こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

コロナの時代はアイコンタクト、マスクの下で笑顔の練習

2020年05月14日 | 日々思うこと、考えること
先日提示された「新しい生活様式」の一番に挙げられた”基本的な感染対策”では、人との距離は2m、症状なくともマスク着用、家に帰ったらまず手と顔を洗う、と具体的に示されている。相変わらず、マスクを着けていない人はちらほら見かけるが、最近値崩れしてきているそうだから、そういう人にも買ってつけてほしいし、少なくともアベノマスクが届いたらそれはもう必ず使ってほしい。マスクをしているからといって大声で話したり、咳やくしゃみをしたら、新型コロナウイルス(COVID19)の粒子は脇の隙間から飛び出してくるだろうから注意は必要だが、飛散はそれなりに抑えられるに違いない。そもそも、咳やくしゃみは急にでるので、難しいことではあるが。

それはさておき、ウイルス感染防止に役立つマスクだが、残念ながらどうしても人と人との壁となってしまう。コミュニケーションを取る上で、表情はとても大切で、そのうち口の動きは重要な役割を果たしている。手話通訳の人がマスクを使えず、透明なフェイスガードを使っているのを見てもそのことはよくわかる。でもCOVID19の感染拡大防止のためにはマスク着用は必須。そうすると、コミュニケーション上自分の思いを相手に伝えるには今まで以上に目を使って行う必要がある。目は口ほどに物を言うと言うぐらいだ。

でも、喋ることができ、その上、歯を見せたらそれで済む口と違って、目は気を付けないと人に誤解を与えかねない。ああ入っているけど、目は怒っているなんて言うぐらいだ。もともとどんぐり眼とかで愛嬌のある目の人はいいが、そうでない人は気をつけていないと怒っているように見えてしまう。私のように一重でそれほど大きくもない目の場合は気をつけないといけない。そこで、笑った目でいるように心がけている。院内で誰かとすれ違う時とかドア開けとか、そういう、人と目があうときに相手の人に警戒されたくない。そういう時にこそ笑顔でいたい。そこで笑顔の練習。

口角をニッとあげるだけで、笑顔を作ることはできるし、それだけで体は笑顔を認識して免疫力も上がる。幸いマスクをしていたら、口を開けてニッとしようが、尖らせようが、人からはほとんどわからない。実際、笑顔を作ってみると、口の形は全くわからないのに、表情は変わる。目尻が下がり、頬筋が上がって、少なくともにこやかであることが伝わる(はず)。写真を見て気がついたが、顔も少し上を向いているのがいい。この先、多機能マスクが開発されて、口の動きがわかるようなスケスケのマスクなんていうのもできるだろう。どんなことになっていっても、笑顔は大事だ。これからは毎日せっせとマスクの下で笑顔の練習をしようと思う。といっても、私の場合、仕事中はマスクを外して顕微鏡に向かっているので、あってもなくても影響はない。
まず、明るく

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