Peace Waveの平和な日々~行く雲、流れる水のように~

気が向いたら、ボチボチ更新しようかと・・。(笑)

『バック・トゥ・ザ・フューチャーpart2』

2015年10月21日 | 映画・ドラマ

なんでいきなり『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で、しかも”part2”なのか・・?

実はデロリアンが跳んだ30年後の未来が今日、2015年の10月21日なのだ!

 

いやー、もう30年前かあ・・。

はじめて『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を見たのは高校生の時だったもんなぁ・・。

 

しかも、レンタル・・。

 

当時、その面白さにハマッたが、よくある3部作モノにありがちな、1作目が一番面白かった・・みたいな感じで・・。

そのSFXの技術や仕掛けに当時、驚きと感動で最後まで本当に楽しんで見れた映画だが、コメディ色の強い作品にも関わらず、2度、3度と見ると、ドクマーティーの友情という骨太の人間ドラマが浮かび上がってきて、マーティーを未来に返すシーンでは、思わず感動してしまうほど・・。

(あ、1作目ね・・。

 

いろいろな遊び心もあって本当に楽しめる、これぞエンターテイメントといえる娯楽作品だった。

 

車は空を飛んでないけど、30年後の未来に、自分が今いると思うとまた感慨深い・・。

 

また見返してみたくなったなぁ・・。

 

 


キングスマン

2015年09月19日 | 映画・ドラマ

『キングスマン』、見ました!

予告見た時から、必ず見ようと思ってたんよね・・。

 

このマシュー・ヴォーンて監督、『キックアス』の監督なのね・・。

しかも俺と同い年・・。

 

世代なのかなあ・・?

好みがドンピシャ・・。

 

このハチャメチャでほど良い?荒唐無稽さと世界観に、個人的にはドハマリですが・・。

 

まあ、思った通り、難しいコト考えずに、単純に楽しめる映画!

オススメです!

 

 


バケモノの子

2015年08月01日 | 映画・ドラマ

細田守監督の最新劇場作。

「サマーウォーズ」(カテゴリー/映画・ドラマ:「サマーウォーズ」参照http://blog.goo.ne.jp/kinto1or8/e/ee7f697221b0abc4dc63636fdb3d78be)は、既にこのブログでも紹介したが、「おおかみこどもの雨と雪」から3年ぶりの作品になる。

「おおかみこども~」は「機動戦士ガンダム」で有名なアニメ監督の富野由悠季が絶賛し、変身ものや恋愛ものといった従来の作品ジャンルを超えた作品、「新しい時代を作った本作の前では、もはや過去の映画などは、ただ時代にあわせた手法をなぞっているだけのものに見えてしまうだろうとコメントしているほど!

 

「サマーウォーズ」、「おおかみこども~」と同様、本作でテーマとなっているのも、家族との絆、つながり・・。

 

先日、NHK「プロフェッショナル~仕事の流儀~」で細田監督の特集をやっていた。

その中で細田はこう言っている。

 

「映画ってさ、思うんだけどさ・・イエーって感じで人生謳歌している人のものじゃないと思うんだよね。何ていうか、むしろ、くすぶってる人のためのものだと思うんだよね、自分も含めてさ・・。 」

「『世の中、もっと面白いよ』とかさ、『これから生きていると何かいいコトあるかもよ』とかさ、『体験するに値するようなコトがあるよ』ってコトを言いたいっていう・・」

 

人生、捨てたもんじゃない!

 

―それが細田が一貫して映画作りを通して、最も伝えたいコトなのだ。

 

しかし、誰しもそれが言えるワケではない。

たとえ言ったとして、万人がそれに説得力を感じ、共感できるものでもない。

 

30歳の時に、細田は自分の父を亡くした。

あこがれたジブリの採用試験には、君の才能を削いでしまうとの手紙を宮崎駿にもらいながらも不合格。

その後、ジブリから監督のオファーを受け、絵コンテを手がけるも挫折、これはもうムリだね・・と、途中降板させられた。

 

人生、捨てたもんじゃない―という肯定的なメッセージを、作品を通して声高に叫ぶコトが出来るのは、棄てられたような立場から這い上がろうとしている者だからこそ・・。

 

そして、そのストレートなテーマは、圧倒的な説得力をもって、人の胸をうつのである。

 

いやー、泣けた・・オススメです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


5月4日はスターウォーズの日!

