Peace Waveの平和な日々~行く雲、流れる水のように~

気が向いたら、ボチボチ更新しようかと・・。(笑)

嵐の中の母子像

2011年03月18日 | 広島のオススメ!

平和記念公園の正面・・といえば、原爆資料館のある、通称”100m道路”こと、平和大道りに面した南側。

その公園入り口のど真ん中、1番手前に、一際目立つ像がある。

それが「嵐の中の母子像」である。

 

「右手で乳飲み子を抱え、左手で幼児を背負おうとしながら、前かがみ姿勢で生き抜こうとする母の姿を表す」この像は、「わだつみの像」をはじめ、人間愛に満ちた多くのモニュメントを残している札幌出身の彫刻家、本郷新によるもの。
 

1959(昭和34)年第5回原水爆禁止世界大会が開かれた際、原水爆禁止日本協議会から、当時の浜井広島市長に、原水爆禁止運動推進への感謝のしるしとして、この像の原型となった石こう像が贈られ、その後、この大会の成功のために尽力した広島市婦人会連合会が、平和記念公園への設置を呼びかけ、ブロンズ像にするための募金活動を行って1960年8月5日に建立され、広島市に寄贈されたものだという。

原型となった石こう像は、現在、札幌市にある本郷新記念館(札幌彫刻美術館)に展示されている。



「核兵器廃絶への限りない努力を呼びかける」のが建立の目的とある。
 
 
 
身を挺して我が子を守るように、覆いかぶさるように子を抱く姿、さらに後ろにもう1人の子をかばいつつも、前へ進もうとする姿は、母親の力強い愛情を感じさせる。
 
 
 
自らを犠牲にしながら、か弱き者を守りつつ、困難の中、前進する・・。
 
 
 

平和への歩み、復興への歩みは、この「嵐の中の母子像」の母親の姿のように成されるものなのだろう。

 

 

 

 
 



光の国からツイート

2011年03月16日 | 人生覚書き

 m78_ultraman

[ぜんこくのおともだちへ]

じしんがつづいてこわいかもしれないけれど、おとうさんやおかあさん、まわりのおとなのひとのいうことをきいていれば、だいじょうぶ。きみのことは、ぼくや、みんながまもるよ。きょうはゆっくりおやすみ。   (2011.3.12)

http://twitter.com/m78_ultraman

 

「普段は宇宙にいるため、なかなか更新出来ませんが、時々スタッフが宇宙から電波を拾ったり、地球に来た時に更新するかもしれません。」・・と自己紹介にある、ウルトラマンのタイムリーな”つぶやき”・・。

ウルトラマンもtwitter、やってたのね・・。

ありがとう!ウルトラマン!


世界に誇れる日本人の高い精神性

2011年03月15日 | 最近、思うコト

ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は12日、「不屈の日本」と題する社説を掲載し、日本の技術力と備えをたたえ、「日本は経済が低迷し、政治家の失態に国民の大部分は当惑しているが間違ってはいけない。日本の産業力は依然として偉大だ」と述べた。

今回の地震で高いビルは持ちこたえたコトに、”地震大国”である日本が、100年以上にわたって建物の耐震化をしてきた成果である・・と、たたえている。

93年完成の横浜ランドマークタワーの高さ971フィート(約296メートル)は、地震大国では驚異的で、最先端の建築工学を駆使できる技術と富があって初めて可能」とし、’07年導入の緊急地震速報「世界最先端の技術」と紹介、11日の地震発生時にも有効に機能したコトを評価した。

 

またニューヨーク・タイムズ(電子版)は11日、ニコラス・クリストフ氏「日本へのお悔やみ、そして称賛」と題するコラムを掲載し、その中で、阪神大震災時の取材で、崩壊した商店街で略奪がほとんどなかったコトや、支援物資の奪い合いが生じなかった事例を紹介。

「我慢」という日本語を引き合いに「日本人の忍耐力や冷静さ、秩序は実に高潔だった」と、日本人の精神力の強さをたたえ、今後、それらが示されるだろうと、復興に向けてエールを送った。

