今や、”男気”といえば、黒田博樹投手!
2010~2014年の5年連続2ケタ勝利、”メジャー史上、最高の日本人投手”という評価で、21億のオファーがあったにもかかわらず、それを蹴って、古巣・広島カープに戻った黒田は、今、広島のみならず、日本中で最も注目されている選手である。
年俸で約1/5の大減俸となる4億の広島カープに戻った黒田は、去年までの年俸が1600万ドル。
今年支払う税金だけでも、推定9億円(!)はあろうかと言われている・・。
5倍の年俸を蹴って、税金だけでも5億も赤字になる古巣に戻る黒田の行動を”男気”と言わずして何と言おう・・。
それには、黒田の広島への大きな愛があってこそ・・である。
黒田は1997年にドラフト2位でカープを逆指名!
無名時代から目をかけてくれた、一途なカープのスカウトの想いへの恩返し・・と、プロ野球人生のスタートから、黒田は”男気”溢れる選択でカープに入団。
2006年、FA権取得も行使せず。
残留を望むファンは、スタンドに巨大横断幕を掲げた。
「我々は共に闘って来た
今までも これからも・・
未来へ輝くその日まで
君が涙を流すなら
君の涙になってやる
Carpのエース 黒田博樹」
残留会見で「カープのファン、カープの選手を相手にボールを投げるのが自分の中で想像がつかなかった」と語った。
しかし、ファンの熱い想いに1度は思いとどまったものの、その想いを断ち切れず、翌年、メジャー挑戦!
以前から「米国で通用する力があるうちに、日本に戻ってプレーしたい」と語っていた黒田は、2012年、ドジャースからヤンキースに移籍以来、複数年契約をせず、1年契約で、いつかまた、カープのユニフォームを着てプレイする!
・・という想いを胸に秘めていた。
そして
今日、8年ぶりに先発登板し、勝利をおさめた。
「広島のマウンドは最高でした!」
「いつまで体が続くかわからないですけど、体が続く限り、チームのために投げていきたいなと思っています」
—ヒーローインタビューで、そう答えた黒田は、今年40歳。
まさしく、1年1年が勝負の年だ。
アメトークのカープ芸人でも徳井が言っていたが、
「アニキがこの街に帰ってくるんや!!」
・・という、Ⅴシネマくらいでしか聞けないベタなセリフが、広島(特にカープファンの間)では普通に(?)蔓延している・・。
アニキ・黒田が帰った広島カープ、今年こそ、悲願の24年ぶりの優勝だあああああーっ!!