こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

”人生”という大きくて長いトンネルの中で(1)

2018年08月23日 | 生き方について考える

”人生”というものを大きくて長いトンネルに例えてみた。

トンネルの入り口は小さく、もちろん中は真っ暗で何も見えない。好き好んでそんなところに入りたくはないが、とにかく足を踏み入れてしまった以上、右往左往しながらでも前に進むしかない。入り口に戻るということは無に戻るということを意味するからだ。トンネルの外の世界は(たぶん)明るくて、無限に広がいのだけど、トンネルの中にいる限りそのことは知り得ない。大きくて長いといっても、それは他人との比較の問題ではない。それぞれの人にとって人生は全てだから”空間的広がり”とか”時間”という概念はそこには必要ない。人生イコール1(人)だ。

大きくて長いトンネルの中には自分以外にも多くの人がいる。その人たちもまた、自分と同じように真っ暗なトンネルの中で右往左往している。まっすぐ歩いているつもりでも、他人にぶつかりながらで多大な迷惑をかけている人もいれば、周囲に対して注意深くそっと歩いている人もいる。なにせ真っ暗だから正しい道など誰にもわからない。たまに、歩くことをやめてしゃがみこんでいる人だっている。でも、歩みの早い遅いはあっても、みんな真っ暗なトンネルの中を出口に向かって歩いている。では、どうやって出口に向かっているのだろう。

トンネルの中には様々な程度の起伏があり、壁がある。でも、トンネルの出口にはかすかな光があって、誰もが暗闇から抜け出るためにそこを目指す、それが生きることなのではないかと私は思う。その光が、希望とよばれるものかもしれないが、希望は人生の終わりにしかない。

人はみなその出口にある希望という名の光を目指して、右往左往しながらも進んでいく。それがそれぞれの人生なのだ。

人間に限った話ということで

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
とても考えさせられました (ゆり)
2018-08-24 11:12:51
こんにちは。

トンネルに例えた人生・・・考えさせられました。

「トンネル=人生」と捉えれば抜けた先はあの世・・・
光もあの世という光・・・???

トンネルを抜け出した時(死した時)、
なんて、この世のどっちでもいいことに右往左往していたのかって思うかもしれませんね。
他色々考えました。ありがとうございました。
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Unknown (美咲)
2018-08-24 16:11:57
障害者雇用について
障害者もいきいき生活してほしい!
作業じよの時給100円らしい
障害者にあたたかくよりそう!
そんな世の中になればいい。
日本人は、障害者に偏見がある?そんなきがする
障害者の人、病気の人、いきいき働ける世の中になつてほしい❗
なるには、あと50年かかるかな?
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真っ暗だから迷うのです (コロ健 to ゆりさん)
2018-08-24 21:05:19
ゆりさん、ありがとうございます。
毎日悩んでいたら、急に思い至ったのです。
明日、一旦まとめてみます。
また、お読みいただければ嬉しいです。
返信する

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