天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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第45期名人戦第1局/井山、虎丸の猛追をかわし先勝!

2020-08-30 21:00:00 | プロ棋戦

初防衛を目指す芝野虎丸名人に井山裕太三冠が挑戦する第45期名人戦七番勝負が8月25,26日(火,水)に東京都文京区「ホテル椿山荘東京」で打たれ、 井山が275手までで白番1目半勝ちをおさめシリーズ先勝とした。芝野は後半追い上げたがわずかに届かなかった。第2局は9月15,16日(火,水)に兵庫県宝塚市「宝塚ホテル」で行われる。
     (日本棋院HPより抜粋)

「井山、冷や汗の先勝」 「芝野、窮地で見せた虎の牙」
     (週刊碁見出しより)

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初戦を制した井山三冠(棋聖、本因坊、天元)が苦しみながらも僅差で逃げ切りました。
敗れた芝野名人(名人、王座、十段)、鋭い切れ味で猛追するも・・・。

3冠vs.3冠の頂上決戦、井山さんが先輩の意地を見せましたね。
本因坊戦では1-4といいところがなかった芝野さん、苦難のシリーズに・・・。
囲碁ファンとしては最終七番勝負までの激闘を見たいものです。

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1年前の記事(2019-08-30):強いから勝つのか、勝つから強いのか

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テレビドラマ/私の家政夫ナギサさん

2020-08-28 21:00:00 | テレビ番組

働き盛りで仕事に一直線! だけど家事と恋は不器用な28歳の独身女性が、おじさん家政夫を雇うことから巻き起こるハートフルラブコメディ!
「おじさん、私家事やらなくてもいいんですか?」
   (TBSテレビHPより)

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先週のTV視聴率ランキングで4位の「私の家政夫ナギサさん」、キャリアウーマンとおじさんの組み合わせが面白いですね。
次回(9/1)最終回ですがどんな結末になるか?
主演の多部未華子さんは昨年のNHKドラマ「これは経費で落ちません!」にも出演、これも面白かったですね。
キュートでOLが似合う女優さんとしてイチオシです。

◎8/17~8/23・視聴率ランキング(朝日新聞より)
 ・1位:半沢直樹
 ・2位:24時間テレビ
 ・3位:誰も知らない志村けん(24時間テレビ内の追悼ドラマ)
 ・4位:私の家政夫ナギサさん

半沢直樹と24時間テレビ、事前の番組宣伝が半端じゃなかったですね。同調圧力のようでドーモ・・・。


TV視聴率ランキング

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1年前の記事(2019-08-28):大関さんがアマ名人、アマ本因坊の二冠制覇

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NHK囲碁フォーカス/痛快!囲碁昔ばなし

2020-08-26 21:00:00 | テレビ番組

先人たちが残してきた古碁の数々。残された史料から見える逸話や人物像が面白い。本能寺の変の「三劫」話や「吐血の一局」など、講談風の語りを交えて紹介する。
   (NHKオンラインより)

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8/23(日)放送の「囲碁フォーカス」、エピソードは「痛快!囲碁昔ばなし」。
「本能寺の変と三劫」と「赤星因徹・吐血の一局」を取り上げていました。
この二題、囲碁の歴史上有名な逸話で物語風に伝えられています。

解説は鈴木伊佐男七段。風鈴会ではお世話になりました。
鈴木七段はこのエピソードについて、事実と違う点(創作)もあるのでは?と解説しています。
歴史には学者が説明できない謎がイロイロと・・・。だからオモシロイ・・・。

講談師・一龍齋貞司さんの語りがありましたが、雰囲気ありますね。
講談師といえば神田伯山 (6代目、前名は神田松之丞)、人気急上昇でテレビによく出ています。渋い男らしさが魅力か・・・。

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1年前の記事(2019-08-26):第44期碁聖戦第5局/羽根九段がタイトル奪取

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第21回農心杯世界囲碁最強戦/井山敗退

2020-08-24 21:00:00 | プロ棋戦

【8月18日/棋戦情報】
日本、韓国、中国の団体勝ち抜き戦、第21回農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦第3ラウンド第10戦が8月18日(火)にネット対局『幽玄の間』を使用して東京・市ヶ谷の「囲碁将棋チャンネル」竜星スタジオで韓国との間でネット対局で行われ、井山裕太三冠が韓国・朴廷桓九段に敗れ日本の敗退が決定した。

