Peace Waveの平和な日々~行く雲、流れる水のように~

気が向いたら、ボチボチ更新しようかと・・。(笑)

広島てっぱんグランプリ

2010年10月30日 | 広島のオススメ!



台風の接近で開催が危惧されたひろしまフード・フェスティバルだったが、無事
、台風は広島を避けてくれ、雨ひとつ降らない天気。

本当に広島は、ありがたいコトに台風が来ない。

 

 

そのフード・フェスティバルで開催された、第1回広島てっぱんグランプリ!

広島城の横にある中央公園に会場がある。




チケット売り場で4枚綴り500円のチケットを買う。




1枚のチケットで1/4切れが食べられるので、お好み焼き1枚で500円と考えると、なかなかリーズナブル。


チケットの上に投票券が付いていて、気に入ったお好み焼きに1票入れるというシステムだ。

 



8つのブースがあり、いろいろな味を楽しめる。

ご覧の盛況!長いトコロで30分待ちというブースもあった。





RCCのTVカメラも来ていた。




三原やっさ焼き





そばはなく、やわらかくてふわふわな生地に三原特産のタコが入ってる。

いわゆる、”とんぺい焼き”みたいな感じ。





竹原純米吟醸たけはら焼

生地に純米吟醸酒の酒粕を練りこんだ、お酒の風味が
酒処らしい一品。




麺のかわりにお米、ソースのかわりにポン酢で味付けしてあり、あっさりと食べられる庄原焼き

見た目もキレイだ。

 

お米が入ったお好み焼きとは、驚く人もいるかもしれないが、広島風のお好み焼きには具として好みで入れる店もあり、麺とお米が両方入ってるものもある。

自分も、その事実をはじめて知った時には驚いたものだが、意外にあう。




B級グルメ日本一を決めるB-1グランプリに広島から唯一出品された府中焼き

 

写真ではわかりづらいが、中にミンチ肉が入っている。

個人的には、ミンチではちょっと物足りない気がした・・。





半月型に折られた呉焼き




呉名物の細うどんを地元老舗のピリ辛味噌で味付けしており、もっちりとした生地がまた独特な食感。

なかなかボリュームある一品。




特産砂ズリ、揚げイカを入れ、尾道特製のソースを使った尾道焼き

わりとオーソドックスな広島風お好み焼きに最も近い感じでうまかった。

 

こうやって、お好み焼きの写真ばかり並べてると、食べてない人には「どれも一緒やん・・と、ツッこまれてしまいそうだが・・




中にはこんなものも。

1番ユニークだった坂ようよう焼き




ピタパン(中が空洞のパン)に具材をつめ、サンドウィッチ感覚で食べ歩きでも楽しめる。

写真ではわかりづらいが、レタスの他にもトマトが入っていて、女性には受けるのではないだろーか?

味はgood!



ただ、「てっぱんグランプリ」・・という趣旨からすると、1番らしからぬ一品かもしれない・・。

 

そして、おなじみ、広島風お好み焼きの定番、肉玉そばイカ天入り(生麺)!

こうして一通り食べてみると、肉、玉子、そば、イカ天と、キャベツやもやしといった野菜にソースがよくマッチして、実によく出来た、完成された一品であるコトをあらためて感じさせられた。




食べ終わったトレイはシールをはがしてリサイクル。

環境にもやさしい。


全種類食べたが、結局、1番オーソドックスな広島の肉玉そばイカ天入りか、尾道焼きがうまいなあ・・というのが個人的な感想。

ブースの並び具合を見てても、そんな気がしたが・・。



庄原焼きはあっさりしすぎて、お好み焼きとしては物足りない感じがするのか、いつも空いてるようだった。

坂のようよう焼きもなかなかうまかったが、結局、広島に1票!

結果は明日!

さて、栄えある第1回広島てっぱんグランプリの栄冠に輝くのは・・?




