一次史料の本ですので、読書感想ではなく、こちらの幕末維新史のカテゴリーにしました。
この「昔夢会筆記」いつもお世話になっている方に勧められ購入したのですが、「どうせ慶喜の言い訳満載なんだろうな~」と読む前は思っていました。まあ実際何か都合の悪い事を聞かれると「その頃の事は覚えていない」と慶喜はとぼけまくっているのですが、自分の責任の及ばない事柄では事細かく答えてくれるので、興味深く読ませて頂きました。
特に鳥羽伏見の戦いについて、旧幕府軍は進軍部署こそ決まっていましたが、どのように薩長軍と戦うかという作戦は決めていなかったと、旧幕府軍の総大将である慶喜が明言してくれているのが私にとっては貴重な証言でした。これで推測でも何でもなく「旧幕府軍は感情の赴くまま京に向かい進軍を開始した」というのが慶喜の言葉で裏付けが取れたと狂喜しています(^^;)
そんな読み終わって色々得るものがあったこの「昔夢会筆記」ですが、勧められる前は読む事に抵抗を持っていた事を考えると、改めて幅広く史料を読む事の重要性を実感した本でした。
この「昔夢会筆記」いつもお世話になっている方に勧められ購入したのですが、「どうせ慶喜の言い訳満載なんだろうな~」と読む前は思っていました。まあ実際何か都合の悪い事を聞かれると「その頃の事は覚えていない」と慶喜はとぼけまくっているのですが、自分の責任の及ばない事柄では事細かく答えてくれるので、興味深く読ませて頂きました。
特に鳥羽伏見の戦いについて、旧幕府軍は進軍部署こそ決まっていましたが、どのように薩長軍と戦うかという作戦は決めていなかったと、旧幕府軍の総大将である慶喜が明言してくれているのが私にとっては貴重な証言でした。これで推測でも何でもなく「旧幕府軍は感情の赴くまま京に向かい進軍を開始した」というのが慶喜の言葉で裏付けが取れたと狂喜しています(^^;)
そんな読み終わって色々得るものがあったこの「昔夢会筆記」ですが、勧められる前は読む事に抵抗を持っていた事を考えると、改めて幅広く史料を読む事の重要性を実感した本でした。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます