一昨日の私の話、結構好評だったようだ。素直に嬉しい。
自分では、日々診断に苦慮している毎日で、話した内容も日々の仕事の延長に過ぎない。
私にとっては当たり前の話で、むしろもっと深ーく、追求しなくてはならないことで、プレッシャーを感じているような問題である。
それでも、結局は自分がいつもやっていることを話すしか無く、実際そうやってみた。
いざやってみたら、ほかの人は私ほどはその領域のことに詳しくはなく、興味深く話を聞いてくれた。
医学は実践を伴った学問であり、いかに豊富な知識を備えていても、実際その疾患を経験していなくてはたかが知れている。今回の勉強会のように、その領域のことを知ってはいてもほとんど経験がなければ、興味深く話を聞いてくれるということになる。
いつの間にやら私なりに経験が蓄積されていたのだと実感した。
自信だのそう言ったものではないが、ちりも積もれば山となる、とはこのことだろうか。
今回の講義を通じて、微々たるものであっても、コロ健がこれまで経験してきたことを若い人に伝えていく必要を感じた。伝え方はとても難しいし、さらに勉強しなくてはならないが、なんとかやっていきたいと思う次第である。