小雨混じりの肌寒い朝。
このところ通奏低音のごとく不愉快なことがずっとあって、気分が晴れない。
不愉快な気持ち、というのはそもそも自分の感情だから、自分の価値観から外れることが多いと不愉快な気持ちとなる。
こうあるべき、ということがあるのはそれぞれの人は共通して持っている。
世の中は平和であるべきというのは普遍的な”べき”ではあるが、その平和の形態はそれぞれの人や民族、国家で異なる。
人を排除してでも平和は勝ち取るべき、ということになると平和と戦争のいずれもが肯定される。
職場でも、皆仲良く力を合わせて仕事をするべき、上司の命令には従うべき、という原則はあってもそれはどこまでそうするべきかは人それぞれとなる。
まあ、このあたりがこのところの私の不愉快な気持ちの原因だ。
”人間かくあるべし”という価値基準が消失してしまったことで、現代は人それぞれが勝手な基準で動くようなってしまった。
社会がいくらグローバル化しても、結局のところ似通った考え方を持つ人同士でしか価値観を共有できなくなってきている。
特定の職業や学歴、収入などにかわからずにある部分では価値観を共有できるようになっているのは幸いだ。
AIの発達により言語の壁を越えることができるようになれば、これらのことがより広がっていくと思われる。
これを新たな分断化というか、社会構造の再編というかはこれまた見解は異なるだろうが、それでも今の閉塞感を打破する一助にはなるように思う。
AIの有効利用
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