W杯南アフリカ大会、日本は2002年の日韓大会以来の決勝トーナメント進出を果たし、昨日、パラグアイと初のベスト8進出を賭けて戦った。
本戦90分、延長30分の計120分間の死闘の末、0-0のスコアレス・ドローで、PKでの決着となった。
正直、自分はPKになれば勝てるかな・・と思っていたが、残念ながら敗れてしまった。
W杯前のテストマッチでは4連敗と、岡田監督に対して「やめろ!」「迷将」・・と、非常に厳しいマスコミのバッシングがあったが、初戦のカメルーン戦での勝利、敗れはしたものの強豪・オランダに善戦、そして3-1で勝ったデンマーク戦・・とその評価は一転、手の平を返したようにうなぎ登り!
初のベスト8進出に希望をもたせてくれ、その期待通り、日本はよく戦い、よく守ったが、惜しくも最後の最後であと一歩、届かなかった。
テストマッチでの敗戦の中で、守りを堅くし、本田をワントップに持ってきて、相手の攻撃に耐えてのカウンター・・という、今の日本のチームのスタイルが出来上がったという。
4連敗という挫折感、敗北感がチームを鍛え、一体感を強くした。
岡田監督は、何を言われようとも「サッカーはチ-ムプレー」という自分の考えを貫き通し、初戦の勝利、強豪に善戦・・という中で、チームも1戦1戦自信をつけ、強くなっていくのが素人目にも、手に取るようにわかった。
それが花開いたのが、まさしくデンマーク戦だった。
この戦いで日本は決勝トーナメント進出を果たし、日本人に「夢」と「希望」を与えてくれた。
あの感動は忘れられない。
そして、「迷将」から「名将」へと世間の評価が変わった。
しかし、今回限りで岡田監督も辞任するそうで、「もうやることはない」と語ったという。
長年、日本代表を引っ張ってきたエース、中村俊輔もわずかに途中交代でピッチに立っただけ。
しかし、新しい選手の活躍も目立った。
ピッチに立った選手も、立てなかった選手も、くさるコトなく、スタッフすべてが一丸となって勝利に向かっていく姿は美しかった。
日本人に勇気をくれたサムライブルー!
感動をくれた岡田ジャパン。
お疲れ様!
今はただ、「ありがとう」と拍手を送りたい。