2015年05月04日 | 映画・ドラマ

今日がスター・ウォーズの日だとは自分もはじめて知ったが、実はジョージ・ルーカス監督の制作会社、ルーカスフィルムも公認しているそう。

米国では、ファンを中心に作品をたたえる日として徐々に定着しつつあり、日本でも先日、日本記念日協会が記念日として認定!)したとか。

 

 

―しかし、なぜ5月4日なのか・・?

 

その理由は、劇中に登場する

 

「May the force be with you!」(フォースとともにあらんことを!)

 

・・というセリフの語呂合わせなのだとか・・。

 

 

5月4日は英語で「May 4th」・・。

―すなわち、「May」を「5月」、「the force」を「the fourth(=4日)」とかけたコトが由来だとか・・。

 

なんにしても、エピソード7の公開が今年の年末と決まり、徐々にいろいろな情報を聞くにつけ、あの興奮がよみがえってくる・・。

 

まあ、ホントにエピソード4の初公開から、ずーとファンだとか、そーゆーマニアックな方には遠く及ばないが、今から楽しみなのは間違いない!

 

しかし、年末かぁ・・。

 

まだ、だいぶ先やね・・。 

 

 

「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」

 

 


ディズニーの新作にみる"真実の愛"の変化

2014年08月02日 | 映画・ドラマ

「アナと雪の女王」が、興業収入212億円を突破!

現在、日本映画史上、歴代第3位!

DVDも売れに売れ、今なお映画館での上映が続いている、超ロングラン大ヒットである。

確かに映像も歌もよかった。

 

現在公開中のアンジェリーナ・ジョリー主演、「マレフィセント」も「眠れる森の美女」を呪いをかけた妖精側から描いた意外性あるストーリーと映像美がなかなか

 

こっから少々、ネタバレあるので未見の人は要注意・・。

 

さて、「眠れる~」といえば・・王子様のキスで目を覚ます・・とゆー、”王道”ともいうべき、ディズニーの典型的なパターン。

ディティールは忘れても、お約束のハッピーエンドは忘れようにも忘れようがない・・。

 

―しかし、単純な疑問。

 

何十年も眠り続けた姫を一目見て、

「なんと美しい姫だろう!

 

・・てトコロまではよしとして、初対面で、しかも寝ている姫の唇を奪うよーな奴に、はたして”真実の愛”があると言えるのか・・?

 

―あるワケがない・・。

 

「マレフィセント」では、そこが見事に解消され、親子の愛こそ、”真実の愛”だとゆー具合にストーリー上の改変がされている。

 

これは「アナ雪」も同様で、王子様のキスではなく、姉妹の愛がカギになっているのである。

 

男女の愛に真実はない・・とゆーワケではないが、”真実の愛”がいかなるものかを描いた点が、両作品とも共通しており、そこは面白いなあ・・と思った次第。

 

ディズニーも、ただの子どもだましの映画ではない・・とゆーのも、今回の「アナ雪」大ヒットにつながっているんだろーなぁ・・。

 

 


となりのトトロ

2014年07月24日 | 映画・ドラマ

もう説明は不要だろう。

 

のどかで美しい自然の風景に癒される。

さつきメイの姉妹愛に癒される。

家族の愛に癒される。

周りの人たちの愛に癒される。

そして、トトロに癒される。

 

誰1人、悪い人は出てこない。

全編、やさしさと、なつかしさににあふれた作品。

大人から子供まで、誰もが楽しめる映画。

ただただ、癒されます・・。


もののけ姫

2014年07月22日 | 映画・ドラマ

夏にジブリの新作が公開されるのにあわせて、金曜ロードSHOW!で、ジブリ作品が3週にわたって一挙に放送されたが、「もののけ姫」は、その第1弾。

’97年の公開から17年の歳月がたち、地上波では、今回が7回目の放送になるそうだが、にもかかわらず、21.9%という高視聴率をマーク!

