天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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全国高校選抜囲碁/前橋高が初制覇・高崎女3位

2022-03-30 21:00:00 | 囲碁群馬

高校1、2年生を対象にした囲碁の全国大会、第16回全国選抜大会の団体戦が3月19日、大阪府東大阪市の大阪商業大で開かれ、男子は前橋高が優勝した。女子は高崎女高が3位に入った。
大会は各地区の代表校計32校が出場。県勢2校は1月の関東地区大会を勝ち上がり、本大会に進んでいた。
前橋は出場16校中、唯一の4戦全勝で県勢として大会初優勝。同じく県勢初の栄冠に輝いた昨夏の第45回全国高校選手権大会に続く快挙で、盤石の強さを見せつけた。
高崎女子は4戦全勝で優勝した東洋女子(東京)に次ぐ3勝1敗の成績を収め、個人の勝ち数などから3位となった。
   (上毛新聞より抜粋)

     ○ ● ○

男子団体優勝の前橋高(山﨑、藤本、宮沢)は夏の大会でも優勝しており、順当な結果でしょうか。
女子団体3位の高崎女(宮内、曽根、今井)、予想外の活躍に驚いています。こども囲碁教室で培った実力が発揮できたのですね。
群馬勢の活躍は3名の棋力が揃っており、総合力で好成績につながったと思います。

個人戦は19路盤戦には出場できず、9路盤戦で男女各1名(藤本、大隅)が出場。藤本さんが5位入賞でした。

高校生の活躍に県内の囲碁関係者は盛り上がっています。ただ、この下の世代となると全国レベルの生徒は少なく、強化策を考えないと・・・。

     ○ ● ○

1年前の記事(2021-03-30):第68回NHK杯・決勝/一力が2度目の優勝

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第60期十段戦五番勝負第2局/許が2連勝で防衛に王手

2022-03-28 21:00:00 | プロ棋戦

第60期十段戦挑戦手合五番勝負第2局が3月23日(水)に滋賀県長浜市 「Hotel & Resorts NAGAHAMA」で打たれ、許家元十段が余正麒八段に白番中押し勝ちしシリーズ2連勝、防衛に王手をかけた。第3局は4月7日(木)に長野県大町市「ANAホリデイ・インリゾート 信濃大町くろよん」で行われる。
   (日本棋院HPより抜粋)

「許 連勝、絶好調!防衛へ一直線」 「余、チャンス掴めず」
   (週刊碁見出しより)

     ○ ● ○

防衛に王手をかけた許十段、苦しい形勢から大石を仕留めての勝利でした。
敗れた余八段、コウ争いで優勢になった後のシノギ勝負に誤算が・・・。

許十段は本局まで破竹の11連勝。対する余八段も本因坊リーグで6連勝し挑戦権が目前と、今一番打てて両者です。
本局の流れからすると許十段防衛の可能性が高いのですが、余八段の巻き返しなるか・・・。

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1年前の記事(2021-03-28):第59期十段戦第2局/芝野が勝利1勝1敗に

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第64回女流アマ選手権/久代迎春さん2度目の優勝

2022-03-26 21:00:00 | アマ棋戦

3月12日(土)、13日(日)に第64回全日本女流アマチュア囲碁選手権大会が日本棋院東京本院で開催され、久代迎春さんが全国優勝を果たした。久代さんの優勝は、2018年の第60回大会以来2度目。大会には全国から88名が集結。一次リーグ3回戦を勝ち抜いた16名が本戦トーナメントに進出し、1位から4位までを争った。決勝戦に名乗りを上げたのは、久代さんと田中ひかるさん(栃木)。久代さんの白番中押勝ちとなった。

 ・優 勝:久代 迎春(シード)
 ・準優勝:田中 ひかる(栃木)
 ・第三位:岩井 温子(関西)
 ・第四位:谷 結衣子(神奈川)
   (日本棋院HPより抜粋)

「久代さん2度目の優勝、フレッシュな上位陣」
   (週刊碁見出しより)

     ○ ● ○

2度目の優勝となる久代さんは囲碁インストラクター、元中国棋院棋士とのことで強いハズですね。
準優勝の田中さんは北海道出身で宇都宮大学の囲碁部、栃木は伝統的に女流の強者が多く環境に恵まれているようです。

コロナ禍で各種大会は限定されての開催、主催者も対応が大変かと・・・。
群馬県もコロナ禍の影響で本大会の選抜戦は中止、残念・・・。

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1年前の記事(2021-03-26):大人になったらなりたいもの

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第25回ジュニア本因坊戦群馬/棋力認定戦(3/21)

2022-03-24 21:00:00 | こども囲碁

第25回ジュニア本因坊戦棋力認定戦
 ○日時:3月21日(月・祝)
 ○会場:伊勢崎市民プラザ
 ○主催:群馬少年少女囲碁協会、毎日新聞社、特別協賛:花まる学習会
 ○参加者:82名

