天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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大晦日/2011

2011-12-31 18:53:47 | 囲碁

Kane 2011年も今日でひと区切り、日本では大震災など大変な1年でした。
私自身の1年を振り返ると、相変わらず「囲碁」との関わりが多かったですね。
「ライフワーク」というほど大げさではありませんが、生活の中心であったのは確かです。

1・「こども囲碁教室の指導や大会運営などの普及活動」
子どもへの指導は「合宿の開催」や「指導方法の工夫」など、前年より充実した内容になったと思います。

2.「実戦対局」
「ネット碁」では勝率5割をクリアーしたものの、「サマー囲碁カーニバル」「風鈴会」などの大会では残念ながら、いい結果を出せませんでした。内容はともかく、一喜一憂の対局に頭脳フル回転(?)だったと思います。

3.「棋力アップ」
実戦対局の結果から棋力は現状維持でしょうか。囲碁雑誌の検討、問題チャレンジなどそれなりの勉強はしたつもりですが・・・。

   ◇  ◇

囲碁以外で大きな出来事といえば、孫の誕生でしょうか。
別に私自身が頑張った訳ではありませんが、命のつながりに感謝です。

年初に囲碁以外の分野も開拓したいと考えていましたが、思い通りにはいきませんでした。継続テーマとしましょう。

この1年、大きな病気もなく元気に過ごせたことに感謝です。

Afuyuzora

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敵の急所は我が急所

2011-12-30 19:56:21 | プロ棋士

週刊碁(1/2・9合併号)の特別企画「棋士130人が選んだ・上達なんでもベスト10」。第1弾は「格言ベスト10」で第1位は「敵の急所は我が急所」でした。

格言ベスト10
・ 1位 敵の急所は我が急所
・ 2位 厚みに近づくな
・ 3位 厚みを囲うな
・ 4位 一間トビに悪手なし
・ 5位 切り違い一方ノビよ
・ 6位 死はハネにあり
・ 7位 ポン抜き三十目
・ 7位 攻める石にツケるな
・ 9位 二子にして捨てよ
・10位 アキ三角を作るな

1位の「敵の急所は我が急所」。対象者がプロですのでナルホドという感じです。
張栩、山下、井山、羽根、謝など、そうそうたる棋士が推薦していました。

2位の「厚みに近づくな」。高尾九段が推薦していますが、棋風からして納得です。
3位の「厚みを囲うな」。万波奈穂二段の推薦、好戦派らしいですね。
4位の「一間トビに悪手なし」。推薦者は武宮九段でピッタリの感じです。

   ◇   ◇

「こども囲碁教室」でも格言を教えています。
上級クラスは理解できるでしょうが、二桁級の生徒には無理なところもあります。
夏の囲碁教室合宿では、「格言カルタ」のゲームで楽しみました。
内容は理解できなくても、暗唱できるようになれば役に立つことでしょう。

Asyoukaki

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伊勢崎・名和小/後期囲碁大会2011

2011-12-28 19:25:03 | 囲碁

昨日(12/27)は伊勢崎名和小学校・囲碁クラブの後期大会でした。
参加者は約40人。9路、13路、19路盤A・Bの4クラスに分けての大会です。
クラブ部員の大会参加率は5割ほどでしょうか。用事で不参加は仕方ないにしても、「負けるから出ない」という声も聞こえました。
囲碁に対する意欲もイマイチということでしょうが、指導スタッフも悩むところです。

     ◇   ◇

名和小・囲碁クラブのメンバーで「伊勢崎こども囲碁アカデミー」に通っている生徒は6名ほどいます。本大会での成績も上位を占めていました。

この名和小・囲碁クラブの活動は週1回・1時間程度、棋力アップのスピードも限界があるようです。
それでも囲碁に親しんで、仲間ができればOKということでしょうか。

Anawasho_2

 19路盤参加者

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NHKスペシャルドラマ/坂の上の雲

2011-12-26 22:23:14 | テレビ番組

3年にわたるNHKのスペシャルドラマ「坂の上の雲(司馬遼太郎・原作)」が昨夜の放送(全13回)で終わりました。
戦闘シーンや豪華キャストなど、映画を凌ぐ超大作でしたね。
骨太のよい作品だったと思いますが、もう少し歴史的背景の解説があればと思いました。