相変わらずの宮崎作品への人気をうかがわせるが、自分自身、この度の「もののけ姫」には、並々ならぬ注目を寄せていた。

 

—実を言うと、自分にとって「もののけ姫」は、”ジブリ離れ”を促すきっかけとなった作品でもある。 

それまでの宮崎駿の作品は・・といえば、「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」「となりのトトロ」「魔女の宅急便」「紅の豚」と、ヒットを連発。

もちろん、様々に考えさせられる要素もあるが、見た後も爽快感のある、単純に映画として”楽しめる”、よい作品が圧倒的に多い。

 

次はどれだけクオリティの高い作品を世に送り出すのか?・・と、世間の過剰な期待が高まっていたのも事実だろうし、マスコミも、それをこぞって煽り立てていた。

ご多分にもれず、自分自身、非常に期待も高かった。 

 

それだけに、はじめて「もののけ姫」を見た後の

「うーん・・

・・という違和感はハンパなかった。

 

単純に、ナウシカの「人間」対「自然」・・という構図とも違う。

人間でありながら、山犬モロに育てられたもののけ姫・サンと、呪いをかけられ、人間の世界からかけ離れた存在であるアシタカ

どちらも自然でも人間でもない”境界”にある存在・・。

 

そして複雑にからみあう人間界の勢力・・。

製鉄という最先端の技術をもつタタラ場のエボシ御前は、自然界にとっては相容れない森の破壊者であるが、人間の世界では、らい病患者など社会から虐げられ、顧みられなくなった者たちの救世主でもある。

また、製鉄の技術自体、幾多もの勢力から狙われる、人間にとって必要不可欠なもの・・。

単純に割り切れない世界観の多様性、その複雑さ、奥深さは、我々が生きる、この世界そのままである。

 

ーそれもそのはず、宮崎駿が構想に16年をかけたというこの大作には、宮崎の思想と、新しい民俗学、考古学、歴史観、生命倫理・・などの膨大な情報が詰め込まれており、なおかつ、ストーリーは緻密かつ重層的に構築されていて、画面には直接登場しない組織や人物たちによる文字通りの暗闘がその背後にある・・という設定。

http://www.yk.rim.or.jp/~rst/rabo/miyazaki/kisochishiki.html

 

また、宮崎が制作に当たって最も意識した物語は、5000年前にメソポタミアで書かれた人類最古の叙事詩『ギルガメシュ』だという。

そのあらすじは以下のとおり・・。 


<ウルクの王ギルガメシュは、親友と共に人間の世界を広げるためにレバノン杉の原生林を伐る。 

怒った半身半獣の森の神・フンババは、凶暴な姿になってギルガメシュを襲うが、ついには首を刈られてしまう。

それを可能にした最強兵器こそ、金属—青銅の斧だった。

神退治の代償として親友を失ったギルガメシュは、死の世界へと旅立つが、何の成果も得られず、絶望の果てに故国に戻って来る。 

ギメガメシュは、神を殺して人間だけの王国を作ろうとした己の傲慢さを恥じ、自然破壊や生命操作は破滅の道だと遺言して果てる・・。>

 

—ストーリーも、根底に流れるテーマも、「もののけ姫」とそっくりである。

 

 

さて、初見では期待ハズレ感の大きかったこの作品、今回、注目していたのは「天皇制」という観点からの、個人的な「もののけ姫」再考・・という目的ゆえである。

なので、この記事自体、「もののけ姫」の本筋のストーリーとは、それほど関係ないので、あしからず・・。

 

そして、注目するキャラクターは、このジコ坊

先に参照したサイト、『「もののけ姫」の基礎知識』の解説によると、ジコ坊は謎の組織、「師匠連」の一員である。

しかし、~”坊”という呼称とは裏腹に、僧侶らしい布教活動や修行とは無縁の術策士といった風貌で、配下に「唐傘」と呼ばれる戦闘指揮官、砲術士「石火矢衆」などの特殊部隊を従え、狩人や「ジバシリ」(=地走り)と呼ばれる山の民なども動員出来るネットワークを持つ。

朝廷とは主従関係にあるらしく、「シシ神退治」に於けるタタラ場の指揮を任されている。

その実体は、「石火矢」を日本に持ち込んだ中国(明)か朝鮮の渡来人、深読みすれば、古代日本に製鉄技術を持ち込んだ渡来人(=「韓鍛冶」)の末裔とも、朝廷に新型兵器の売り込みをする「死の商人」とも、さらには朝廷をも闇で支配しようと画策していた陰謀集団とも考えられる。