●対戦成績(◎優勝、○準優勝)
 ☆Aブロック
  ◎家上紘弥(玉村・南中2) ○石岡まひろ(太田・城西中2)
 ☆Bブロック
  ◎宮沢佳寿(伊勢崎・広瀬小5) ○藍澤遥花(四ッ葉中等1)
 ☆Cブロック
  ◎金子和叶(伊勢崎・赤堀東小4)○清塚誠司(伊勢崎・広瀬小4)
 ☆Dブロック
  ◎小池あかり(伊勢崎・北小3) ○内山瑛斗(玉村・上陽小4)
 ☆Eブロック
  ◎石関いろは(玉村・南小3) ○篠澤 夢(伊勢崎・北小3)
 ☆13路盤
  ◎石岡ひまり(太田・城西小1) ○菊田澪咲(大泉・東小4)

     ○ ● ○

県代表戦(3/13)の1週間後に行われた棋力認定戦、参加者は82名で昨年12月に行われた伊勢崎大会(125名)から3割ほどの減少でした。
コロナ禍の影響で囲碁教室が休みになったのが痛かったですね。

群馬県の「まん延防止等重点措置」は3/21で解除となり、各地区のこども囲碁教室も再開の見通しが立ってきました。
コロナ禍はまだ予断を許さない状況ですが、囲碁で生徒が笑顔になってほしいですね。


対局風景


入賞者(19路、B~Eブロック)

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1年前の記事(2021-03-24):第63回女流アマ選手権/内田さん(埼玉)初優勝

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第69回NHK杯・決勝/一力が2年連続、3回目の優勝

2022-03-22 21:00:00 | プロ棋戦

第69回NHK杯テレビ囲碁トーナメントは3月13日に決勝戦が放送され、一力遼NHK杯(24)が高尾紳路九段(45)を破り、2年連続、3回目の優勝を飾った。一力は、序盤の競り合いで優位に立つが、高尾は中盤に反撃。形勢は、ほぼ互角のまま推移。終盤に入っても難戦が続き、一力が最小差で抜け出した。高尾は21回の出場で初めての決勝進出だったが、優勝はならなかった。
   (日本棋院HPより抜粋)

「一力連覇、早碁王子の真骨頂」 「高尾、僅かに及ばず」 
   (週刊碁見出しより)

     ○ ● ○

NHK杯を制した一力九段、終盤までもつれる戦いでしたが、運よく半目勝ちを収めました。
敗れた高尾九段、善戦空しく・・・。

今期のNHK杯、見どころは中年の星・高尾九段の快進撃でした。決勝では惜しくも半目負けでしたが、平成四天王の面目躍如といった感じでしょうか。優勝・準優勝の棋士はテレビアジア選手権に出場となります。善戦を期待しましょう。

今週の「週刊碁」はトップから3ページが「棋聖位、一力奪取」、最終面2ページが「NHK杯、一力連覇」と「一力週間」の様相でした。
ポスト井山の一番手か・・・。

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1年前の記事(2021-03-22):仲邑菫、史上最年少で二段昇段

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第46期棋聖戦第7局/一力が初の棋聖奪取

2022-03-20 21:00:00 | プロ棋戦

井山裕太棋聖(32)に一力遼九段(24)が挑戦する囲碁の第46期棋聖戦七番勝負第7局が3月17、18の両日、京都市の仁和寺で行われた。勝負は18日午後、黒番の一力が勝ち、4勝3敗で初の棋聖獲得を果たした。1勝3敗から2連勝して「カド番の鬼」ぶりを見せた井山は最終局で敗れ、棋聖10連覇の偉業達成はならなかった。
     (読売新聞HPより抜粋)

「一力奪取、直線の攻めで勝負!」「井山の神話崩れる、10連覇は夢に」
     (週刊碁、見出しより)

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スコア3-3から最終局を制した一力・新棋聖、終始攻勢の姿勢を崩さず押し切りました。
棋聖位10連覇を逃した井山棋聖、一力さんの直球勝負にリズムを狂わせられたか・・・。

今期七番勝負は井山さんの追い上げで一力さん苦戦かと思われましたが、若いエネルギーが優った感じです。特に第4局の半目勝負がシリーズのキーポイントになったかと・・・。

     ○ ● ○

今回の対局地は京都市右京区「仁和寺」。春の桜、秋の紅葉で京都の名所になっているようです。

JR東海の「そうだ 京都、行こう」がテレビで流れていますが、コロナ禍で「行ってみよう」という人は少ないでしょうね。
私も神社仏閣より、温泉が正直な気分で・・・。

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1年前の記事(2021-03-20):苦心の手、普通の手、平凡な手