ただ視聴率はイマイチのようでした。戦争物はあまり受け入れない風土があるのでしょうか。
テレビ番組は娯楽と教養の両面がありますが、最近は娯楽に偏っているようで・・・。

日本の歴史教育では、明治~昭和の部分は曖昧な表現が多いように思います。
その背景には「戦争」という得体の知れない影が尾を引いているのでしょうか。
闇の部分から目をそらさず、事実を理解することが未来の道を開くと思いますが・・・。

Acyclload

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こども囲碁教室/棋力の評価

2011-12-24 21:38:37 | 囲碁

「伊勢崎こども囲碁アカデミー」、今年の活動は今日が最後で全員の集合写真を撮りました。
生徒は年初より2割くらいは増えた感じでしょうか。
ただ教室の雰囲気としては、もっと緊張感がほしいと思っています。

教室では2ケ月毎に勝率で昇級を決めていますが、棋力評価の歪みも出てきています。
意欲の見られない(遊び感覚の)生徒に勝っても、それは実力とは云い難く昇級もどうかなという感じです。
対局の勝率だけでなく、認定問題など筆記テストなども考慮すべきかもしれません。

生徒の大半は昇級に敏感ですが、あまり「勝ち負け」にこだわってほしくないですね。
布石、定石、手筋、詰碁など、基礎となる棋力が大切だと思います。

    ◇   ◇

「たそがれ世代」ともなると「評価」も鈍感になりますね。
学校では通信簿やテストなどの評価、社会人では仕事の評価、家庭ではお父さんとしての評価など、どこにいても「評価」と隣り合わせでしたが「高い評価 = 幸せ」でしょうか・・・。

Aigo_school  

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第59回NHK杯/後半戦のゆくえ

2011-12-22 22:34:22 | テレビ番組

「第59回NHK杯テレビ囲碁トーナメント」も後半に入り、ベスト8に進出したのは張、高尾、井山の3人。残りの対戦は「山田vs謝」「羽根vs彦坂」「坂井vs趙治」「依田vs志田」「王銘vs結城」の5局になっています。
山下・名人本因坊は2回戦で彦坂九段に敗退、早碁の成績はイマイチですね。

注目は謝依旻・女流三冠、関西棋院の瀬戸七段、高原九段を破り、3回戦では関西総本部の山田九段(前回優勝)との対戦です。女流トップの謝さんですが、一般棋戦では苦戦しています。善戦を期待しましょう。

中部の新鋭、志田達哉四段もがんばっています。安斎六段、金八段を破り、3回戦では依田九段(前回準優勝)との対決。若い力をぶつけてほしいですね。

現在2回戦を終わり3回戦の途中で13人が残っています。日本棋院東京本院が6人、中部総本部が3人、関西総本部が2人、関西棋院が2人と中部・関西勢ががんばっています。東西対決も楽しみですね。

   ◇   ◇

本番組は毎回録画しておきますが、後で観戦するのは三分の一くらいでしょうか。
以前はもっとよく見ていたのですが向上心の減退か・・・、意欲はあるのですが・・・。

Aflower

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「月刊・碁ワールド」2012新年号

2011-12-20 21:40:10 | 囲碁

1500001356 日本棋院発行の「月刊・碁ワールド」、新年号で誌面にも変化がありました。
連載講座では「捨て石上手になろう/万波奈穂・二段」「攻めの大局観/山田規三生・九段」「プロの戦略アマの錯覚/小林覚・九段」がなくなりました。
替わって「布石12のヒント/王銘エン・九段」が新規ですが、講座面ではややページ減のようです。

山田九段の「攻めの大局観」は面白かったので、チョット残念な気持ちですね。
王銘エン・九段の講座は独特な考え方で、実戦にはムズなところがあります。

連載読み物では「囲碁ショートショート/眉村卓」「思い出の名棋士/秋山賢司」がなくなりました。
替わって「寺澤せんせいの体にやさしい話/寺澤捷年(医学博士)」が新規。第1回は「棋力アップに役立つ漢方の知恵」で正しい呼吸について書かれています。囲碁雑誌に健康記事はどうかなと思いますが、ためになりそうなのでOKでしょうか。

