kintyre's Diary 新館

野球(西武ファン)や映画観賞記等を書き綴っています。野球のオフ期には関心の高いニュース等も取り上げています。

FA片岡、読売移籍を表明

2013-12-01 20:33:02 | 野球全般

【片岡、FA移籍表明】
埼玉西武からフリーエージェント(FA)宣言した片岡治大内野手、読売への移籍を表明した。「小さいころからのファンであるし、後悔しない選択自分でした」と語った。午前中に読売に連絡を入れたという。古巣、オリ、楽天には断念の気持ちを伝えたそうだ。
片岡は「最後まで悩みましたし、西武のみんなと一緒にやりたい気持ちが強かったので本当に複雑な気持ち。どこに行っても不安はあると思いますし、本当に勝負していかないといけない」と語っているようだ。白々しいね、今更さ~。

今季のFA戦線では埼玉西武から涌井、片岡の2選手がFA宣言、球団は宣言後の残留も認めていたが移籍を選んだ。涌井はまだ態度を保留しているが、既に千葉ロッテと面談しており移籍表明は時間の問題だろう。
片岡がFAするか否か迷っているとシーズン終了直後のコメントにあったが、個人的には「何を迷っている?」だって残留するんでしょ?って西武ファンなら皆が思っていた筈ですから。それが、日が経つに従って、彼のコメントから西武愛を感じさせるものはなく移籍に心が傾いているとの記事を読んで信じられない気持で一杯だった。あれだけファンとの交流を大事にし、明るいキャラで親しまれていたのに、あれは何だったの?てね。

FA宣言後、球団は現状維持の9500万円、単年契約を提示したとの報道。ここ3年の出場試合平均が70位で、今季も夏場に長期離脱があったので、現状維持でも事実上「アップ」とも解釈出来る提示額。仮にFAでなければダウン提示でも文句言えないよね1位になれなかったし。
単年契約については残留するなら単年は基本だろうけど、宣言残留したことでトレードさえなければ西武で現役を終える路線まっしぐら?だったので引退後の生活も保証されたでしょう。

その球団の提示が妥当か否かは別として、オリックスや東北楽天とも面談した片岡だったが、この2球団へ行くくらいなら最初から残留でしょう。一時は中日が名乗り上げるとの憶測記事もあったが、ここで後出しジャンケン的に本命の「読売(これからYGと書きます)」が井端獲得表明後に名乗り上げます。
ところがYGが表明する前にスポーツ紙には「片岡、YG入団決意」のような記事が。そこには「YGが憧れだった」彼自身も両親もYG入りを勧めているとのこと。当初は西武のみんなと一緒にやりたい云々との記事もあったけど、あれは何だったの?カムフラージュか?

そして、今日、まるで12月に入るのを待ってましたと言わんばかりに「YG入り決意」の記事が出ました。やっぱり、そうか!西武ファンの落胆は大きいです、彼の残した数字以上だけでは判断出来ない、それ以上の衝撃は図り知れません。
寄りによって...西武ファンが一番嫌っているのはパではSB,セではYGですからね。FAでこの2球団に移籍するとは!「西武の片岡を応援」していたので、どこに行っても応援する訳ではありませんからね。

【球団編成はもっと引留め交渉を】
その怒りを選手一人だけに向けるのは気の毒な気もしますが、球団編成部の責任、特に鈴木部長の責任問題にも発展しかねませんよ。片岡、涌井に加えてヘルマン、サファテの外国人選手の退団も決定的で、入団が決まっているのは横浜DeNAを不振で解雇された「ひちょりとラミレス」では戦力ダウン著しいです。奮発してバルディリスとかモーガンでも獲得するなら話は別ですがね。閑話休題。

【FA移籍選手の末路】
さて、片岡ですが「YG移籍=裏切り」と西武ファンは判断するでしょう。ファンの多かった片岡ですが、そのファンの今までの応援に感謝するどころか、ファンに唾を吐く様な移籍はオープン戦や交流戦での対戦では全観衆から激しいブーイングを浴びるでしょう、それは和田の比では無いですね。
今日の彼のコメントを見ても分かるように「小さいころからの(YG)ファンであるし、後悔しない選択を自分でした」と言っていますからね。これは西武ファンの心情を逆撫でするだけです。「YGファンだったので我慢して西武でプレイしてきた。このまま西武でプレイすると後悔するので移籍する」これが彼の本音だったのでしょう。豊田はFAでYG移籍を決めた時に「残留は甘えに繋がる」と、これまた西武ファンを逆上させるコメントを発して去りました。

