こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

ベストセラーの映像化・・・2014年2月の読書記録

2014年03月02日 | 読書、映画、音楽、美術
ビブリアが映像化されたとき、小説(原作)ではロングヘアだったヒロインが、ショートヘアで人気の女優さんが主演でがっくりした。語り手役の俳優さんがおじさんだったというのも失望感を倍加させた。ドラマ自体は悪くなく、ドラマからはいった人にとっては面白かったろう。小さなおうちは主人公のお手伝いさん役の女優さんが第64回ベルリン国際映画祭で最優秀女優賞(銀熊賞)を受賞したということだったが、黒木華さんという女優さんはよくはまっていたように思う。賞を取ったのだから演技もさぞ上手だったのだろう。
ベストセラーはしばしば映像化されるが、私は映像イメージが固定化するとつまらないので、映画を観たあと原作を読むということはほとんどしない。ハリーポッターだけは、登場人物のイメージが固定してしまったが、みながみなあれほどはまってしまっていてはやむを得まい。



2014年2月の読書メーター読んだ本の数:4冊読んだページ数:1385ページナイス数:231ナイスビブリア古書堂の事件手帖 (5) ~栞子さんと繋がりの時~ (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖 (5) ~栞子さんと繋がりの時~ (メディアワークス文庫)感想読み始めは、例のテレビドラマの出演者のショートカットが頭にちらつきしゃくに障ったが、地元鎌倉の風景が描かれはじめたあたりから、テレビを見る前に読んでいたときにもっていたイメージに戻すことができた。だけど、残念ながら今度は小説の方がテレビドラマのように、話の延長延長となってしまっている。悪くはないけど、それぞれの推理も少々乱暴なようなきがする。“いい物語だった”と思えるうちに終えるのもいいのでは。それにしても、鎌倉の情景描写は今回も秀逸。モノレールには時刻どおり、時間どおりに走っているようでした。読了日:2月19日 著者:三上延


疾風ロンド (実業之日本社文庫)疾風ロンド (実業之日本社文庫)感想次々と出てくる登場人物をみれば絶対解決はお約束みたいな話。少々ハラハラするものの、初めからテレビドラマの台本のよう、それも一昔前の。暇潰しにしても、もう少し良い本を探す。「100万部!」って、現代日本のベストセラーのレベルとは、こんなものなのか。そのことがわかって良かったとするしかない。ところで、ちょうどソチオリンピックが開催中だが、スノボはつくづく若者のスポーツだ。読了日:2月14日 著者:東野圭吾


幸福な生活 (祥伝社文庫)幸福な生活 (祥伝社文庫)感想大人向けのショートショート。男女、親子といった親密な間柄に潜む危うさを描いている。よく書けてはいるけど。クドカンの帯はどうかな。筒井康隆(「笑うな」)のショートショートを思い出したら、まだまだかなわないな、と筒井ファンの私は思った。読了日:2月12日 著者:百田尚樹


小さいおうち小さいおうち感想祖父の家にも住み込みの女中さんがいた。物心がついた頃には60前後だった。舟木一夫の大ファンで女中部屋にはブロマイドが飾ってあった。「オバチャンオバチャン」と、幼かった私はずいぶん甘え、わがままを言い困らせたこともあった。オバチャンに「坊ちゃん」と呼んでもらうと嬉しかった。母がいつまでたっても「お嬢様」と呼ばれていたのも不思議だった。中学にあがる前にオバチャンは引退したように思う。オバチャンは祖父の家に行けばいつでもいたけど、やめたらそれっきりになってしまった。家族とそうでない人の違いというのを感じた。読了日:2月1日 著者:中島京子



永遠の0、まだ読んでないので観てません 
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