 

 


「笑い」の効能

2010年10月29日 | 健康メモ

「笑い」が健康によい影響を与えるという仮説に基づき、糖尿病患者25人を対象に、吉本興業の協力を得て実験が行われたコトがある。

1日目は昼食後、50分間、糖尿病についての専門的な講義を受けた後に血糖値を測定。

2日目には1日目と同じメニューの昼食後、50分間、漫才で大いに笑ってもらった後、同じく血糖値を測定。

両者を比較した時、講義後は100mlあたり、平均123mgも血糖値が上昇していたが、漫才をきいた後では平均77mgしか増えなかったという。

 

「笑い」によって血糖値を抑えるコトが出来るのか、今後の研究が待たれるが、毎日、笑って、笑顔で生活するコトでガン細胞が消えたという話や、意識不明で自発呼吸も出来ず、医者にも見放された瀕死の重体患者が、家族のよびかけや励ましで意識を取り戻した・・という話は枚挙に暇がない。

 

事実、国連の専門機関であるWHO(世界保健機関)では、今から11年前の1999年、WHO理事会で健康の定義について見直す審議がなされ、「Physical health」(肉体的な健康)「Mental health」(精神的な健康)「Social health」(社会的な健康)の3つに加え、「Spiritual health」(霊的な健康)という内容も盛り込まれた。

 

社会的な側面はともかく、人間は「Body」(肉体)「Mind」(精神)「Sprit」(魂)の3つが不可分な状態で渾然一体となって存在している。

精神と肉体のホルモン代謝や免疫系は連動しており、「病は気から」という言葉もあるが、逆に誰もが経験するごとく、病気になれば気が滅入る・・というように、肉体からの精神への影響も当然ながらあり、切り離すコトは出来ない。

 

しかしながら、ほとんどの医師は肉体のみを対象とし、精神と魂とを無視し、切り離して扱っている・・。

 

その一方で、身体だけでなく、目に見えない心や霊性をも含めた”Body-Mind-Spirit”のつながりや、環境まで含めた全体的な視点で健康を考えるホリスティック医学が注目されている。
 

「Mind」と「Spirit」の違い・・というのもまた議論があるトコロだが、いわゆる「気」という目には見えないエネルギーは、「Spirit」の部分に大きく関わってる気がするのだが・・。

(カテゴリー/Peace Wave:「気」のからだ参照http://blog.goo.ne.jp/kinto1or8/e/1de21a4134aafce468431751f0485dc9


医者も、二言目には「ストレスが原因」・・と口にする時代。

精神面や霊性のケアが、大きく”健康”に関わっているコトは間違いない。

や、霊的な健康もケアする、スピリチュアル・ケアの時代なのだといえよう。



まあ、小難しいコトは分からなくても、「明るく、前向きに、笑顔で」日々を過ごすコトは重要だろう。

社会的という観点では、高い志をもって、何かしなくちゃ・・という思いで常にいると、かえって自分のダメさ加減に気が滅入ったり、ストレスになって疲れてしまう。

「自分のまわりの人たちのしあわせを願い、喜ばせる」

―まずは家族や友人から・・こんなトコロでは?

 

Take it easy!

Don't worry、Be happy!

 

 


水木しげる、文化功労者に!

2010年10月27日 | マンガ・アニメ

今まで5度もアニメ化(!)されている「ゲゲゲの鬼太郎」で有名な漫画家水木しげるが、王貞治吉永小百合とともに、今年の文化功労者に選ばれた。

もちろん、今年選ばれた人の中で、88歳の水木は最高齢!

 

既に紫綬褒章旭日章文化勲章の受賞歴がある水木はインタビューで、「もうちょっと上の賞はないのかな・・?」と、とぼけてみせた。

 

NHKの朝の連ドラ、「ゲゲゲの女房」が好評で、その影響から郷里の鳥取県境港市にある水木しげるロードでは、空前の”ゲゲゲ・ブーム”だとかで、去年157万人だった観光客は、今年、既に倍近い300万人を超える勢い!

