天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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第40期天元戦第3局/井山天元が2勝目! 高尾十段カド番へ

2014-11-30 19:21:09 | プロ棋戦

第40期天元戦五番勝負の第3局が、11月25日大分県日田市で行われた。結果は白番の井山裕太天元が高尾紳路十段に中押し勝ちをおさめ、防衛まであと1勝とした。第4局は12月11日(木)に兵庫県神戸市で行われる。
    (日本棋院HPより抜粋)

「井山強烈 無双の腕力、高尾をKO」 「高尾、まさかこの石が・・・」
    (週刊碁、見出しより)

    ◇   ◇

序盤から攻め立てる井山天元、強引とも思えるパンチで大石を仕留めました。
敗れた高尾十段、思わぬ強襲にタジタジ、いいところがなかったですね。

この一局をみると井山6冠の強さに圧倒されます。6冠の勲章はダテではないと・・・
ただ、11月28日に行われた十段戦本戦の準々決勝で小林覚九段に半目負けを喫し、7冠の夢は消えてしまいました。7冠への道は険しい・・・

    ◇   ◇

今回の対局地は大分県日田市の「亀山亭ホテル」。日田市はJR九州・久大本線(久留米-大分)の真ん中あたりに位置しています。

日田市を訪れたことはありませんが、7年ほど前に「湯布院」を訪れており列車で日田を通過したことになります。
JR九州では「ななつ星」という豪華列車を運行し、人気を博しているようです。「クルーズトレイン『ななつ星in九州』」というそうですが、乗ってみたいものですね。

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囲碁川柳/囲碁フォーカスより

2014-11-28 21:55:18 | 囲碁

NHK-Eテレ「囲碁フォーカス/囲碁川柳コーナー」、9月~11月の投稿作品より気にいった句を紹介。(青字は私のコメント)

 ◆いそいそと 出ていく囲碁の 熱中症

  カミさんの注意報が・・・

 ◆宇宙流 あれよあれよと 流れ星

  武宮先生のようには・・・

 ◆終局が 良くわからない 囲碁と恋

  分かるまでには経験を積まないと・・・

 ◆入院の 手荷物造り 碁盤から

  この気持ち、分かりますね・・・

 ◆碁敵の 目線に急場 教えられ

  逆の場合、自分もあらぬ方向を見たりして・・・

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第62期王座戦第3局/井山が逆転勝利

2014-11-26 21:32:30 | プロ棋戦

第62期王座戦五番勝負の第2局・第3局が、京都市の「ウェスティン都ホテル京都」で、それぞれ11月18日、11月20日に行われた。
第2局は黒番の村川七段が1目半勝ちをおさめ、星を1勝1敗の五分に戻した。第3局は黒番の井山王座が2目半勝ちをおさめ、2勝1敗として防衛へ大きく前進した。第4局は12月8日に仙台市ので行われる。
    (週刊碁より抜粋)

第2局:「村川 パワフルに快勝」 「井山、強引な切断 敗着に!?」
第3局:「井山貫録、村川・無念 大ヨセで失速」 「京都連戦 打ち分け」
    (週刊碁、見出しより)

      ◇   ◇   ◇

第2局は中盤に井山王座の強引なキリを、村川七段が冷静に応戦しての勝利でした。
第3局は村川七段が優勢に打ち進めていたのですが終盤、不用意な手を井山王座に咎められ逆転を喫しました。

これで本シリーズは井山王座が2-1と防衛に王手をかけました。
1局目が井山の半目勝ち、2局目は村川の1目半勝ち、3局目は井山の2目半勝ちと接戦でした。
内容的には村川挑戦者の戦闘力が評価されているようです。

      ◇   ◇   ◇

今回の対局地は京都市の「ウェスティン都ホテル京都」。先月行われた名人戦第4局もこのホテルでしたね。

京都を舞台にしたテレビドラマに「木曜ミステリー」のシリーズがあります。
「科捜研の女」「おみやさん」「京都地検の女」「京都迷宮案内」など。

この中では「京都迷宮案内」をよく見ていました。橋爪功さん扮するとぼけた新聞記者、味がありましたね。
残念ながら、このシリーズは終了したそうです。

ただこのシリーズ、舞台は京都ですが主な出演者は京都弁を使っていません。
俳優さんも正確な京都弁をマスターするのはムズなんでしょうか・・・

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第9回若鯉戦/本木克弥三段が優勝!