 

おとなりの中国でも、日本人の冷静さを絶賛し、「マナー世界一」(!)の声もあがっているという。

非常事態にもかかわらず、「日本人は冷静で礼儀正しい」と絶賛する声が、インターネットの書き込みなどに相次いでいるそうだ。

 

 

「ツイッター」の中国版「微博」では、ビルの中で足止めされた通勤客が階段で、通行の妨げにならないよう両脇に座って通路を確保している写真が11日夜に投稿され、(こうしたマナーの良さは)教育の結果。(日中の順位が逆転した)国内総生産(GDP)の規模だけで得られるものではない」とのコメントが・・。

我々、日本人の感覚からすれば、ごく当り前に感じるこの光景であるが、この”つぶやき”は、実に7万回以上(!)も転載され、「中国は50年後でも実現できない」「とても感動的」「われわれも学ぶべきだ」・・との反響の声が殺到したという。

 

普段は日本に厳しい論調が多いという中国の国際情報紙、環球時報も、12日付の大震災を1面で取り上げた記事の見出しで「日本人の冷静さに世界が感心」と報じ、(東京では)数百人が広場に避難したが、男性は女性を助け、ゴミ一つ落ちていなかった」と紹介した。


他にも「日本の民衆の『落ち着き』が強い印象を与えている」(第一財経日報)、「日本人はなぜこんなに冷静なのか」(新京報)・・と、東日本大震災について、中国メディアが相次いでこうした記事を報じている。
 

2008年の四川大地震では、一部で大きな混乱も伝えられていたため、驚きをもって、日本の震災の報道に注目しているようだ。

 

中国中央テレビのアナウンサーは、被災地に中国語の案内があるコトに驚き、「外国人にも配慮をする日本に、とても感動します」とレポート、報道を見た北京市の女性は「すごい!日本人の中には『道徳』という血が流れているのだと思う」朝日新聞に語ったそうだ。 

  

―こうした報道を見る時、我々、日本人が”当り前”と思っている感覚は、外国人から見れば、”当り前”のコトではなく、日本人の教育、あるいは長い歴史の中で育まれた非常に高い道徳性・精神性を示すものであるコトがわかる。

自分が、自分が・・という、自己主張の激しい民族性をもった国々では、とても信じられない光景に映るのであろう。

 

そーゆーイミでも、日本人は、もっと”日本人であるコト”を誇るべきだ・・と思うのである。

 

「誇る」といっても、天狗になって威張り散らすような浅はかなものでなく、ただ、しずかに”日本人であるコト”の矜持を胸に秘めていれば、それでいい。

 

そうした表立たない”謙譲の美徳”も、日本人の尊いこころなのだから・・。

 

 


謎の電磁波施設HAARP

2011年03月14日 | 都市伝説・ミステリー

東日本を襲った大震災は、震度も上方修正され、M9.0(!)という、地球上で観測史上4番目に大きな地震という驚異的なものであったコトが発表された。

複雑な形で、連続的に3つの巨大地震が起り、断層が3度にわたり破壊された、ごくまれなケ-スであるという。

昨日の時点で、3日以内にM7以上の余震がある可能性も70%以上・・との発表もなされたばかりで、M5以上の余震は、既に180回以上観測されるという、凄まじい頻度で起こっており、まだまだ予断を許さない状況が続いている。

日本列島全体が、今回の地震の衝撃で2.4cmズレた(!)・・という話もあったが、いずれにせよ、過去に例がない、まさしく、戦後最大の未曾有の大災害に直面していると言っても過言ではない。

 

―ところで、もし、人為的にこうした大地震や津波が起こせるとしたら、皆さんはどう思うであろう・・?

もしも、地震や気象をも操る兵器が実在したら・・。

 

それこそ

「ほんまでっか?!