当然、過去最高で、ドラマの舞台になった東京都調布市にある深大寺去年の5倍(!)もの人が訪れているそうで、そうした地域振興への貢献も今回の受賞につながったようだ。

 

妖怪好きの自分は、水木しげるのマンガより、妖怪図鑑などに出てくる妖怪の絵に小さい頃から惹かれていた。           

水木しげるの描く妖怪の多くは、古典の画を参考にしているが、「子泣き爺」「砂かけ婆」「ぬりかべ」「一反木綿」などは文字による記録のみで、古典の画が存在せず、水木によって、はじめて絵として描かれたオリジナルであり、現在の日本人がもつ「妖怪」のイメージの多くは、水木の漫画から大きく影響を受けている。

 

妖怪研究家としても有名で、水木の周囲に集まった荒俣宏京極夏彦村上健司多田克己らの妖怪好きと共に世界妖怪協会を立ち上げ、会長に就任、”御大”と呼ばれている。

他にも日本民俗学会会員民族芸術学会評議委員なども歴任、調布市名誉市民にも選ばれている。

「水木しげる」なくして、日本の妖怪文化は語れないのである。

 

ちなみに、自分が好きな妖怪は「ぬりかべ」

水木自身は「ねずみ男」がお気に入りのようで、その理由は「ねずみ男をマンガに出すと、お金がたくさん入ってくる」からだとか・・。

 

奥さんの武良布枝さんと共にTV出演する機会も多くなり、そのおしどり夫婦ぶり、夫婦漫才のような掛け合いに夫婦仲のよさ、ユニークな人柄が偲ばれ、思わず笑みがこぼれてしまう。

見合いから結婚まで、わずか5日のスピード婚(!)というのは、既にドラマでも周知の事実だが、2人が寄り添う姿は、年をとったら、こんな夫婦になりたいなぁ・・と思わせる。

 

「空気のようなもの・・」と奥さんのコトを語る水木しげると、それを黙って笑顔で聞いている布枝さん。

 

―純粋に、美しい夫婦の姿だ。

 

今回の賞は、まさしく夫婦でとったものだと言えるだろう。

 

『水木サンの幸福論―妖怪漫画家の回想―』に、こうある。

 

「自分の好きなことを自分のペースで進めていても 努力しなくちゃ食えん、というキビシイ現実があります。

それに、努力しても結果はなかなか思い通りにはならない。

だからたまには怠けないとやっていけないのが人間です。

ただし、若いときは怠けてはだめなのです!

何度も言いますが、好きな道なのですから。

でも中年を過ぎたら愉快に怠けるクセをつけるべきです

~(中略)~

ときどき怠けることは、生きていくうえで大切なことです。

そして、仕事でも役立つのです」

 

―とゆーワケで・・

        「なまけものになりなさい」 by 水木しげる

 

 


 





 


ヤマタノオロチ

2010年10月26日 | 歴史・民俗

ヤマタノオロチ

『日本書紀』では八岐大蛇と表記される、八つの頭をもつ大蛇の化け物で、祭りが多いこの時期、広島では神楽の演目として好んで上演される。



舞台狭しと暴れまわるジャバラのヤマタノオロチのダイナミックな動きは、見る者を圧倒する。

子どもから大人まで誰もが楽しめる、神楽でも最も人気がある演目といっても間違いないだろう。

 

最初の登場シーンは、スモークと共に現れたヤマタノオロチが娘を飲み込む場面。

猛威を振るうヤマタノオロチが表現される。



娘のクシナダヒメをヤマタノオロチに生贄に奉げなければならず、嘆き悲しんでる老夫婦とスサノオが出会うシーン。

クシナダヒメを妻としてもらいうけるコトを条件に、ヤマタノオロチ退治を請け負うスサノオ。

強い酒を飲ませ、眠ってるトコロを退治するという知恵を授け、見事、これを退治する。

神楽では、このスサノオとヤマタノオロチの立ち回りがクライマックスとなっており、次々とオロチの首を刎ねていくシーンは見もの!

