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あるイミ、最近、話題の史上最強のプロゴルファー、タイガー・ウッズの幼少時のコーチであったルディ・デュラン。
一打を打つまでに45秒~数分と時間のかかるゴルフは、打つまでにいろんなコトが頭をよぎるため、他のスポーツより、よりメンタルの強さが求められる・・という。
何より、いい記憶、成功した記憶を多くもつコトが大事だというコトで、子どもたちに成功したコト、よかったコトを書き留めておくノートを最初に皆に配るコトからレッスンはスタート。
細かな技術的な指導をするのではなく、意識改革を促すコトでメンタルを強化するというやり方だ。
悪かったコト、反省点ではなく、うまくいったコトを書く。
そのノートが成功記憶のライブラリーとなる。
図にすると、このようになり、これを”成功の円”と呼ぶ。
まずは「決断」 ボールを打つ時には失敗した時のコトではなく、ライブラリーから”うまく出来た時の記憶”を思い出す。
大人はミスをした時、なぜ失敗したかに注目しがちである。
しかし、失敗に価値はない。
次に、「コミット」(宣言) 自分でやりたいと思ったコトを宣言し、成功への意識を高める
そして「アスリート」 体が覚えた感覚でボールを打つ
そして、打った後の「気持ちの持ち方」と「保存」 失敗は忘れ、いい記憶だけを保存する
いい記憶がたまればたまるほど、全てがうまくまわりだす。
選手時代のルディは、正確なスイングを追及する理論派のゴルファーだったという。
こだわっていたのは正しい技術。
しかし、それだけではプロの世界では勝てず、指導者に転向。
そして4歳のタイガー・ウッズと出会う。
タイガーをコーチする中で、次第にゴルフに対する考え方が変わって来たという。
幼いタイガーは、当然、正しいスイングなど、技術的な知識はまるでなかったが、とてもいいゴルファーだった。
ある時、ミスをしたタイガーに、無理やり正しい技術を教えたら、かえって悪くなってしまった。
その経験から、タイガーは、既に”自分の感覚で成功のイメージを持っていた”コトに気付く。
コントロールしすぎると、自由で豊かな才能を伸ばせない。
ゴルフは「自分で出来るんだ」と自信を持って学んでいくもの。
技術は押し付けるものではない。
自分なりの感覚をつかんだ時、可能性が広がる。
ルディは、タイガーから、ゴルフを楽しむコトを学んだ。
一打一打のプロセスで、自分が1つでもうまく出来たコトがあると分かっていれば、いちいちネガティブな気持ちになる必要はない。
「ボールを見続ける」という宣言をして、その通りに出来たのなら、結果が悪くてもOK!
そうした”いい記憶”を積み重ねていくコトで、”悪い記憶”を打ち消すコトが出来るのだという。