いったん読みはじめた論文は最後まで読む。
これはけっこうな苦行である。とくに、人(多くは上司)から与えられた興味の無いテーマについての勉強(下調べ)のための論文だったら五行と読めない。 それでも最後まで読まなくては、理解は進まない。
自分から勉強しようと思っても、その分野の論文を全部読むことなどできない。だけどいい論文を読みはじめたら最後まで飛ばさずに読む。中でもmaterial and methodはとくに重要だ。
一人で読めないなら、誰かと一緒に読むのもいい。抄読会がそうだが、不肖コロ健も息子を捕まえてSTAP細胞論文は最後まで読んだ。
たいていの医者はこれができないので、論文が書けるようにならない。英語のせいにするが、それよりも論文を読み込んでいないので、論文の構造がわからない。
興味深い考察があったら、そこにある文献の少なくともタイトルまでは読む。著者名もチェックしておく。
とはいいながら、不肖コロ健、論文作成にはいまだに苦労している。論文を読み込んでこなかったことが原因だと、痛切に感じている。
後悔先に立たず
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