 

退治したヤマタノオロチの尾から出てきた刀が、天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)、後の草薙剣で、三種の神器の1つで、スサノオは、これを姉のアマテラスに献上した。

 

中国山地国内有数の良質な砂鉄の産地で、出雲は既に風土記の時代、「もののけ姫」でも出てきた”たたら製鉄”が盛んな古代のハイテク地帯だった。

ちなみに、たたらで作った玉鋼(たまはがね)から日本刀は作られる。

「鉄穴(かんな)流し」という、山を切り崩して土砂を流し、川に沈んだ砂鉄を採る方法が用いられていたため、斐伊川に土砂が堆積し、よく氾濫をおこしたという。

また、鉄が流れ込むコトで川の水が真っ赤に染まったそうだ。

 

実際、ヤマタノオロチは八つの頭と八本の尾を持ち、目はホオズキのように真っ赤で、背中には苔や木が生え、腹は血でただれ、ハつの谷、八つの峰にまたがるほど巨大とされている。

多くの支流に分かれた川を、八つの頭をもつヤマタノオロチに見立て、血でただれた腹は「鉄穴流し」で赤く染まった川・・というワケだ。

 

それゆえ、スサノオは「州砂之王」―すなわち、”砂鉄の王”とする説がある。

製鉄の技術は半島から来たものであり、渡来系の製鉄神がスサノオで、その荒ぶる神としての性格も、製鉄の荒々しさから来ているというのだ。

 

製鉄民の技術は自然を破壊し、川を汚し、氾濫させる。

ヤマタノオロチが毎年娘をさらうのは、河川の氾濫の象徴で、これでは農耕民とは相容れず、対立は必至である。

しかし、そのままでは争いが絶えず、戦争になってしまう・・。

 

クシナダヒメは『日本書紀』では奇”稲田”姫と表記するトコロから、稲田―すなわち農耕民を表し、スサノオとクシナダヒメとの結婚は、製鉄民と農耕民の融合を象徴しているのではないか・・と、駒沢大学瀧音能之教授は述べている。

ヤマタノオロチ退治=治水であり、実際、鉄器は、武器としてよりも農具として生産力の向上に貢献したと言われている。

 

ヤマタノオロチ退治の神話は、渡来系の製鉄民と、土着の農耕民が手を取り合うまでの、葛藤と苦悩の物語なのかもしれない・・。

 

「ハイテク技術」と「環境破壊」、そして、異なる文化をもつ民族同士の和解―それは、そのまま現代にも通じるテーマであろう。

それが結婚によって成される・・というのも、また面白い。

 

 

古代出雲の製鉄文化を象徴する鉄剣、天叢雲剣をアマテラスに献上した・・というエピソードも、当時の出雲大和の関係を推しはかる上でも興味深い話であるが、それもまた、おいおい・・。

 

 




魅惑の石焼きイモ

2010年10月25日 | 最近、思うコト

この時期のサツマイモには、女性ならずとも惹きつけられる魅力がある。

となりのスーパーで石焼きイモが売られていて、思わず、うまそうなにおいにつられて買ってしまった。

 

黄金色のホクホクとあたたかく、甘みあるサツマイモは、それだけで”秋”を感じさせてくれる。 

栄養も豊富で、玄米とサラダをいっしょに食べるような栄養価がある。


玄米に匹敵するビタミンB1B2ナイアシンビタミンEを含み、疲労回復老化防止美肌にも効果があり、βカロチンはニンジン並みビタミンCはリンゴの10倍!

加熱してもビタミンは分解されないし、食物繊維いも類の中で最も多く含まれ、カリウムも豊富で高血圧にもよい



マロンやスイートポテト味のチョコやデザートもよく出回る時期である。

こんなものも売られていて、試しに買ったら・・



おっと!星型のピノが入っていた!

こいつはレアだね。

 

なんだか、いいコトありそーだ・・。


スイッチ・オンの生き方

2010年10月23日 | 人生覚書き

人間の遺伝子は、98%はその働きもわからないまま、眠ったままだという。

すなわち、スイッチがオフになっている状態なのだ。

(カテゴリー/サイエンス:「遺伝子の秘めた可能性」参照http://blog.goo.ne.jp/kinto1or8/e/95a17087d6aad7a740be78f00cdfeb94

 