・・とゆー感じであるが、、自称”元傭兵”という怪しい経歴をもつ、怪しげなコメンテーター、テレンス・リーが、このネタをゴールデンタイムの全国ネットの番組である明石家さんま「ほんまでっか?!TV」で話していたので、聞いたコトのある人も多いと思う・・。

 

 

それがHAARP(ハープ)である!

米国防総省主導によるプロジェクトで、公式名を「High‐Frequency Active Auroral Research Program(=高周波活性オーロラ調査計画)」といい、その頭文字をとって「HAARP」と呼ばれている。

 

アメリカはアラスカ州の南東部、ガコーナにある巨大なアンテナ群を擁した施設で、1993年に公開された軍の公式文書によれば、基本的にはオーロラと電離層の研究のための、純粋に学術的なプロジェクトという。

写真で見るように、升目上に等間隔に並ぶ48本のアンテナは、すべて真上を向いて直立し、個々のアンテナには四方に向けて双端子が取り付けられている。

 

この双端子は、2.7~7ギガヘルツの低周波から、7~10ギガヘルツの高周波までカバー出来る構造をもち、専用の電波発信機を稼動するシステムになっているそう。

 アメリカ政府は、このHAARPに3000億ドル(!)もの巨費を投じており、その施設は旧ソ連をはじめ、カナダノルウェーフィンランドにも設置されており、日本の三沢基地にもある・・という話もあるらしい。

 

”純粋に学術的なプロジェクト”でありながら、ペンタゴン主導というのもあやしいが、このHAARPが、地震や気象をも操る電磁波兵器だ・・という都市伝説が、まことしやかに語られている・・。

 

―というのも、このHAARPから放射される電波は、超圧縮された電磁波ビーム(プラズマ)であり、その最大出力は1.5~1・7ギガワット

1ギガは10億なので、約15億ワット(!)という、恐るべき数値になるが、これは大規模発電所10基分がフル稼働した時の出力に相当するという!

 

この強力な電磁波を電離層に照射するコトで、その膨大なエネルギーは、そのまま地表に跳ね返り、ピンポイントで狙った場所に被害を与えるコトが出来る。

これを活断層に射ち込めば、巨大地震も起こせる・・というのだ。

 

本来、地球上ではM8.0以上の地震は起らないもの・・とされていたという。

それ以上の規模だと、その破壊力に地殻が耐えられないからだそうだが、実際にM9.0以上の地震が起っている。

23万人という犠牲者を出した2004年のスマトラ沖地震M9.1だったが、インド洋全域が未曾有の被害にあった中、インド洋のディエゴ・ガルシア島にある米軍の基地だけは、事前にこの地震と津波を察知しており、まったく無傷であったという・・。

 

もし、それが本当なら、とんでもないコトであるが、それを裏付ける根拠もある。

 

”純粋に学術的なプロジェクト”であるHAARPは、公式ウェブサイトも一般に公開しており、「On-Line Data」をクリックすると、HAARPチャートなるものが見れる。 

http://www.haarp.alaska.edu/

これは、アラスカ大学が、HAARP施設に設置した磁力計が記録した電磁波データを、グラフにして、リアルタイムで公開しているもの。

このチャートを見れば、いつ電磁波が放射され、その後、どう推移したかが分かるようになっている。

 

そして、強力な電波放射が観測されると、早ければ、その当日、おそくとも1週間以内に、実際に大きな地震や津波、ハリケーンなどの被害が起っているというのだ!!

 

ちなみに今回の大震災の前にも、チャートの大きな変動があり、近々、大きな地震があるのでは・・という指摘もあったようだ。

 

・・にわかには信じ難い話である。 

はたして、人が気象や天災を操るコトなど、可能なのだろうか・・? 

