kintyre's Diary 新館

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映画『サイド・エフェクト』を観て

2013-09-10 23:14:32 | 映画・ドラマ、アクション

13-70.サイド・エフェクト
■原題:Side Effects
■製作年、国:2013年、アメリカ
■上映時間:106分
■料金:1,800円
■観賞日:9月9日、TOHOシネマズみゆき座(日比谷)



□監督・撮影・編集:スティーヴン・ソダーバーグ
◆ジュード・ロウ
◆ルーニー・メーラ
◆キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
◆チャニング・テイタム
◆ヴィネッサ・ショウ
◆アン・ダウド
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
 『トラフィック』などのスティーヴン・ソダーバーグ監督が放つサスペンス。新薬の副作用によって夢遊病となり、夫を殺害してしまった女性と、その悲劇の裏側に隠された真実を、彼女の治療にあたった精神科医が暴こうと奔走するさまを活写。
金融マンであった夫マーティンが違法株取引で逮捕されたのを機に、以前にったうつ病を再発させてしまったエミリーは、交通事故や自殺未遂を引き起こすように。診察にあたる精神科医バンクスは、かつて彼女を診ていたシーバート博士に相談。エミリーが抱える症状の詳細を聞き出し、彼女の了承も得て抗鬱剤の新薬アブリクサを投与する。症状が快方に向かっていたある日、マーティンがナイフで刺されるという事件が起き……。

エミリーがマーティンを包丁で惨殺したあたりから、犯人探しの捜査が始まるのだが、医師として新薬を投与し、それが回復に向うことは望ましいことだが、実はそこに副作用(サイド・エフェクト)があり、それが元でエミリーが夫への殺人を犯した。夫役のチャニング・テイタムはマッチョ系の役より頼りなげな男の方が似合っているかも。
エミリーは
鬱病になって新薬をもらって、その副作用(サイド・エフェクト)で夫を殺害したと見せかけることで「アブリクス」株の急落を受けての他社株の高騰によって金を手に入れる!」という計画を企てる。
これで一番損してしまったのは精神科医バンクスで、世間からの批判に晒されて挙句の果てにはオフィスからは追放される。しかも彼の古傷でもある“昔の疑惑”をこのタイミングで蒸し返され、妻子には逃げられると踏んだりけったっり。

それでもエミリーの担当医という立場をフル活用して、薬物の副作用によって殺人を犯したということになっているはずの彼女に待っているのは、さらなる薬漬けの命令だ。無罪放免かと思われたエミリーは精神病院行き&クスリ漬けになりぼんやりと窓の外を無表情で眺めるのだった。バンクスは妻子とも寄りを戻すことに成功し元の生活に戻って行った。

二転三転するストーリーだが、ソダーバーグ監督が薬物大国アメリカの暗部に彼独自の視点で切り込んだ作品と言えるだろう。ジュード・ロウは難しい役所だったが、その演技力は流石だった。



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