遺伝子工学の分野で世界をリードする研究者の1人で、筑波大学名誉教授村上和雄の著書、『スイッチ・オンの生き方』によると、遺伝子のオン・オフにかかわる環境因子としては①物理的要因(熱、圧力、訓練、運動など)、②食物と科学的要因(アルコール、喫煙、環境ホルモンなど)、③精神的要因(ショック、興奮、感動、愛情、喜び、恨み、信条、祈りなど)があるが、眠っているよい遺伝子を目覚めさせる、スイッチをオンにする生き方とは、

 

どんな時も明るく前向きに考える

思い切って今の環境を変えてみる

人との出会い、機会との遭遇を大切にする

感動する

感謝する

世のため人のためを考えて生きる

 

・・の以上6点。

前向きなものの見方・考え方が出来るか否かが大きく左右するという。

 

またアメリカの心理学者A・H・マズローは、人間の可能性を妨げる要因として、以下の6つを挙げている。

 

いたずらに安定を求める気持ち

つらいことを避けようとする態度

現状維持の気持ち

勇気の欠如

本能的欲求の抑制

成長への意欲の欠如

 

これらはそのまま、遺伝子の目覚めを妨げる要因といえよう。

「守り」ではなく、「攻め」の姿勢が遺伝子をオンにする・・というワケだ。

 

自分が「ここまで・・」と思っている限界は、実は自分のもつ全遺伝情報(ゲノム)のたった2%の働きでしかないのである。

 

 

 


ロボピン

2010年10月22日 | 食玩など

ロボピン・・といってもピンと来る人は、おそらく、おるまい。

そもそも、ロボコンを最近の人は知らないだろう。

なにしろ、もう40になろうという自分が、幼稚園の頃見てた番組だ。

 

「がんばれ!!ロボコン」は、1974年から3年間放映された実写版ロボットもののコメディ・ドラマ。

原作は、いまだにウルトラマンとともに作品が作られ続けている仮面ライダー戦隊シリーズの元祖ゴレンジャーの生みの親、石ノ森章太郎

 

ロボコンの後も、実写版のコメディ・ドラマとして「こちらロボット110番」「ロボット8ちゃん」などの作品がシリーズ化されて作られ続けていたが、今はもう、いつのまにやら絶えてしまったか・・?

ちなみに1999年に「燃えろ!!ロボコン」としてリメイクされている。

ガンツ先生

「ロ~ボコン!0点っ!!

・・は、当時、流行った名セリフだ。

 

その主人公ロボット、ロボコンより、3期生のこの占いロボット、ロボピンは、自分のお気に入りだった。

頭部の筮竹と胴体のパチンコ台で運勢を占うが、胡散臭い雰囲気がプンプンただようこのロボット、子ども心に好きだったんよね~・・。

当時、4~5歳かな・・?



まあ、要するに、子どもの頃から俺の好みって、主流・王道ではなく、アウトローだったワケやね・・。


遺伝子の秘めた可能性

2010年10月20日 | サイエンス

人間の体をつくってる細胞は、実に約60兆個!

それらは見事に調和し、それぞれ自律的に活動しながら、互いに助け合って組織をつくり、臓器をつくり、個体を生かしている。

それを可能にする情報が遺伝子で、その遺伝情報は32億!

1ペ-ジ1000文字で1000ページある本、3200冊分(!)に匹敵するほど膨大な情報が、わずか米1粒の60億分の1ほどのスペースに書き込まれている。

その32億の遺伝情報を、60兆個の細胞すべてが持っているのだ。

 

細胞の核の中にある2つで1組となった染色体が、いわゆる「二重らせん」構造をしており、DNA(デオキシリボ核酸)―すなわち、遺伝子の本体。

ヒトの場合、23対(46個)あり、この23対の1セットを1ゲノムといい、全遺伝情報のコト。

我々は、これを父親と母親から1ゲノムずつ受け継ぎ、細胞分裂の際におこる染色体の一部の組み換えなどによって、1人1人に固有のDNAとなる。

 

ちなみにチンパンジーとヒトの全遺伝情報(ゲノム)は、96.1%が同じ。

人間なら、ノーベル賞をもらう天才と普通の人で99.5%が同じ。

その差は、わずか0.5%・・。

 

