こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

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空き家となった公務員宿舎

2012年05月19日 | 日々思うこと、考えること
通勤途中に、公務員宿舎がある。公務員バッシングが始まった数年前から、表札も無くなっているが、ここはたしかに公務員宿舎だった。

この4月に入り、あれ?なにかへんだな?と思っていたら、もぬけの殻になっていた。引っ越しなどしていたのだろうか。

この宿舎、広い敷地に立派な桜の木が、表通りと庭側とに、合わせて10本以上植わっている。今年の春も目を楽しませてくれた。


公務員宿舎といえば、安い賃料で入れるということでずいぶんと文句を言われていた。ここにしても、都内では環境のいい部類の場所に駐車場付きで安く入れてうらやましいと思っていた。小さい子供などもいたから、家族宿舎だったのだろうか。
それにしても、跡形もなく、人が消えた。
庭木の手入れをする人もなく、雑草がずいぶんと目立ってきた。

昔だったら、公務員宿舎と言えばステータスの象徴でもあったろう。まさか、イタズラ、ビラまきの被害に遭うからといって、表札までなくなるとは思いもよらなかったろう。

だが、埼玉朝霞の公務員宿舎の問題などは、結局のところ総理大臣が交代したらいつのまにか再開されるだろうし、代議士の宿舎はなんだかんだ言って、”超”優遇されている。
ああまでする必要があるのかと思う。

結局のところ、自分の目線からしか物事を考えない人が、国政を担ってきたつけが、さまざまな形で、私たちに押し付けられている。

私としては、来年の春も、あの桜をすべて見たいと思っているが、はたして、どうなるだろう。民間にでも譲渡されてすべて切り倒されでもしたらと思うと、気が気でない。


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