ハムの小笠原はYG移籍を決めるとき、ハムのフロントと何度も会談を重ねて決してハムファンを悲しませるようなコメントは発しませんでした。だから、交流戦で札幌Dに戻って来てもブーイングは無かった(少なかった?)と記憶しています。そんな彼でさえ、今季YGを不本意な形で去ることになりました。

片岡も豊田も本音では西武でのプレイが嫌だったことになります。西武よりYGの方が金銭的にも恵まれているし、退団しても一生「元YG」の肩書を得ることが出来ます。だが、果たしてそうでしょうか?確かに目先の年俸は西武より格段に良いのは事実、だが、YGにFA移籍した選手の末路は悲惨です。最近、あれだけ憧れてYG移籍した清原がYGは富士山のように、遠くから見ると美しく輝いているが実際は逆だったと語っているのが良い例です。
落合は清原入団で追われ、江藤は小久保入団で追われ、工藤は門倉入団で追われ、藤井は村田入団で追われ、小笠原は中日移籍、広沢は阪神移籍、豊田は広島移籍、清原はオリックス移籍で現役を終え、まともに現役を全うしコーチ就任まで果たした川口は異例中の異例。杉内、村田がどうなるかは分かりませんが、ここ3年で70試合平均の出場で3割未到達の片岡では余程頑張らないと2年契約全うしたら戦力外かも。

西武からはFAで移籍した選手が12球団で最多ですが移籍した選手の末路は本当に哀れです。その代表例は石毛でしょう。
石毛は黄金期にプリンスHからドラ1で入団、新人王を獲得(セはYGの原だった)し主将としてチームを牽引し、誰もが幹部候補と考えていた。だが、私生活の乱れから現役の晩年に根本氏に請われてFAで弱小球団だったダイエー移籍を敢行。ポスト王として迎えられたが、ここでも球団幹部と衝突して退団、オリックス監督就任もアマチュア感覚が抜けない采配でチームをボロボロにして1年で解雇。
こうなったら戻る所はありません。FA移籍した選手は基本的に監督、コーチ、球団職員、チームスタッフ全ての可能性が無くなることを意味します。工藤は後輩監督の希望で1年だけ戻りましたが、これは異例中の異例ですが監督・コーチの可能性は別問題です。彼もFA移籍時に球団ともめましたから。
石毛その後、四国ILを立ち上げたもののここも辞めてしまい、今は何をしているかって?何度か球場で息子らしき人とひっそりと観戦している姿をみかけました。何年か前のライオンズ・クラシックでアドバイザー?的な仕事を単発でしていたけど、伊原監督が就任しても声は掛りませんでした。これがFA選手の末路ですし、清原も球団に戻る事は困難です。

片岡のFA移籍決断は、こうして石毛や清原と同じ運命を辿ります。勿論、自分だけは一生「元YG選手」として悠々自適の生活を加藤綾子アナと過ごそうと考えているでしょうが「甘い!」です。現役引退しても西武の息のかかった放送局の仕事も無いでしょうし、西武OBとしても二度と行事に呼ばれる事(単発以外は)も無いでしょう。それが現実です。

原から「ヤス」と呼ばれて「背番号8」を提示されて嬉しかった?森脇オリ監督も「ヤス」と呼んでいるそうですが...。



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2 コメント

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Unknown (kintyre)
2014-02-12 04:16:40
楽天もFA獲得目指して面談した片岡、まあ、本人の
決断ですから。本人が引退後に後悔しようが否や
無関心です。
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裏切り者カス岡 (石田三成)
2014-02-12 01:13:39
楽天ファンだけど、結局カス岡は伊原軍曹がイヤで
且つカトパンと禁則事項ですしたいからわざわざ
ゴミ売に魂売ったんじゃねwww しかも大した選手
じゃないし(楽天も二塁に藤田いるからいらない)
せいぜいカトパンとヨロシクしてろやカス岡www
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