 

こうした話は、フランス革命世界大戦9.11テロなども陰謀によるもの・・という「陰謀史観」を展開する論者によって語られるコトが多い。

陰謀を企図した主体は、たいがいフリーメーソンとかイルミナティといった秘密結社、果ては地球外知的生命体・・といった類・・。

 

左翼なら「唯物史観」、右翼なら「皇国史観」・・と、歴史は、語る者の都合の良いように書き換えられてきた。

 

しかし、「唯物史観」も「皇国史観」も、史実に基づいている以上、それぞれに一理あるように、一笑に付して、聞き流すだけでは済まないような話も、「陰謀史観」の中にも、あるのかもしれない・・。

 

 

 

 

 

 

 

 


M8.8!国内観測史上最大の巨大地震!!

2011年03月12日 | 最近、思うコト

昨日、3月11日、14時46分頃、宮城県沖で起きた地震はM8.8(!)という国内観測史上最大で、火災や津波で、東北を中心に甚大な被害が出ており、今なお余震が続いている。

過去最大級の今回のこの東北地方太平洋沖地震の規模は、M7.3の阪神大震災の100倍以上(!)という!

 

自分も青森に友人がいて、いまだに連絡がとれない状態なので心配だ。

今も困難な状態で、寒い夜を迎える被災地で、情報もない中、家族とも連絡もとれない方も多くいるコトだろう。

被害状況もまだ全容がつかめておらず、安否がわからない人も含め、犠牲者も、まだまだこれから増えるものと思われる。

 

なんとか被害を最小限に食い止め、1人でも多くの命が救われ、1日も早い復旧がなされるコトを願ってやまない。

 

そして、犠牲になった多くの方々のご冥福を祈ります。


おさんぎつね ~広島の妖怪③~

2011年03月11日 | 広島のオススメ!

広島の路面電車、広電江波線の終点、「江波」から歩いてすぐのトコロに江波皿山公園ある。

この公園がある皿山は、昔、江波山とつながった江波島と呼ばれる島だったそうだ。

  

この江波の皿山に、年老いた孤がいて、夜ごと一軒茶屋あたりに現れては、美人や若衆、役者や馬方に化けて、道行く人を、たぶらかして遊んだという。

人をからかっても、決して苦しめたり、傷つけるようなコトはなかったため、人々は、その”おふざけ”を面白がり、老孤に「おさん」という、おどけた愛称をつけた。

それがおさんぎつねである。

 

人に化けてイタズラしようとするトコロなのか、口に葉っぱをくわえ、二本足で立っているおさんぎつねの像が、電停前の交差点のトコロに立っている。

 

昔、能役者がこのあたりを夜、1人で歩いていると、おさんが現れ、いろいろな人に化けて驚かしてきた。

そこで、能役者は持っていた衣装道具を詰めた袋から、能面を出し、それをかぶって応戦。

おさんは驚き、「その袋の中を見せてくれ」とせがんだ。

「仕方がない。じゃあ、中に入ってよう見い」と、能役者は、袋の口を開いた。

おさんが喜んで袋の中に飛び込むと、途端に口を締められ、振り回されて、痛い目にあった・・という話が伝わっている。

 

これは、「おさんぎつねと能役者」という話だそうだが、他にも、いろいろな化かし合いの話が伝わっているとか。

 

 

地元から愛されるキャラクターらしく、おさんの像がある通りにも「おさん通り」という名がつけられている。

  

目の前には「おさんいなりずし」が売られているお弁当屋さんも・・。

 

 

今日も江波に出入りする路面電車を見送っているおさんぎつね。

 

像の近くにある碑文は、こんな文章で締めくくられている。

 

「オサンは今どこにいるのか。―オサンはもういたずらは忘れ、かつての活躍の舞台だったこの、ここの路上に立って、なつかしげに皆にあいさつを送っている」


自分のコトと他人のコト

2011年03月09日 | 最近、思うコト

子どもの頃、夏休みの宿題を先にやるタイプだったか、それともギリギリでやるタイプだったか・・?

