こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

We The 15 を囲む勇気

2021年09月06日 | 日本のこと、世界のこと
 昨日で東京パラリンピックが終わった。

 東京オリンピックとあわせ、東京2020はやってよかったのではないか。あれだけ多くの人がこの日を目指して頑張ってきた、それを無にする必要はなかった。私にしても開催議論が色々あった時、スポーツエリートが自身のためにするものではないかという考えもよぎったが、その思いは見る者に言葉にできない力を伝える競技をみることで消えた。次は、国境を超えた応援ができるようになりたい。

 日本がコロナ感染者を出してまで頑張る必要があるあったかという人もいるだろうが、感染者数が減少に転じていることを見ると、感染の拡大と自己管理は無関係だった。

 パラリンピックをみて思い知らされたのは全ての人が平等であるということ。誰がエライとか、誰が優秀だとか、誰が素晴らしいとか、そんなこと関係ないんだ、人生なんて人それぞれでそれがその人にとって一番いいんだ、幸せなことなんだと教えてもらったと思う。だからこそ障害があっても、病気があっても、年老いても、そのことを受け入れ、そこからの人生を続けることの勇気を持つことの素晴らしさを学ばせてもらった。

 We The 15・・・世界人口の15%は障害者だという。でも、その人の両親、きょうだい、パートナー、子どもを加えたら、50%程度の人は障害者に直接関わっていることになるのではないか。そういう人が身近にいなくても街で見かけることで関わることだってある。障害者を見かけない、ではなく、障害者が社会に出てくることのできる世の中を築いていくことがひいてはすべての人のためになる。そんなことを考えた。
未来を考える

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