子育てについての議論がなんだか随分ヒステリックなまでになっている。私が今日この記事を書いたら、やっぱりそれを読んだ誰かは不愉快な思いをするだろう。考え方、置かれた立場は様々だから、どうしようもない。
でも、そこまで炎上させなきゃいけないかというようなこともあるけれど、世の顰蹙を買う発言をしているのはビジュアル的にはこの人子育ての苦労を知っているのかな?と思わせるようなおっさんで、そういう人の上から目線で女性に対してあれこれ言っているから大変なことになる。やれ、子供は3人、保育園より母親が育てたほうがいい、でも仕事はしろ、つべこべ言うな。はっきり言って女性への差別だ。
ジェンダー間の対立は常にあるからそれが現れているといえばまあそうなんだけど、コンピュータの技術革新によって男女間の能力格差が縮まっている現代で、そんな考え方はもう通用しなくなっている。日常生活の中で、重い荷物を持つことぐらいしか男にできることは残っていないように思える。子育ての場面でいうと肩車ぐらいか。でもペッパーが安定してどこでも立てるようになったら、家事買い物程度の力仕事は十分やってくれそうだ。肩車も子供にとっては同じことかもしれない。男性にとっては生きにくい時代に入っているのかもしれない。でも、それを女性蔑視と取られるような発言で覆い隠そうとするのはどうか。
敗色濃厚