全体に連載記事が減って、特集やトピックスなど週刊誌的な記事が多くなった感じです。
棋力アップを望む読者にはやや物足りないでしょうが、技術的な棋書は他に多くあり、囲碁月刊誌としてはバランスがとれているのかも・・・。

Aasaichi

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NHK-BSP「日本縦断 こころ旅(秋の旅)」終了

2011-12-18 22:01:09 | テレビ番組

テレビでよく見るのは旅番組です。その中でもNHK-BSP「日本縦断 こころ旅」は面白かったですね。
俳優の火野正平さんが自転車で各地を訪れる番組ですが、今週で「秋の旅(兵庫県~鹿児島県)」が終わってしまいました。その後はどうなのか分かりませんが、続編を見たいですね。

火野さんは高所恐怖症ということで、景色を高い場所から見たり、自転車で高い橋を通過することも多く大変のようでした。
視聴者にはその怖がりようが滑稽に見えるんですね。
見知らぬ人とも他人行儀なところがなく、自然に会話できるのは気さく人柄でしょうか。

私も旅先や乗り物の中で色々な人達と会話ができればと思うのですが、話しかける勇気もなく不調に終わるのが常です。
火野さんのように気軽に他人と近づければ、旅もより楽しくなると思うのですが・・・。

    ◇   ◇

以前「田舎に泊まろう」という番組がありました。有名人が見知らぬ家に前ぶれもなく宿泊を頼み、その様子を映す番組でした。
田舎の人情、暖かさが伝わる番組でよく見ていましたね。

ただ、この番組もあまり知られていない時期はよかったのですが、多くの人が知ってしまうと「よそゆき」のシーンになってしまいます。
旅番組の視聴者は「よそゆき」でなく、日常そのものが見たいんですよね。

Anoto

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孫は天使か?悪魔か?

2011-12-16 20:52:13 | 日記・エッセイ・コラム

Miyuyuseib3_2
10月末から長女・次女に相次いで子ども(孫)が誕生、里帰りで娘二人、孫二人が我家に来て一ケ月半ほどになります。
この2年ほどは夫婦二人の静かな生活でしたが、一挙に6人となりてんてこ舞いの状態です。
私の自由時間も、孫をあやす時間などで三分の一くらいは浸食されているようです。

静かに寝入っている姿は可愛いのですが、いったん泣き出すと手の付けられない状態になります。
まだ二ケ月満たない乳児は「天使」と「悪魔」と「哲学者」が共存しているようです。

まだ地に足が着いていなかった娘たちも、母となり逞しさが感じられます。「母は強し」ですね。

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高梨八段・井沢四段、結婚する

2011-12-14 20:37:20 | プロ棋士

「週刊碁」に掲載されていました。12月4日に高梨聖健・八段と井沢秋乃・四段が結婚されたんですね。
おめでとうございます。ハッピーなニュースはいいですね。

棋士同士の結婚ということで、いわゆる職場結婚ということでしょうか。
高梨さんは東京、井沢さんは関西で、遠距離恋愛の苦労もあったでしょうね。

   ◇   ◇

高梨八段は碁界きってのイケメンとの評判ですが、フリーペーパー「碁的」では独自の路線を突っ走っていました。
「恋のぐるぐるまわし」
「愛のモタレ攻め」
「恋のダメ詰まり」
「愛のゆるみシチョウ」
何とも意味深なタイトルで・・・

「月刊・囲碁ワールド」誌上の「投稿棋譜コーナー/高梨先生質問です!」では面白コメントも載っていました。
今月の最終回では「来年、皆さんをびっくりさせるようなことを計画しています。詳細はまだ秘密ですが、どうぞお楽しみに」とのことでしたが、この結婚のことだったんですね。

井沢四段はテレビの聞き手として何度も登場していますね。
毎年、長野県志賀高原で行われる「サマー囲碁カーニバル」で二度ほどお目にかかりました。
余興で一青窈さんの「ハナミズキ」を唄っていたシーンが印象に残っています。

Amatsu2

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