彼らの当面の目的も、「シシ神退治」の見返りとして、朝廷からエボシタタラの独占経営—兵器工場としての機能確保を任されることにあったのではないか・・云々。

 

—その正体が何であるか?・・といったトコロに話が行くと、果てしなく脱線していくので、とりあえず措く。

 

肝心なトコロは、「天朝」—すなわち、「天皇」を中心とする朝廷とつながりのある、特権をもった僧形の集団がある・・という点。

 

本作の舞台となった時代ー南北朝の戦乱を経た室町時代において、朝廷の権威は衰退していたものの、自由通行権や免田給付など職人たちの特権を認めた「供御人制度」は健在であった。

供御人(くごにん)とは、中世において、朝廷に属し天皇・皇族などに山海の特産物などの食料や各種手工芸品などを貢納した集団。

古代においては、天皇・朝廷に海水産物を中心とした御食料(穀類以外の副食物)をにえ)として貢ぐ慣習があり、律令制の下においても租・庸・調などの税とは別に、贄の納付が定められていたと考えられている。

 

これらを貢納する贄人をはじめとする非農業民は、従来「無主」にして「公私共利」の地とされた山野河海の利用により生業をたてていた。

(カテゴリー/歴史・民俗:「鬼と天皇」参照http://blog.goo.ne.jp/kinto1or8/e/67484cde1bb14fc416a0c69651d281ee

 

神人・供御人とも呼ばれるは、中世では柿色の衣を着た人々で、一般平民とは区別されている。

作品中でもジコ坊は柿色の衣を着ている。

 

律令制度を確立し、大和朝廷の中央集権化を図るには、農民を戸籍で管理し、納税させる・・というシステムを確固たるものにする必要がある。

複数の共同体のゆるやかな連合によって成立したと考えられている大和朝廷は、当初、中央にある共同体にとっては、合意の上での発足である。

しかし、権力が巨大化すれば、それを裏で牛耳ろうとする者もまた現れる・・。

 

古代から中世において、 自分たちが食べるために農業に従事していた地方の共同体の人々を、農業民、一般平民として律令制のシステムに取り込むには、いかに天皇(=天子)の皇威を全国、津々浦々にあまねく知らしめるコトができるかがポイントである。

ちなみにアシタカは、大和朝廷に敗れた蝦夷(えみし)の一族の出とされる。

 

実際、近代になって大日本帝国憲法発布の際、皇威を知らしめるために全国の史跡や古墳などを皇跡」「天皇陵」として改ざんし、地方にも天皇を近しい存在とするような措置がとられたり、神仏分離令によって神体としての仏像の使用禁止や仏事の禁止、寺院の廃合、僧侶の神職への転向など、神社から仏教的要素を払拭する「廃仏毀釈」が行われている。

 

いかに天皇(=天子)の皇威を全国、津々浦々にあまねく知らしめるコトができるか?

それを律令制の制定というトップ→ダウンの、中央からのベクトルとは逆のベクトルを、地方から草の根的に担ったネットワークが存在した。

それが役小角(えんのおづぬ)が開祖といわれる修験道である。

 

修験道、あるいは陰陽修験は、呪術・占術や道教・仏教の信仰を習合しながら民間信仰として、律令制度を表裏一体に補完したワケである・・。

 

末端にあると、中央の天皇がつながる・・という考え方は、文化人類学的な観点のみならず、民俗学的・歴史学的に見ても、十分、裏付けのとれる話だったワケである・・。

 

ジコ坊の存在は、その背景を鑑みて創作されたキャラクターであろう・・と思われる。

 

 

いやー・・それにしても、恐るべき「天皇制」・・。

これだけ、長く存続し続けるには、深く深く、我々の深層意識に、その呪力が刷り込まれているからにほかならない・・。

 

そして、そうした役割を担ってきた集団が、常に朝廷の外にも草の根的に存在し続けてきた・・とゆーワケである。

 

・・長くなるので、この辺で・・。


宇宙兄弟

2014年03月26日 | 映画・ドラマ

今さらだが、先日、TVで放送してたものを録画してて、それではじめて見た。

当然、原作のマンガも未読である・・。

 

いや~、なかなかおもしろかった。

 

優秀な弟と劣等感?をもつ兄・・とゆー設定は、何だか自分自身と重ね合わせて見てしまったが・・。

 