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桜三月散歩道2022

2022-03-18 21:00:00 | 日記・エッセイ・コラム

先日、近くの河津桜が満開ということで周囲を散歩してきました。
国道(R354)沿いなので風情はイマイチですが、春の訪れを実感しましたね。

朝日新聞に「今こそ!聴きたい/桜ソング」という記事がありました。
1位:さくら/森山直太朗
2位:さくらさくら/日本古謡
3位:桜坂/福山雅治
4位:チェリー/スピッツ
5位:桜/コブクロ
6位:SAKURA/いきものがかり
7位:夜桜お七/坂本冬美
8位:さくら/ケツメイシ
9位:同期の桜/軍歌・戦時歌謡
10位:チェリーブラッサム/松田聖子

昭和のオジサンには知らない曲もありますが、日本人にとって桜は特別な存在なんですね。

(追記)
個人的には井上陽水の「桜三月散歩道」が推しソングですね。

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1年前の記事(2021-03-18):囲碁書籍「詰碁の筋力ジム」

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ジュニア本因坊戦代表戦/群馬大会2022

2022-03-16 21:00:00 | アマ棋戦

須永さん連覇達成、全国大会へ
中学生以下の囲碁日本一を決める杯第25回ジュニア本因坊戦」の関東地区群馬大会の代表決定戦が3月13日、伊勢崎市富塚町の伊勢崎市民プラザで開かれた。前年優勝の伊勢崎市立四ツ葉学園中等教育学校2年、須永大智さんが連覇し、全国大会(3月26、27日、毎日新聞東京本社毎日ホールで開催予定)の出場を決めた。
代表決定戦には、県内の小学2年から中学2年までの10人が参加した。1次リーグの上位4人が決勝トーナメントに進み、須永さんは決勝で富岡市立小野小3年、斎藤一希さんの挑戦を退けて5連勝し、昨年に続いて全国切符を手にした。
群馬大会の棋力認定戦は3月21日、同プラザで行われる。
   (毎日新聞より抜粋)

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今回は会場の関係で県代表戦と棋力認定戦が別の日に行われることになりました。
代表戦参加者10名中、有段者は8名(六段:1名、五段1名、四段:3名、三段:1名、二段:1名、初段:1名、1級:2名)ですが、かなり棋力差があります。募集方法の工夫も必要かと・・・。

県代表を勝ち取った須永さんは2連覇、県内では実力随一です。
準優勝の斎藤さんは小学3年、今後の成長が楽しみですね。


優勝:須永さん(右)、準優勝:斎藤さん(左)


対局風景

大会成績(PDF)

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1年前の記事(2021-03-16):吉岡薫九段(中部総本部)引退

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第46期棋聖戦第6局/井山勝利で決着は最終戦へ

2022-03-14 21:00:00 | プロ棋戦

第46期棋聖戦七番勝負第6局が3月10日(木)・11日(金)に神奈川県箱根町「ホテル花月園」で打たれ、白番の井山裕太棋聖が一力遼九段に中押し勝ちをおさめシリーズ3勝3敗とした。
井山の10連覇か、一力の初棋聖位か、最終第7局は3月17日(木)、18日(金)に京都市右京区「仁和寺」で行われる。
     (日本棋院HPより抜粋)

「井山並んだ、悠然 カド番で連勝」「一力、追い詰められる」
     (週刊碁、見出しより)

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またもカド番を凌いだ井山棋聖、中盤でペースをつかみ押し切りました。
敗れた一力九段、力が入り過ぎか・・・。

井山棋聖は直近の5棋戦(本因坊戦、碁聖戦、名人戦、王座戦、棋聖戦)連続でフルセット、ここまでの4棋戦は防衛・奪取で勝ち抜いてきました。この棋聖戦も実績からすると井山さん有利と見ますが、勝利の女神は・・・?

一力九段のタイトル可能性について、ザル碁党の予想は第4局(3勝1敗:80%)→ 第5局(3勝2敗:65%)、第6局で3勝3敗となり50%を割り込みそうです。追い込まれた一力さんですが、体力勝負(若さ)なら負けない・・・。

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1年前の記事(2021-03-14):囲碁川柳ほか・年間大賞2020/NHK囲碁フォーカス

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月刊/囲碁研究

2022-03-12 21:00:00 | 本と雑誌

日本囲碁連盟から「月刊・囲碁研究」のダイレクトメールが届き思案、「月刊・囲碁未来」が休刊したこともあり、フリカワリすることにしました。

「日本囲碁連盟・囲碁研究」のHP内容
アマチュアのための棋力上達誌、月刊『囲碁研究』。アマチュアの棋力向上を第一の目的とした誌面内容には、強くなるための正しい考え方や、実戦にすぐ役立つテクニック、そしてアマの弱点の解消法など、続けて読めば確実に強くなる記事が満載です。

ナルホド、棋力アップの記事満載は納得です。ただ、問題は満載記事をどれだけ消化できるか・・・。
10年ほど前まで「圍碁」という月刊誌がありましたが、「囲碁研究」の路線と似ている感じでしょうか。
とりあえず「段級位認定テスト」に応募してみようと思っています。

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1年前の記事(2021-03-12):ジュニア本因坊戦/群馬大会2021

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