こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

主婦の仕事は重労働

2017年11月09日 | 家族のこと

落ち葉の季節となって、家の横のアプローチにも毎日落ち葉が溜まるようになった。朝、妻とナイトと駅まで歩くが、今朝は「毎日掃いているんだけど、きりがないわ。でもうちがやらないと、(枯葉は)すぐご近所の方に行っちゃうし。」と出がけにそうつぶやいていた。


主婦の仕事は重労働だ。

1日終わって、子供たちも帰ってきたら、寝る頃には洗濯カゴの中身はいっぱい。ゴミの回収は、分別に厳しいし、回収時刻を逃したら一週間先までやってこない。食事の準備に、食器洗いもある。夜遅ければ駅まで車で迎えに来てくれる。

掃除、洗濯、おさんどん、馴れたらなんとかできることもあるかもしれないが、全てを一人で満足いくようにこなそうなどということ、とてもじゃないが私にはできない。

最近は、“外注”としての掃除屋さんとか食事のデリバリーサービスも充実してきているけど、それでは経済的な負担が大きいし、生まれたばかりの赤ちゃんを育てるとか、老親の介護などはなかなか人に頼めないことも少なくない。

それなのに、主婦の仕事は「できて当たり前」と考えられてしまいがちだ。

 

家事は全てのことが連動している。だから、どれか一つでも手を抜いたら、あっという間にあれこれ滞るようになってしまう。それに誰もがしてきたことだからできて当たり前というわけでもない。環境は十人十色、どこの家庭も同じではない。

妻に家事をお願いしている身としては、何か少しのことでも評価してあげたいと思う。毎日家が綺麗なこと、下着やタオルが洗ってあること、食事が出てくること、食器が洗ってあること。子育てなんか、20年以上継続して行なってきた。悲しい時、辛い時でも話し相手になってくれること。

主婦は年中無休の膨大な仕事を抱えている。

私だって、風呂掃除や犬の散歩と餌やりぐらいはするし、頼まれたらご飯を炊いたり、ちょっとした掃き掃除はするし、(自分のシャツの)アイロンがけもする。でもそれは、妻にとってはちょっとしたオプションに過ぎない。

自分を含め家族みんなが、日々健康に仕事や学校に出られるということが、妻のおかげだということを噛み締ながら毎日を送りたい。

家事一般などできて当たり前のこと、ということではなくて、一つの立派な仕事としてやってもらっているということを自覚して日々主婦業をやっている妻をいたわりたい。

今日のエントリーは、一億総活躍とか女性の社会進出とかいった問題とは別の次元のこととして挙げた。それらに関しては、別の機会に考えることにする。

感謝の気持ちは口にしよう

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
本当にありがとうございます (住吉さくら)
2017-11-09 21:08:30
初めまして。住吉さくらと申します。
気付いて下さって、本当にありがとうございます。
お話して下さって、本当にありがとうございます。
私はまだ結婚していませんが、独りで暮らしていた時はもちろん全部独りでおこなっていました。
そして私のお母さんは以前専業主婦でした。
洗濯に料理、子育てなど、家事は全てお母さんがしてきました。
更に子供が大きくなったら仕事を再開しました。
私も家事を手伝っていました。
仕事を再開したくても、仕事を新しく探さなければいけません。
仕事を辞める事での不安や恐怖、ストレスもあります。
仕事を探す疲れもあります。
仕事が決まらない時の不安や恐怖、ストレスもあります。
仕事に就けても就労期間が短く、高い給料なんて貰えませんし、解雇されやすいです。
そういった事でも不安などはあります。
更に正社員なんてまずなれません。
離婚したらおしまいです。
しかも子育ては殆どの場合、女性がします。
女性は常にそれらの現実や不安、恐怖、ストレスに晒されています。
女性の負担は凄く大きいです。
しかも主婦業には休日がありません。
女性も疲れています。
男性にも家事をやってほしいです。
あなたのように分かってくれる人がいる事は本当に嬉しいです。
本当にありがとうございます。
どうかこれからも奥様を大切になさって下さいね。
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思っていたよりももっと大変 (コロ健 to 住吉さん)
2017-11-10 07:05:33
コメント、ありがとうございます。まだまだわかっていなかったことがありました。
日本は女性の犠牲の上で男性が気楽にやっている、そんな社会だと思います。男性も相応の負担を負うべきですが、家事は重労働なので、そこからなんとか逃れようとあれこれ言い訳を積み重ねてやらないでいる。さらには、そんな男側に立とうとする女性も出てくるので話はややこしくになります。
まずは、法整備からかと思いますが、何から手をつけていいのか難しいですね。男性の育児休暇、介護休職のようなものからでしょうか。
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見ていただければ幸いです (住吉さくら)
2017-11-10 12:15:21
コロ健さん、こんにちは。ご返信ありがとうございます。
私は自分のブログで女性と男性の権利や生き方やそれに対する考え方などもお話させていただいています。
そちらも読んでいただければ幸いです。
男性も大変だとは想いますが、女性も大変です。
女性である奥様の事をより理解していただく上でも私のお話が助けになれば幸いです。
私も結婚したいです。
私も女性を理解し、大切にしてくれる素敵な男性と結婚したいです。
日本は今、人権に関して不当な事がまかり通っている国です。
一刻も早く性差や個人の事情を守った男女平等の国になってほしいですね。
女性の事も大切にして下さって、本当にありがとうございます。
心から感謝します。
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