―誰しも1度ならず、そんな話題が大人になってから、会話にのぼった覚えがあるだろう。

 

毎年、3月15日が確定申告の締め切りなのだが、いつもこの時期になると、

「オレって、昔から変わってねーなー・・

・・と思わされる。

 

そーゆー自分に余裕がない時は、なかなか、他人のコトまで意識が回らない。

それがテレビから流れるニュースとなると、なおのコトだったりする・・。

 

悲惨な事件を聞けば、「またかー・・」・・と陰鬱につぶやいたりするはするが、正直、それ以上の何かが出来るワケではない。

エジプトリビアでは、えらいコトになってたりするが、だからといってカダフィを退陣させる力もない。

この冬の大雪や地震、火山の噴火など、日本のみならず、世界中いたるトコロで起っているが、まして天災など、いかんともしがたい・・。

1人の力の無力さを、イヤとゆーほど痛感させられる。

 

それでも民主化を叫ぶ人たちや、必死の救助活動を続ける人たち、雪かきにボランティアで参加した学生などを見ていると、1人1人の力が、どれだけ大切か・・とゆーコトもまた感じさせられる。

 

「自分のコト」、「他人のコト」―そうやって分けてしまう心・・。

そんなせまい心が、自分を世界から孤立させてしまう。

自分に余裕がない時なら、なおさらだ。

他人の痛みを自分の痛みとして感じられる心こそ、世界を1つにしてくれるのだろう。

 

まずは自分の身の回りから、自分に出来るコトから・・。

何も出来ない・・と、暗い顔をしてるより、笑顔で。

それが唯一、自分に出来るコトだとしても、その笑顔に救われる人も、いるかもしれないのだから・・。

 

 

一見、ただ暖かそうに日なたぼっこしてるだけのブサイクな近所のノラも、見かけるたびに、思わず、こっちも笑っちゃうよーに、ね・・。


バタバタ ~広島の妖怪②~

2011年03月08日 | 広島のオススメ!

 

広島市中区にあるたかのばし商店街

漢字では「鷹野橋」と書く。

 

国道2号線の通り2本南側を平行に走る商店街で、市役所も近く、市電も目の前を走っている、なかなかの好立地。

 

ご覧のようにアーケードも完備され、いろんな店が軒を連ねている。

一見、妖怪など出てきそうな気配のない、近代的な、明るい雰囲気の商店街である。

  

ちなみに、この商店街にある「ぶらじる」という喫茶店は、開業が1946(昭和21)年という老舗で、1955(昭和30)年に、日本ではじめてモーニングを出した喫茶店として知られており、その後、全国の喫茶店に広まったそうだが、新し物好きの広島県民の面目躍如たるトコロだ。

(対立候補がどっかにありそうだけどね・・

 

 残念ながら、現在はモーニングはやっていないようだが、1階はパン屋さんになっており、おいしそうなパンが並んでいる。

  

さて、この商店街の入り口に小さな植え込みがあり、そこに目立たない、小さな石の像がある。

これを「バタバタ石」というそうだが、その横にはこう書かれている。

 

「 バタバタ石の由来

江戸時代宝暦八年(一七五八年)、広島城下最大の大火後、鷹野橋界隈(かいわい)に出現すると伝えられ、バタバタとムシロをたたくような音を立てる正体不明の妖怪が、婆多婆多(バタバタ)です。

誰もその姿を見たものはないが、一説ではバタバタとは、小さな石に宿る妖精(ようせい)ともいわれる。

平成七年 十一月十一日」

 

―すなわち、この「バタバタ石」は、誰もその姿を見たコトがない、正体不明の”バタバタ”と音を立てる妖怪を、小さな石に宿る妖精に見立てて彫られたもののようだ。

小さな妖精というコトで、妖怪と呼ぶには、あまりにもかわいらしい子どもの姿である。

 

ちなみに商店街の入り口には交番があり、その向かいにある立て看板には、「鷹野橋」という地名の由来について説明が書かれている。

 

それによると、

「 広島藩「鶴の御成」行事場 鷹野橋

その昔、歴代の広島藩主はこの地を御鷹野として鶴・鴨等の鷹狩(鶴の御成という)を盛んに行っていた。この御鷹野には土橋がかかっており、その名は「鷹の橋」と呼ばれていた。