【8月24日/棋戦情報】
第21回農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦第3ラウンド最終第14戦が8月22日(土)に柯潔九段(中国5番手)-朴廷桓九段(韓国5番手)の結果、柯が白番半目勝ちをおさめ中国が優勝した。中国の優勝は2年連続8回目。朴は日本の井山に勝利のあと中国選手に3連勝していたが最後に力尽きた。
     (日本棋院HPより抜粋)

「孤軍奮闘、井山/勝ち星伸ばせず」
     (週刊碁見出しより)

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最終戦の主将対決で中国・柯潔九段が韓国・朴廷桓九段を破り中国の優勝となりました。
中国:8勝4敗、韓国:5勝5敗、日本:1勝5敗。中国・楊鼎新九段九段の7連勝が光りました。

井山さんの1勝のみと世界戦で苦難の日本勢、7月~8月に行われた春蘭杯、グロービス杯でも結果を残すことができませんでした。
日本劣勢で心配されるのは、囲碁ファンが応援の気持ちを失うことでしょうか・・・。

プロ野球やサッカーでは、贔屓のチームを熱烈に応援するファンがいますね。負け続けても熱烈応援の気持ちは失わないようです。
日本の囲碁ファンもそんな意気を持っていたいですね。

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1年前の記事(2019-08-24):坂井秀至八段が休場、医師の道へ戻る

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将棋/藤井聡太棋聖が王位奪取

2020-08-22 21:00:00 | 日記・エッセイ・コラム

藤井聡太棋聖が王位奪取 「望外、実力以上」
将棋の高校生棋士、藤井聡太棋聖(18)が8月20日、福岡市中央区の大濠公園能楽堂で行われた第61期王位戦七番勝負の第4局で、木村一基王位(47)に勝ち、シリーズ4連勝でタイトルを奪取した。これで棋聖とあわせ二冠となり、タイトル2期獲得の規定により八段に昇段した。18歳1カ月での二冠と八段昇段は、いずれも最年少記録となる。
   (朝日新聞より抜粋)

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次々と最年少記録を塗り替える藤井聡太二冠ですが、暗いニュースが多い中で活気ある話題を提供してくれます。
マスコミ報道ではいろいろな方が登場しますが、師匠の杉本昌隆八段は別格のようです。
囲碁では井山三冠の師匠・石井邦生九段が有名ですが、その存在感は杉本八段と同等と思います。
ただ、世間の評価は杉本さん優勢、これは囲碁と将棋の注目度の差か・・・。

藤井フィーバーには勝負飯、藤井グッズ、地元の応援など盤外の話題が溢れています。
対する囲碁はその辺りが力不足、がんばれ「Go To IGO」・・・。

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1年前の記事(2019-08-22):囲碁業界用語/煽る(アオる)

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映画/犬神家の一族(DVD)

2020-08-20 21:00:00 | 映画

NHK-BSP:アナザーストーリーズ選「犬神家の一族~エンターテインメントの革命児たち~」
番組内容:名探偵・金田一耕助とおどろおどろしいマスク姿の佐清で有名な、映画「犬神家の一族」誕生の舞台裏!日本のエンターテインメントに革命を起こした男たちの野望とは?
出演者ほか【司会】松嶋菜々子,【出演】角川春樹,石坂浩二,【語り】濱田岳
   (NHKオンラインより)

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NHK-BSP「アナザーストーリーズ選(再放送8:00~)」を何となく見ていました。内容は映画「犬神家の一族」の制作過程を紹介するものです。
1976年の作品ですから44年も前になりますか、角川映画の初作品として大変な話題となりましたね。
私もテレビか映画で見た記憶はあるのですが、よく覚えてなくレンタルDVDで改めて見直しました。

映画は登場人物の人間関係が複雑で、ネットにあった相関図を確認しながら見ることに・・・。
最近のテレビ・ミステリー作品に比べると重厚感がありますが、トリックはマニアっぽい感じか?
今の若い人が見たら冗長な印象を持つかも・・・。

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1年前の記事(2019-08-20):スマホアプリ/囲碁アイランド

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碁を打てばボケないはずですが・・・

2020-08-18 21:00:00 | 日記・エッセイ・コラム

週刊碁に連載の「お悩み天国・治勲の人生相談(第423回)」、今週号は認知症の相談です。
「詰将棋が解けなくなりボケないか不安、囲碁6段の知人が認知症で入院したとの噂・・・(69歳)」。

治勲さんは「碁を打てば認知症にならないというのは、世界の医学界の常識です」と回答しています。
どれだけ信憑性があるか分かりませんが、「信ずるものは救われる」・・・。

認知症についてはあまり意識していませんが、健康面・体力面の低下は気になりますね。
近所にいる妻の知人は認知症の気配があり、何度も同じ内容で電話してきます。
本人はボケの意識がないだけに何とも・・・。

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1年前の記事(2019-08-18):第44期名人戦/芝野虎丸が挑戦者に

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第45期碁聖戦第3局/一力、悲願の七大タイトル獲得!

