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天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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囲碁漫画/ヒカルの碁①

2025-05-21 21:00:00 | 本と雑誌

◆書籍紹介
・書籍名:「ヒカルの碁①」
・発行所:集英社
・原作:ほったゆみ ・漫画:小畑健
・監修:梅沢由香里
・発行年月:1999年5月
◆あらすじ
ある日小6のヒカルは蔵で古い碁盤を見つける。その瞬間、碁盤に宿っていた平安の天才棋士・藤原佐為の霊がヒカルの意識の中に入り込んだ。佐為の囲碁に対する一途な想いが、徐々にヒカルを囲碁の世界へと導いていく…。

    ○ ● ○

囲碁漫画「伍と碁」が発売され、関係者はヒットを期待しているでしょうね。
小学生の孫が「伍と碁」を読み終え、漫画でその気になればと「ヒカルの碁①」を購入しました。

初版から26年ですか、当初は一大ブームとなり社会現象にもなりました。
読み直してみると色あせてない印象ですが、子供たちの感覚はどうでしょう?
「伍と碁」に比べるとタッチが時代を感じさせますが、シルバー世代には丁度いいか・・・。

    ○ ● ○

1年前の記事(2024-05-21):アマ名人戦群馬県大会2024/藤本さんが3連覇

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囲碁漫画/伍と碁①

2025-05-09 21:00:00 | 本と雑誌

◆書籍紹介
・書籍名:「伍と碁①」
・発行所:講談社
・原作:蓮尾トウト ・漫画:仲里はるな
・監修:井山裕太、寺山怜
・発行年月:2025年5月
◆あらすじ
小さい頃から何でも天才的な才能を見せた秋山恒星は小学6年生の時、囲碁教室に通い始めたが、そこにいる5人の子どもに負け続けてこの挫折によって普通の高校生になっていた。そんなある日、恒星はまた囲碁をすることになって。

    ○ ● ○

囲碁漫画「伍と碁」、日本棋院の宣伝もあり購入してみした。
囲碁漫画というと「ヒカルの碁」。当時一大ブームとなり、囲碁普及に果たした功績も大きかったですね。
「ヒカルの碁」の影響でプロになった棋士も多かったようです。
「伍と碁」も同様の普及効果が期待されていますがどうでしょう・・・。

感想は「ヒカルの碁」の時代と表現は変わっているかなと思います(当然か・・・)。
オジサンにはもう少し時の流れが緩やかでもいいかと・・・。

本書①の終盤に主人公が勝負手の「カタツキ」を打ちます。
囲碁ファンにとっては、ナルホド・・・。

    ○ ● ○

1年前の記事(2024-05-09):名も無き一棋士では終わりたくない

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梨紗流 中盤戦のトリセツ

2025-02-26 21:00:00 | 本と雑誌

月刊・碁ワールドで今年1月号から「梨紗流中盤戦のトリセツ」が連載されています。
講師は上野梨紗女流棋聖、18歳の講師は少ないでしょうね。
読者もオジサン棋士より、若手女流棋士の方が・・・。

毎月3局の解説ですが、手順図が小さくシルバー世代にはやや難点・・・。
これまでの例題をみると勝ち碁がほとんどですが、負け碁の敗因も解説してほしいですね。

攻めるか守るかの判断では「迷ったら攻め」、攻める方が上達にはプラスなので、たとえ間違ってその碁に負けたとしても、長い目で見れば強くなる可能性が高まる。

ナルホド・・・。

     ○ ● ○

1年前の記事(2024-02-26):ジュニア本因坊戦群馬大会・代表決定戦

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時代小説/碁石金

2025-02-18 21:00:00 | 本と雑誌

◆書籍紹介
・書籍名:「碁石金 日暮左近事件帖」
・発行所:光文社
・著 者:藤井邦夫
・発行年月:2024年7月
◆内容紹介
人気シリーズ「日暮左近事件帖」、とてつもない大迫力の剣戟のあとで涙が一筋こぼれる十九弾!

     ○ ● ○

書店の文庫本コーナーで「碁石金」というタイトルを見かけました。
表紙裏のあらすじを読むと、囲碁とは関係なさそうでしたが、「碁石金」が気になり購入し読んでみました。

「碁石金」は甲斐の国で採掘された不揃いな金の粒のようです。
本書では「碁石金」を巡り、主人公と盗賊忍びの争いを描いています。

内容的には史実とかけ離れたフィクション、好みの分野とは違うようで・・・。

     ○ ● ○

1年前の記事(2024-02-18):棋聖戦第5局/一力が制して3勝2敗に

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囲碁書籍「実利至上主義」

2024-11-26 21:00:00 | 本と雑誌

◆書籍紹介
 ・書籍名:「実利至上主義~各時代の名局を1手ずつ解説~」
 ・発行所:マイナビ出版
 ・著者:木部夏生
 ・発行年月:2024年9月
◆内容紹介
囲碁で棋風を分けると主に「実利派」と「厚み派」に区分できますが、実利が嫌いという方はおそらく少数派なのではないでしょうか。
特にダイレクト三々といった序盤から地を稼ぐ打ち方が確立された現代では、より実利の価値が見直されています。