2014-11-24 21:31:51 | プロ棋戦

第9回広島アルミ杯・若鯉戦の決勝が11月16日(日)に行われ、本木克弥・三段(19)が六浦雄太・初段(15)を下し、優勝した。(243手完、白番2目半勝ち)
    (日本棋院HPより抜粋)

「本木初V/強敵を連破、新エース誕生」 「六浦惜しい!準優勝」
    (週刊碁、見出しより)
 
      ◇   ◇   ◇

十代対決となった決勝戦、手厚く打ち進めた本木三段が初タイトルを獲得しました。
準優勝の六浦初段は今年入段したばかりの15歳、十代棋士の上位進出に拍車がかかりそうですね。

本木三段は群馬県藤岡市の出身、小学生のときは県内の少年少女大会や一般の棋戦でも優勝しており、未来の大器と期待されていました。
先月の「ゆうちょ杯」では惜しくも準優勝でしたが、この若鯉戦で初タイトル獲得です。

この若鯉戦、第3回大会では同じ群馬県出身の三谷七段が優勝しています。
群馬出身の若手プロとしては他に、木部夏生初段、新井満涌初段(関西)がいます。活躍を期待しましょう。

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孫娘の七五三

2014-11-22 17:24:28 | 日記・エッセイ・コラム

先日、孫娘の「七五三」にカメラマン&荷物係として同行することになりました。
高崎市内の神社でしたが平日なので他に祈祷する家族もなく、小春日和でゆったりとした「七五三」でした。
ただ、三歳の孫娘にとっては「七五三」の意味など分かるはずももなく、宮司の祈祷に怯えていましたね。

私の子ども時代「七五三」の記憶は残っていません。多分、お祝いの行事をするほどの余裕はなかったのだと思います。

昨今は日本の伝統行事だけでなく、欧米の風習もプラスされややこしい時代になりましたね。クリスマス、バレンタイン、ハロウィンなど、プレゼントの回数も頻繁に・・・

   ◇   ◇

皇室では男子が五歳になると、碁盤から飛び降りるという儀式「深曽木(ふかそぎ)の儀」というのがあるそうです。
数年前にテレビのニュースでも放送していましたね。

囲碁ファンからするとドーモ、という感じですがどうでしょう・・・

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関東高校囲碁/群馬県予選会2014

2014-11-20 19:32:57 | 囲碁群馬

第30回関東地区高校囲碁選手権大会・群馬県予選会の個人戦が11月3日、富岡高で行われ、男子19人、女子4人が熱戦を繰り広げた。
男子は鈴木祐真君(高崎1年)、女子は長谷川由美さん(高崎商大附2年)がそれぞれ優勝した。2人を含む上位の男女各4人が、来年1月の関東大会(埼玉県北本市)へ進む。
10月25日の団体戦は男子で富岡A、女子で高崎商大附Aが優勝し、関東大会に出場する。
    (上毛新聞より抜粋)

    ◇   ◇

本大会の参加者は男女合わせて23名、何とも寂しい状況です。
参加者名簿を見ると、過去「少年少女囲碁大会(小中学生)」に参加した生徒はほぼゼロ。つまり、高校生になってから囲碁を始めた人がほとんどということになります。
これでは全国大会での活躍は難しいでしょうね。

小年少女の大会では100名以上の参加があるのになぜか。中学生になると大半の生徒が囲碁から遠ざかってしまいます。まだまだ「囲碁」に対する認知度が低いのですね。

中学生への囲碁普及はどうするか。横断的な組織が必要かと思いますがムズなところで・・・
また、現役の教師で囲碁をする人がほとんどいないのも悩ましい・・・

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ブログ「天声人碁」引っ越し

2014-11-18 20:52:32 | 日記・エッセイ・コラム

いま掲載中のブログサイト(OCNブログ人)が今月末で閉鎖とのこと、マイッタ・・・
大家さんが「アパートをたたむので、別のアパートに引っ越してくれ」という感じでしょうか。

