強
力なライバルが出現したりで恋の行方はハラハラドキドキするが、やはり、最後は土壇場でハッピー
エンド。まあ、大体予想の範囲内でした。

14-98.あと1センチの恋(イギリス・ドイツ)


『P.S.アイラヴユー』の原作者としても知られるセシリア・アハーンの「愛は虹の向­こうに」を基に、友達
以上恋人未満の男女の擦れ違いを描くラブストーリー。6歳のころ­から全てを共有してきた男女が思い
を伝えられず、それぞれの人生を歩むことになりなが­らも、思いも寄らぬ運命へと導かれていくプロセス
を映す。主演は、元ジェネシスのドラマー、フィル・コリンズの娘リリー・コリンズ。
幼馴染として常に身近な存在だった一組のアベック、高校卒業のパーティーで彼女が酒に酔ってしまっ
たことで言えなかった一言が、二人の運命を大きく左右してしまう。お互い恋愛感情を持ちながらも、
中々気持ちを吐露出来ず、一度は別れてしまった運命の糸は、再び、ある時点で交わる。良くある、幼
馴染の恋の行方物語。スクリーンを観ながら、このアベックの歯痒さを身近に感じるか人ごとに思えた
り出来る。意外と面白かった。

14-99.おやすみなさいを言えなくて(アイルランド・スウェーデン・ノルウェー)


報道写真家のレベッカは愛する家族の理解に支えられ、世界各地の紛争地域を取材で飛び回っていた。
常に家族と一緒にいられなくても全て順調だと思っていたが、取材中に巻き込まれた事故を心配した家
族から危険な場所へは二度と行かないと約束させられる。
家族は母が危険な場所(アフガン、コンゴなど)へ行くことに理解を示しているようで、実は、母の安否を
気にしながらの生活に、特に、留守を預かる夫は精神的にも参っていた。その取材先での自爆事故に
巻き込まれたことをきっかけに海外取材は封印。だが、娘の夏休みの自由研究の取材に同行する形で
アフリカの戦地へ赴いたが、安全な筈だった現地で戦闘に巻き込まれ九死に一生を得る形で帰国、この
事を知らなかった夫は激怒して彼女を追い出してしまう。
ジュリエット・ビノシュ演じる報道カメラマン、彼女の芯のある演技は流石だと思った。この家族、夫が紛争
地へ赴く妻の留守を預かると言う日本だと恐らく逆だろうパターンがポイント。最後は分かりあえて戻って
来る事を許されたが、戦地の最前線で取材するのを国内で待つ家族の辛さも同時に描かれていたのが
良かった。

14-100.6歳のボクが、大人になるまで(アメリカ)


一組の家族を同じキャストで追っている、主役の男の子の6歳から高校卒業までを、普通なら年代毎に
違うキャストで撮影するのに、ここでは同一人物が演じている。従って、父親役のイーサン・ホークも母親
役のパトリシア・アークエットも等しく12年間歳を取っているが、やはり、少年時代(映画の原題)の12
年間はその成長度がはっきりと分かる。
監督のリチャード・リンクレイターはよくも12年間、辛抱して作品に仕上げたものだ。また、製作会社や
スポンサーも12年間辛抱した甲斐がある出来栄えだ。観客もスクリーンを通してこの一家の進む方向
や子供の成長を観ながら、応援したくなるような作品だった。きっと、賞レースで話題になることが多くな
る予感がする作品だ。

14-101.毛皮のヴィーナス(フランス・ポーランド)


名監督ロマン・ポランスキーが自身の妻であるエマニュエル・セニエを主演に起用し、マチュー・アマル
リック演じる演出家の男トマが無名の女優ワンダに次第に魅了されていくさまを描くサスペンス。
キャストもこの二人だけで進行し、劇場でオーディションを受けると言う設定で、まるで舞台劇を観て
いるような感覚だ。オーディションが進むにつれワンダはますますトマを魅了し、二人の間の力関係は
逆転。役を超えてトマ自身がワンダに支配されることに悦びを感じていく様子を描いている。
セニエは夫のポランスキーが監督をしているという安心感?からか、伸び伸びと演技をしているし
終盤は彼女の独断場となり、サービスショットまで披露している。前作の「おとなのけんか」も舞台劇
の映画化作品だったが、今作も舞台そのものだ。オープニングのショットは流石だと感じた。



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