明治44年、西堂川の埋立てにより、この橋はなくなったが、現在でも「鷹野橋」はこの地の呼び名として残り、市民に親しまれる街として栄えている。 (参照 広島市史・1600年代 広島絵地図 )」

・・とある。

 

妖怪研究家・オカルト研究家の作家、山口敏太郎は、昔、殿様が鷹狩りでこの鷹野橋を訪れた際、不敬があってはいけないと、村人たちが子どもを外に出さないようにするために「バタバタが来るよ」・・と脅していたのが、伝承として伝わったのではないか?・・と推理していた。

ムシロをたたくような「バタバタ」という音は、鷹の羽ばたく羽音・・とゆーワケである。

 

誰もこの妖怪の姿を見た者はなく、正体不明・・とゆーのも、これで説明がつく。 

 

いや、実は夜になると、姿は見えないけど、バタバタ・・って、何かが通る音がするんだよね・・。

 

―なんて都市伝説が、現在も鷹野橋に伝えられているかどうかは、定かではない・・。


サンダーバード

2011年03月07日 | 映画・ドラマ

結構、テレビCMが流れているDeAGOSTINI(デアゴスティーニ)。

もともとイタリアの会社の日本法人だそうだが、蒸気機関車やゼロ戦、スポーツカー、バイク、ドールハウスからお城、果ては戦国時代の甲冑(!)まで、毎週発売されるブックレットを全巻揃えると、カラー写真と詳細な解説からなるバインダーに収められた資料や、リアルな模型が出来上がる・・というシリーズで、なかなか毎回、男心をくすぐるシリーズを展開をしてくれている。

 

今、CMで流れているのが「ジェリー・アンダーソンSF特撮DVDコレクション」

ジェリー・アンダーソンは、イギリスの映像作品プロデューサーで、「サンダーバード」(’65)に代表される、”スーパーマリオネーション”という特殊な技術を取り入れた人形劇による、SFものの特撮作品を多く手がけている。

「サンダーバード」のキャラクターたちは、妙に頭のでかい4頭身キャラで、顔立ちが変にリアルなだけに、余計にその違和感が際立ったが、これが後の「キャプテン・スカーレット」(’67)になると、プロポーションや表情も、さらに人間に近いものに改良された。

 

 

DVDコレクションは、「サンダーバード」の他に「海底大戦争スティングレイ」(’64)、「キャプテン・スカーレット」、「ジョー90」(’68)、「謎の円盤UFO」(’70)・・という5作品のラインナップ。

 

「サンダーバード」に見られる、メカが基地から出動するギミックやシークエンスの丹念な描写などは、後の日本のロボットアニメに多大な影響を与え、ほとんどの作品にその影響が見られる・・と言っても過言ではない。

「新世紀エヴァンゲリオン」庵野秀明監督もジェリー・アンダーソン作品に影響を受けた1人で、「謎の円盤UFO」からのエヴァへの影響なども、よく指摘されている。

(カテゴリー/マンガ・アニメ:「新世紀エヴァンゲリオン」参照http://blog.goo.ne.jp/kinto1or8/e/2aa5cde4609e9f23c0ae4ec9dd6e3f17

 

自分が最もなじみある作品は、やはり、「サンダーバード」!

・・とゆーか、他の作品は、ほとんど見た覚えがない。

「キャプテン・スカーレット」は、ちょっと見たコトあるくらいかな・・?

 

国際救助隊のメカが基地から発進するシーンにはワクワクしたものだ。

1番好きだったのは、コンテナに様々なメカが積めるサンダーバード2号

 

いや~懐かしいなー・・。

 

しかし、このDeAGOSTINI、結構、個人的には”ツボ”なシリーズ展開が多いが、全巻集めたら、とんでもないになるんだろーなー・・。

 

―そう思って、いつも踏みとどまっている・・。(笑)