生物の体をつくるタンパク質は、20種類のアミノ酸から出来ており、アミノ酸がどう組み合わされるかでタンパク質の性質が変わってくる。

このアミノ酸は、A(アデニン)T(チミン)C(シトシン)G(グアニン)の4つの塩基の3文字の組み合わせによって指定され、このDNAの塩基配列が遺伝情報を決定する。

ヒトの32億の遺伝情報から解読される塩基文字の組み合わせは、わずか64種類。

 

とはいえ、実際に、タンパク質をつくるための設計図が書かれている遺伝子領域は、全遺伝子情報のうち、2%(!)にすぎず、残りの98%は「くり返し配列」などと呼ばれ、どんな働きをしているかわからないブラックボックスなのである。

あるいは、何の働きもしていないため、ジャンクとも呼ばれている。

 

しかし、この眠っている98%の遺伝子は、人間が秘めている潜在能力とでもいうべきもので、単純にスイッチがオフになっているだけなのだそうだ。

 

宇宙を構成する物質で、我々が知るものは、わずか4%にすぎないという。

(カテゴリー/サイエンス:「宇宙の96%は謎の物質」参照http://blog.goo.ne.jp/kinto1or8/e/2f53504b941393659c1cf2bb50c296f3

 

残り96%はダーク・エネルギーやダーク・マターといった謎の物質であるが、我々がまだその正体を知らない何ものかが、今までは「無」―真空の何もないと思われていた空間に満ちていて、第2のインフレーションともいうべき宇宙の膨張を加速させてるエネルギーを秘めている・・と言われているのだ。

 

この広大な宇宙に対して、”小宇宙”と呼ばれる人間の遺伝子の98%は、いまだその働きも謎のまま眠っている・・というのと不思議な相関関係を感じるが・・。

 

この眠っている遺伝子のスイッチをオンに出来るならば、まさしく、不可能を可能にする奇跡も起こせるであろう。

 

天才と凡人・・といわずとも、体力のある、なしなどのヒトの全個体差を遺伝子レベルで見るなら、その違いはわずか0.5%で、99.5%は同じなのである。

そのわずか0.5%の差をうらやむより、自分の眠ってる98%の遺伝子を目覚めさせる努力をした方が、よっぽど建設的といえよう。

 

こうして、遺伝子についてひも解いてみると、未知の可能性を秘めた存在が人間なのだ・・という思いを新たにさせられるのである。

それも1人、1人、すべての人が・・。

 


広島風 尾道焼き味コーンチップス

2010年10月19日 | 広島のオススメ!

最近、B級グルメなる言葉をよく聞く。

贅沢でなく、安価で日常的に食される庶民的な食べ物のコトで、主に丼物ややきそば、お好み焼きなどが多い。

各地でB級グルメの大会が行われ、脚光を浴びるようになった。

 

ここ、広島でもお好み焼きが有名で、「広島焼き」などと全国的には呼ばれているようだが、広島県の中でも府中市の「府中焼き」尾道市の「尾道焼き」など、(おそらく今までもあったのだろうが・・)ここ最近、よく耳にするようになった。

 

「てっぱんグランプリ2010」でのアンケートの結果、ある程度固まったという尾道のお好み焼き、「尾道焼き」の定義が、

 

広島風と同じく重ね焼き

イカ天(あげイカ)とゆで麺を使用

砂ずり(砂肝)や魚貝類といった独自のトッピング



・・の3点だそうで、については、地域によって、定番のトッピングが少しずつ違うようである。 

でも、それって、広島風お好み焼きとどこが違うんだろう?・・と正直、思ってしまうが・・。




まあ、”お好み”焼きの名のごとく、それぞれの地域で、それぞれの味があるのがお好み焼きの魅力。


大阪には大阪の、広島には広島の、府中には府中の、尾道には尾道の、我が家には我が家の味があってもいいってもんだ。

 

ちなみに、こんなものも売られていたが、特に魚介の味がするワケでもなく、単なるオタフクソース味のコーンチップで、袋が「広島風お好み焼き味」になってても、まったくわかんねーだろーなぁ・・と思った。

 