引っ越しツールはあるものの結構大変、サービス内容も変わり「住み心地」に慣れるには時間がかかりそうです。
情報サービスではある程度予想される事ですが、ドーモ・・・

そういえば日本棋院ネット対局「幽玄の間」が11月16日(日)13時~17日(月)18時までサーバートラブルで利用できませんでした。
障害対策は考慮しているのでしょうが、想定外か・・・

    ◇   ◇

「天声人碁」も開設して9年ほどになります。
閉鎖するのは簡単ですが、愛犬を亡くしたような気持になるのでは・・・

記事のネタに悩むこともありますが、もう少し続けていこうかと・・・

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第40期天元戦第2局/高尾が1勝1敗のタイに戻す!

2014-11-16 17:20:36 | プロ棋戦

第40期天元戦五番勝負の第2局が11月11日(火)に北海道札幌市で行われた。結果は白番の高尾紳路十段が井山裕太天元に中押し勝ちをおさめ、スコアを1勝1敗のタイに戻した。第3局は11月25日(火)に大分県日田市で行われる。
    (日本棋院HPより抜粋)


「高尾逆襲、重厚な攻めで押し切る」 「井山、苦心の反撃も・・・」
    (週刊碁、見出しより)


    ◇   ◇

高尾挑戦者が意地を見せましたね。「重厚戦車・高尾」らしさの出た一局でしょうか。
敗れた井山6冠、ペースをつかめない印象でしたね。

    ◇   ◇

今回の対局地は北海道札幌市の「京王プラザホテル札幌」。
札幌といえば1972年の「冬季オリンピック」。もう40年以上も前になるんですね。
その時のテーマソングにトワ・エ・モワが唄っていた「虹と雪のバラード」がありました。

   「虹と雪のバラード」
 作詞:河邨文一郎 作曲:村井邦彦 
 歌:トワ・エ・モワ

 ♪ 虹の地平を あゆみ出て~
   影たちが近づく 手をとりあって~


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第33期女流本因坊戦第3局/藤沢が最年少女流本因坊獲得!

2014-11-14 19:00:07 | プロ棋戦

第33期女流本因坊戦五番勝負第3局が11月7日に東京・市ヶ谷の日本棋院で行われた。結果は黒番の藤沢里菜・会津中央病院杯が向井千瑛・女流本因坊に5目半勝ちをおさめ、3連勝でタイトルを奪取した。藤沢は16歳1ヵ月での女流本因坊獲得となり、史上最年少記録となる(これまでは謝依旻女流名人の17歳11ヵ月)。
     (日本棋院HPより抜粋)

「里菜頂点、圧巻 藤沢の局面打開力」 「向井、勝負手に対応ミス・・・」
     (週刊碁、見出しより)

      ◇  ◇  ◇

3連勝でタイトル奪取の藤沢里菜さん、今や井山6冠と囲碁界の二大スターですね。
敗れた向井千瑛さん、女流本因坊位を一期で明け渡しは無念でしょうね。ママさん棋士は大変・・・

それにしても里菜さんの快進撃はすごいですね。今年の勝ち星ランクでも河野九段、許二段に続いて第3位をキープしています。
里菜さんの活躍で話題にのぼるのは祖父の故・藤沢秀行師、父親の藤澤一就八段の影がイマイチ・・・

どこの世界も最年少記録は塗り替えられていきますね。
オジサン世代とは、どんどん年齢差が離れていくのが淋しい・・・

Stfujisawa

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「美しい国、日本」雑草が・・・

2014-11-12 19:33:02 | 日記・エッセイ・コラム

国内を旅行して嘆かわしいのは「雑草」が景観を台無しにしていることです。
この秋、広島・島根などを旅してきましたが、少し観光地を外れると雑草だらけですね。
私が若年の頃は、これほど荒れていなかったように思いますが・・・

お偉方は「『美しい国、日本』を目指して」と言ってますが、この雑草列島を見ると・・・
外国からの観光客も残念に思っているでしょうね。

ただ「対策は・・・」というと難しい。生活様式や価値観が、変わってしまったのですね。

雑草というと「踏まれても踏まれても立ち上がる」逞しさのようなイメージがありますね。
日本列島、雑草は元気ですが「雑草魂」は低下傾向・・・

Seitakaawadachia

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