Peace Waveの平和な日々~行く雲、流れる水のように~

気が向いたら、ボチボチ更新しようかと・・。(笑)

技術とメンタルと

2017年05月03日 | システム

最近、NHK『奇のレッスン』という番組にハマってる。

「世界の最強コーチと子どもたち」とサブタイトルにあるように、各スポーツ界トップの指導者が子どもたちを1週間教えて、その成長や変化を追う・・という番組だ。

 

9~12歳の子どもは脳が最も発達する”ゴールデンエイジ”といわれ、この時期に考えながら体を使うコトでスポンジのように吸収し、飛躍的に能力を向上させるコトが出来る世代・・と主にスポーツの世界で注目されているそう。


サッカー編で指導したのは、チームを率いて5年で史上初のアジアカップ2連覇を成し遂げた名将、フットサル日本代表監督ミゲル・ロドリゴ


その手腕の代名詞ともいえるのが、”心を鍛える”指導だという。



ロドリゴ監督に限らず、最強コーチによる指導の共通点として・・


1人1人の個性を見出だし、いい所を見つけて褒めてあげる

ミスを恐れずに経験させ、そこから学ばせる

自分の頭で考え、行動させる

チーム間のコミュニケーションで信頼関係を醸成し、チームワーク、チームプレーを重視する


・・といったトコロだろうか・・?


自分で経験し、見つけた答えは一生忘れない。


ただ一方的に与えるだけではダメだ。

ミスを指摘し、叱るばかりでは子どもの気持ちが委縮してしまう。

 

ロドリゴ監督の話で印象的だったものがある。

ある選手がチャンスでシュートをすると「パスだろ!」と怒られ、次にパスをすると「シュートしろ!」と怒られた。

その子は、自分から積極的なプレーをしなくなった・・。


「僕ら大人の責任は大きい。

 まずは子どもの判断を尊重し、失敗を見つけても後で指摘すればいいのです。」


—これ、大人にも共通するコトなんだろうなあ・・。



最強コーチに指導された子どもたちは、皆、解放されたように生き生きとプレーするようになる。


毎回、1週間で飛躍的に成長する子どもたちを見て、技術だけでなく、メンタル面の指導の大切さを痛感させられる


何より、最強コーチたちは確かな技術力と、それ以上のハートをもっているコトは間違いない。