kintyre's Diary 新館

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映画『アンナ・カレーニナ』を観て~アカデミー賞受賞作品

2013-04-07 22:41:20 | ヨーロッパ映画

12-30.アンナ・カレーニナ
■原題:Anna Karenina
■製作年、国:2012年、イギリス
■上映時間:130分
■観賞日:4月7日、TOHOシネマズ渋谷(渋谷)
■料金:1,800円

 

□監督:ジョー・ライト
◆キーラ・ナイトレイ(アンナ・カレーニナ)
◆ジュード・ロウ(カレーニン)
◆アーロン・テイラー=ジョンソン(ヴロンスキー)
◆ケリー・マクドナルド(ドリー)
◆マシュー・マクファディン(オブロンスキー)
◆ドーナル・グリーソン(リョーヴィン)
◆ルース・ウィルソン(プリンセス・ベッツィー・トヴェルスカヤ)
◆エミリー・ワトソン(リディア・イワノヴナ伯爵夫人)
【この映画について】
ロシアの文豪L・N・トルストイの代表作を実写化した大作ドラマ。19世紀ロシアを舞台に、青年将校に惹(ひ)かれたのを機に政府高官である夫との愛のない結婚や社交界から離れようと決意した女性に振り掛かる試練を追う。
メガホンを取るのは、『つぐない』『ハンナ』などの鬼才ジョー・ライト。『つぐない』でライト監督と組んだキーラ・ナイトレイが、許されぬ恋に身を焦がしながらも自分らしく生きようとするヒロインのアンナ・カレーニナを熱演。実力派スターが集結した豪華な共演陣、豪華絢爛(けんらん)な衣装や美術も見どころだ。(この項、シネマトゥデイより転載しました)
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
19世紀末、帝政末期を迎えているロシア。サンクト・ペテルブルクで社交界の華と謳われる美貌の持ち主アンナ・カレーニナは、政府高官を務める夫カレーニンに愛情を持てずにいた。モスクワへ向かう中、騎兵将校のヴロンスキーと出会ったアンナ。二人は一目見たときから恋に落ちてしまう。自制心を働かせようとするも、舞踏会で再会したときには燃えさかる情熱を止めることができなくなっていた。アンナは社交界も夫も捨てヴロンスキーとの愛に身を投じるが、それは同時に破滅へと向かうことになっていく……。

「アンナ・カレーニナ」はロシアの文豪トルストイの名作(私は未読ですが)で過去にも映画化されている作品、しかし、私はその数度の映画化された時は観ていないので、今回初めて観た。
アンナは18歳で将来有望な政府高官である夫と結婚したものの、その美貌で社交界から注目を浴びていたものの、やはり18歳で愛情の無い(薄い?)結婚は悩みの種だったとみえて、若くて美男子のヴロンスキーとの出会いが彼女の人生を変えてしまったというお話。夫カレーニン(カレーニンの妻だから「カレーニナ」)との間に生まれた一粒種をヴロンスキーとの交際で失いかねない苦悩を抱えながらも、ヴロンスキーとの交際を続けるが、若いヴロンスキーとの交際は彼を目当てに寄って来る他の女性のアタックにも悩まされ始める。結局、最後は列車への投身自殺という悲劇で終わる。
アンナを演じたキーラ・ナイトレイの美貌、ヴロンスキーを演じたアーロン・テイラー=ジョンソンの美貌、この二人の美しい姿は必見だがキーラ・ナイトレイには演技力も備わっているのと彼女が身に纏っていた美しい衣装もこの映画の見どころ。アカデミー賞の衣装デザイン賞を受賞したのも納得だが、受賞を争った故石岡瑛子氏が2度目の受賞を逃したのは残念だった。
監督のジョー・ライトは、映画ながら個々のシーンを舞台で観ているようなスタイルで繋いで行く形を採るユニークな演出で作品として見事に纏め上げたその編集力は見事だった。



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