子どもの頃から、牛乳は学校給食の定番で「食品の王様 」、健康にいい、カルシウムがあって骨にいい...などと聞かされ続けて育った。
今さら、それを否定するつもりはないが、大人になると、お腹をこわしたり、眠気を誘う...といった面から、牛乳を敬遠しがちになってる自分がいたりするのも事実・・。
眠気を誘う=安眠効果・・とも言えるが、まあ、時と場合によりけりで、仕事や運転で集中を強いられる大人にとっては、コーヒーもミルク抜きで・・という人も少なくなかろう。
まして、成長期もとうに過ぎ、今さら背が伸びるのを望むべくもない・・という大人の牛乳の消費量が、子どもの頃に比べたら少なくなるのも当然といえよう。
しかし、牛乳には、まだまだ一般には知られていない、こんな効果もあるという。
その1つは、メタボリック症候群の予防に効果的というコト!
その理由は、脂肪細胞を燃焼させ、基礎代謝を上げるという効果と、牛乳に含まれるカルシウムが血圧を下げる効果があるからだという。
さらに、牛乳に含まれるタンパク質が消化酵素で分解されて、これまた降圧作用のあるペプチドという物質が出来るのも、その理由なのだとか・・。
また、ノーベル賞受賞率1位のスウェーデンでは1人あたり、年間約340kg(!)もの乳製品を消費しているというデータもあるそう。
これは、牛乳に含まれるビタミンDが脳を活性化させるコトが原因ではないか?・・と言われているとか・・。
しかし、1日、約1kg・・。
ちなみに、ノーベル賞受賞率最下位の中国では年間約25kg、日本では年間約88kg・・となっているそう。
また、牛乳に入っているトリプトファンというアミノ酸は、脳内物質セロトニンの原料になるので、イライラを抑える効果もあるそう。
(カテゴリー/健康メモ:「うつとセロトニンの関係」参照http://blog.goo.ne.jp/kinto1or8/e/2c49631a24cbbfc38865879fcdb86f80)
かつおだしにもトリプトファンがあり、同様の効果があるという。
また、もちろん、牛乳にも含まれ、骨にいいと言われるカルシウム。
骨は人体を支える以上に、カルシウムの貯蔵庫という大事な役割がある。
実は心臓を動かすためには血液中のカルシウムが必要で、血中のカルシウム濃度が0.01%以下になると、骨から血中にカルシウムが溶け出し、心臓のはたらきを助ける・・という仕組みがあるのである。
生きるために、心臓を動かすために必要なカルシウム。
牛乳の摂取がそれを助けるのは言うまでもない。
あらためて、牛乳、やっぱスゴいなー・・。