     ○ ● ○

本を選ぶ基準はいろいろですが、今回は「著者:木部夏生」で選びました。
群馬県出身で県民囲碁大会では、指導碁でお世話になっています。

「実利至上主義」という骨太の内容で大丈夫かと、思いましたがそれなりにまとめているようです。
またAIの関わりも出てきますが、こちらはムズなところで・・・。

ザル碁党にとって実利と厚み、いつも迷い道です・・・。

     ○ ● ○

1年前の記事(2023-11-26):NHK囲碁フォーカス/花園高校囲碁部

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囲碁書籍「囲碁 イメージでわかる考え方の教科書」

2024-11-14 21:00:00 | 本と雑誌

◆書籍紹介
 ・書籍名:「囲碁 イメージでわかる考え方の教科書」
 ・発行所:マイナビ出版
 ・著者:囲碁を教える人
 ・発行年月:2024年7月
◆内容紹介
勝つために必要な25の考え方が読むだけで体にしみ込んでいく!
これまでにない画期的な囲碁書籍が誕生。
囲碁が強くなるための最短ルートは「囲碁の格言」をイメージ化して身につけるというものです。

     ○ ● ○

囲碁格言、最短ルート、イメージ化、これらのキーワードについ買ってしまいます。

碁の本質を追及する点では納得しますが、内容を体得するにはかなりの苦労を覚悟しないと・・・。

碁の参考書は沢山ありますが、自分の性格、生活環境、年齢など、マッチングするのはムズなところで・・・。

     ○ ● ○

1年前の記事(2023-11-14):囲碁用語/オシツブシ(押し潰し)

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時代小説/脇坂安治

2024-11-08 21:00:00 | 本と雑誌

◆書籍紹介  
・書籍名:「脇坂安治 七本鑓と水軍大将」
・発行所:実業之日本社
・著 者:近衛龍春
・発行年月:2024年8月
◆内容紹介
賤ケ岳七本鑓、戦国を突き破れ!
信長、光秀、秀吉、家康-戦国乱世を渡り歩いた男

     ○ ● ○

脇坂安治(わきざか やすはる)は、賤ケ岳七本鑓(脇坂安治、片桐且元、平野長泰、福島正則、加藤清正、糟屋武則、加藤嘉明)の一人ですが、清正や正則に比べると知名度はイマイチですね。
戦国乱世で脇坂は脇役に見られがちですが、本書を読むと特異な存在だったようです。
浅井長政に仕えていたため、秀吉の縁者に比べ出世の面で焦りを感じていたとのこと。
天下分け目の関ケ原では「東軍西軍、どっち就かず」でしたが、何とか旧領を安堵されたようです。悩んだことでしょう・・・。

本書に興味を持ったのは、文庫本のカバー・イラスト(井筒啓之)が、愛読していた「三河雑兵心得」シリーズと同じタッチからです。
表紙の絵柄も購入選択の一要素なんですね。

     ○ ● ○

1年前の記事(2023-11-08):第42期女流本因坊戦第4局/藤沢勝利で2勝2敗

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幻冬舎文庫/残照の頂 続・山女日記

2024-09-25 21:00:00 | 本と雑誌

◆書籍紹介  
・書籍名:「残照の頂 続・山女日記」
・発行所:幻冬舎
・著 者:湊かなえ
・発行年月:2024年8月
◆内容紹介
ここは、再生の場所-。
「通過したつらい日々は、つらかったと認めればいい。たいへんだったと口に出せばいい。そこを乗り越えた自分を素直にねぎらえばいい。そこから、次の目的地を探せばいい。」

     ○ ● ○

書店の新刊コーナーで本書を見つけ購入、最近は山岳小説も減りましたね。
「山女日記」はNHK-BSでドラマ化されよく見ていました。

ストーリーは「登山」と、日常の悩みを絡め、前を向いて歩く姿を描いています。
山に親しんだ読者は、それなりに楽しめる作品だと思いますね。

湊かなえ作品は多く出版されており、その中で「落日」は内容が暗く途中で挫折。
「山」をテーマにした作品は楽しめるのですが、ミステリー作品は手ごわい・・・。

     ○ ● ○

1年前の記事(2023-09-25):少年少女秋季囲碁大会(群馬)/2023

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置き去りの傷を探せ!

2024-09-05 21:00:00 | 本と雑誌

月刊・碁ワールドの連載講座に「置き去りの傷を探せ!」というコーナーがあります。
もとは月刊・囲碁未来に連載されていたのですが、休刊(2022年3月)により碁ワールドでの連載となりました。
単行本も発売されています。

・書籍名:「置き去りの傷を探せ! ☆進級シリーズ 2」
・発行所:日本棋院 
・発行年月:2002年5月
・内容紹介
初段をめざす級の人向けの手筋発見の問題集。九路盤上のどこか変な欠陥、傷、手残りなどを探します。オイオトシやウッテガエシなどの基本手筋を発見する感覚と力が、自然と身につきます。

対象は級位者ですが、全問正解には骨が折れます。
ザル碁党の場合、傷を探すのはそこそこですが、傷を忘れるのが得意でドーモ・・・。

講座のタイトル「置き去りの傷を探せ!」、絶妙なネーミングですね。

     ○ ● ○

1年前の記事(2023-09-05):第48期名人戦第2局/芝野名人が2連勝

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新潮文庫/ビタミンF

2024-08-08 21:00:00 | 本と雑誌

◆書籍紹介  
・書籍名:「ビタミンF」
・発行所:新潮社
・著 者:重松 清
・発行年月:2003年6月
◆内容紹介
一時の輝きを失い、人生の“中途半端”な時期に差し掛かった人たちに贈るエール。「また、がんばってみるか――」、心の内で、こっそり呟きたくなる短編七編。直木賞受賞作。

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新聞の書評欄で好評価だったので読んでみました。
入院中で気持ちが落ち込んでいたのですが、心洗われる気分に・・・。

♪何でもないような事が~
 幸せだったと思う~

     ○ ● ○

1年前の記事(2023-08-08):第48期名人戦/井山が挑戦者に

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