広島風と大阪風のお好み焼きの違いは、その焼き方。

広島風は”重ね焼き”とあるように、具材を混ぜずに重ねて焼くのに対し、大阪風は全部混ぜこぜにして焼く。

 

大阪風のお好み焼きのコトを「まぜ焼き」と呼んでたおばちゃんがいたが、大阪人が広島風お好み焼きのコトを「広島焼き」と呼ぶように、どちらも”「お好み焼き」の本場”を譲る気はなさそうだ・・。

 

 

 


「気」のからだ

2010年10月18日 | Peace Wave

気功整体というものがある。

人の体には手を触れずに、いわゆる「気」によって体の悪いトコロを治す整体である。

(直接、手を触れる気功整体もあるようだが・・)

実際に受けたという人の話を聞くと、「まったく触らずにやるから、やってもらった気がしない」、「胡散臭い」という人もいるが、それ以上に「頚椎ヘルニアが治った」など、具体的に効果があった話もよく聞く。

自分自身、10年近く、人の体に触れる民間治療の現場にいながら感じるコトは、いわゆる「気」と呼ばれる、目には見えない”何か”が、明らかに存在している・・というコトだ。

 

1番分かりやすいのは、「もらう」という現象。

肩こりや腰痛の人を施術する側が、その症状をもらってしまう・・というコトが実際によくおこる。

自分は”もらいにくい”体質のようで、ありがたいコトにそうした経験はないが、同業者の友人などは、よく”もらって”しまい、ウチに来る。

 

肩こりや腰痛は、当然のコトながら、伝染する病気ではないので、これは西洋医学では説明出来ない。

東洋医学には「気」という概念があり、こうした現象も説明する便利な言葉のように用いられるが、目には見えないものであるだけに、いろんな人がいろんなコトを言ってるので、”わや”になりそうで、あまり深入りしたコトはなかった。

しかし、先日、古本屋で手にした遠藤喨及という人が書いた『気心道』という本は、非常にシンプルで分かりやすかった。

「タオ指圧」「気心道」を提唱・指導し、世界各地で活躍、著作も多いので聞いたコトがある人も多いだろう。

 

それによると、「気」とは、すべての生命ある存在に宿っている心身両面のエネルギーのコトで、「経絡」は気の流通するルートのコト。

経絡は、生きている間にだけ存在し、死ねば消失するため、解剖学的には存在しないが、すべての生命の営みは、経絡によって営まれる。

病気は、経絡を流通する気のエネルギーの不足(虚)と過剰(実)のゆがみによって起こる

ゆがみというのは、経絡の虚実は病気の原因であると同時に、生命活動そのものでもあるため。

この経絡の虚実が自然現象のように刻々と変化している限りは健康なのだが、これが滞ったり、偏ったりするコトが問題なのである。

 

・・わりと今までの東洋医学で言われている当り前のコトのように聞こえるが、経絡が単なる肉体上の線ではなく、人間の心そのものであり、また同時にからだでもあるという観点が斬新であった。

生命が欲求を感じる時は、何かの経絡が「虚」になっている。

行動は経絡の「実」によってなされるが、それは気の不足した「虚」の経絡が促しており、その状態が続けば、「虚」の経絡は、奥に”邪気”が溜まって、シコリのような”虚のシコリ”になるという。

欲求という「虚」行動という「実」・・というワケである。

人は誰しも、心の奥に「虚」を抱えて生きているのだと・・。

 

「虚」の経絡は、いわば、”心の飢餓感”のあらわれであり、共感しながら圧されるコトを切実に求めているという。

当然、施術者も本気で、切実な気持ちでないと、経絡も反応しないという。

よく言われる、施術者と患者の”相性”というのも、これなら説明がつく。

 

こうした仕事柄、「人間の体はモノじゃない!」というコトは、諸先輩方から、耳にタコが出来るほど聞かされてきたし、当然そのように扱ってきたつもりである。

しかし、本書でいう「人間の体は100%心だ!」という考え方は、自分自身にとってある種、新鮮なパラダイム・シフトをもたらしてくれた。

 

もっともっと、今まで以上に本気で、心を込めて、施術しないといけないなあ・・。