しかし、決して単なる劣等感ではなく、兄として、弟に対する大きな愛を感じる主人公の姿は、とても好ましく、共感を覚えた。

 

弟もそんな兄を決して見下したりせず、共に子どもの頃の夢を追うパートナーとして、誰よりもその才能を信じ、尊敬している・・。

 

う~ん、うるわしき兄弟愛・・。

 

(しかし、もう兄弟の名前さえ忘れた・・。

 

 

宇宙に熱く思いを馳せた時代・・とゆーのは、確かにあった。

 

自分が子どもの頃は、まだその余熱があった時代だったろう。

そうした作品も数多く作られていた。

 

しかし、当時より格段に技術が進歩しているはずの現在、宇宙はさらに身近なものになるドコロか、どんどん非現実的なものになっている気がするのは、自分だけだろーか・・。

 

それは情報が、よりリアルになったせいだけだろーか・・?

 

 

 

地に足をつけて生きるコトすら難しくなったこの時代、宇宙に熱い思いを馳せるコトは、とても難しいのかもしれない・・。

 

 

―しかし、だからこそ、そうした夢に向かって生きる兄弟の姿をストレートに描くこの作品は、とてもいいなぁ・・と感じた。

 

 

夢や兄弟愛・・。

 

 

宇宙がよりリアルになって、だからこそ非現実的になったこんな時代でも―いや、こんな時代だからこそ、決して忘れてはいけないものなのだと、あらためて感じさせられた。

 

 

 


そして父になる

2013年10月29日 | 映画・ドラマ

血か、時間か・・?

―この映画のテーマである。

 

10ヶ月間、自分のおなかの中で子どもを育て、産むコトによって、否応なく?子どもとつながり、母親となる女性と違って、男性は、そうした子どもとのつながりがないまま、ある日、突然、父親になる・・。

 

もちろん、そう単純に言い切れるものでもないだろうが、母親の、子どもとの濃密な血と時間のつながりに比べれば、父親のそれは非常に希薄なものだと言わざるを得ない。

 

そこに親子の絆をつむいでいくものは、やはり濃密な”時間”しかないのではなかろうか?

 

この映画を観ながら、ある感慨をもたずにはおれなかった。

 

自分の父親のコトである。

 

 

人生の勝ち組で、エリートサラリーマン。

 

しかし、仕事ばかりで、子どもや家族との時間はきわめて少ない・・。

 

―この作品の主人公である福山雅治の役どころであるが、少し、自分の父親と、いや、自分の人生と重ねて観ずにはおれなかった。

 

父親とは?

 

親子とは?

 

そう問い続けながら、男は子どもとの距離感を縮めていく。

 

そして、父になる・・。

 

―なんてね・・。

 

 

 


宇宙海賊 キャプテンハーロック

2013年10月09日 | 映画・ドラマ

「宇宙海賊 キャプテンハーロック」(以下「ハーロック」)は、「宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999」でおなじみ、松本零士原作の作品。

マンガ連載が1977年、TVアニメが1978年にスタートしてるので、いずれにしろ30年以上前の作品・・。

 

まあ、「ハーロック」の名を冠した全く別の作品ととらえるのが妥当でしょう・・。

 

しかし、「空前の出来、これはもはや伝説だ。」・・とジェームズ・キャメロンも絶賛したCG映像の出来映えは「アバター」を超えたといっても過言ではない!

 

それだけでも、一見の価値あり!

 

ストーリーは少々、難解かな・・?てトコもあったが・・。

 

 

これ、制作費に金かけすぎて、宣伝に回すお金、なかったんちゃうかなぁ・・。

キャンペーン次第では、もっとヒットしててもよさそーなものなのだが・・。

 

まあ、これだけのクオリティのCGアニメーション、海外での評価が高くて逆輸入!・・てパターンもありうるか・・?

 

 

 

髑髏の旗の下に自由を求め、宇宙をさすらう一匹狼・・。

武装戦線ではない・・念のため・・

 

そんなある種、陳腐なフレーズとともに語られるコトの多い、男の中の男。

 

ハーロックは、まさしく、そうしたハードボイルドな”漢”の偶像なのだな・・と、あらためてこの作品を観て思わされた。

 

 

意外と女々しいトコもあったりしてね・・。

 

そんなもんです、男って・・。