2020-08-16 21:00:00 | プロ棋戦

第45期碁聖戦五番勝負第3局が8月14日(金)東京都千代田区「日本棋院東京本院」で打たれ、一力遼八段が羽根直樹碁聖に白番中押し勝ちをおさめシリーズ3連勝とし自身初の七大棋戦タイトルを獲得した。
一力はこれまで9つのタイトルを獲得していたが七大棋戦は5回挑戦するもいずれも井山の前に涙を飲んでいた。一方羽根は本日が44歳の誕生日だったが自ら誕生祝いとはできずタイトルは1期で手放すこととなった。
   (日本棋院HPより抜粋)

「一力新碁聖、悲願の初タイトル」 「羽根、ストレートで敗れる」
   (週刊碁見出しより抜粋)

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3連勝で碁聖位を奪取した一力・新碁聖、令和三羽烏としては遅すぎた印象です。
タイトルを奪われた羽根さん、若手の勢いに屈したか・・・。

大活躍の新碁聖・一力さんですが、九段にはまだ昇段できないようです。

九段昇段の条件
1.タイトル獲得による昇段
  ・棋聖、名人、本因坊 → 各1期
  ・国際棋戦優勝 → 1回
  ・王座、天元、碁聖、十段 → 各2期
2.勝数による昇段
  ・八段から九段 → 200勝

棋士のステータスはタイトル獲得と段位、現在は段位よりタイトルの方が重視されるようです。

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1年前の記事(2019-08-16):囲碁絵本「いごってなあに?」

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急場を見抜こう

2020-08-14 21:00:00 | 囲碁

大事なところはどこか/急場を見抜こう
「大場より急場」という格言もある通り、実際の対局において、急場に先着することはとても大切です。とはいえ、慣れないと実際の対局では急場は見落としてしまいがちです。アマの方の碁を見ていると、大変な急場を双方がずっと放置していて、観戦している問ずっとドキドキしてしまうこともあります。
 急場を見つけるためには、石の強弱や根拠に敏感になる必要があります。また、ぱっと見ると小さそうな手が実は根拠の要点て、その後に大きな影響を持ってくるような場合もあります。急場は、一手で碁盤全体に大きな影響を及ぼすところのことなので、その手の持っている「影響力」をイメージすることが大切です。
   (月刊碁ワールド2020/8月号より)

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月刊・碁ワールドに連載の「読み切り特大講座第7回(2020/8月号)」は「急場を見抜こう(講師:蘇耀国九段)」。
「大場より急場」はよく言われる格言ですが、「急場」の見分け方は難しいですね。

実戦で「急場」と判断して手入れしたところが緩着だった、逆に第一感で大丈夫と思ったところ大石が死んでしまったなど、「急場」を正しく判断できれば勝率アップは間違いないでしょう。
問題はその判断力ですが、結局「読む力」に行き着くか・・・。

現在、「新型コロナウイルス」が世界の大問題ですが、これも「急場」ですね。
「大場(経済など)より急場(感染対策)」・・・。

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1年前の記事(2019-08-14):夏休みチャレンジ教室2019

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日航ジャンボ機墜落事故、きょうで35年

2020-08-12 21:00:00 | 日記・エッセイ・コラム

520人が犠牲となった日航ジャンボ機墜落事故から8月12日で35年を迎える。墜落現場の群馬県上野村の「御巣鷹の尾根」では8月11日、遺族のみの慰霊登山が本格的に始まった。
尾根の管理人や日航社員、遺族らは墓標や登山道などの清掃や整備を行い、多くの遺族が登る8月12日に向けて準備を整えた。
   (上毛新聞より抜粋)

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過去最大の航空機事故からもう35年ですか、月日の経つのは早いものです。
群馬県では毎年各種の慰霊行事が行われてきましたが、関係者の高齢化やコロナなどの影響で縮小も止む無しのようです。

当時、勤務先ではこの大事故の話題でしばらく持ち切りでした。
中には「事故現場へ行ってくる」という後輩もいたりして・・・。

ただ、このニュースも月日が経つにつれ薄れてきているようです。
8月は原爆の日、終戦記念日などのイベントがあります。忘れてはいけない出来事をどう記憶に留めておくか、ムズなところで・・・。

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1年前の記事(2019-08-12):第44期碁聖戦第4局/許碁聖が連勝でタイに

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