天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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高校囲碁選手権/2018

2018-07-31 21:00:00 | アマ棋戦

◎団体戦(7月23日・24日)
男子決勝は灘(兵庫)が2-1で春日部(埼玉)を下し19年ぶりの優勝。
女子決勝は洛南(京都)が2-1で札幌南(北海道)を下し初優勝。

◎個人戦(7月24日・25日)
男子決勝は林朋哉さん(浦和・埼玉)が鈴木智大さん(柏陽・神奈川) を下し初優勝。
女子決勝は岩井温子さん(洛北・京都)が田中ひかるさん(札幌南・北海道)を下し2連覇。
   (日本棋院HPより抜粋)

     ○ ● ○

高校団体戦、都市部の生徒が強いようです。地方では、レベルアップの環境が整っていないこともあるでしょうか。
高校個人戦、近年は一般のアマ棋戦でも上位を占める選手が増えており、高校生恐るべし・・・。

     ○ ● ○

◎群馬県勢の成績
◆男子団体戦
 ・前橋高校:予選通過ならず(○●○)
◆女子団体戦
 ・前橋女子高校:1次リーグ突破(○○○)、7位入賞
◆男子個人戦
 ・松永 有さん(前橋高):予選通過ならず(○●○)
 ・山田直毅さん(前橋高):予選通過ならず(●●●)
◆女子個人戦
 ・金井優花さん(藤岡中央高):予選通過ならず(●○○)

女子団体の前橋女子高は 【少数精鋭】 、昨年に続き7位に入賞し、群馬県の名を高めました。



ただ、総体的に選手層は薄く、部員増強が望まれます。

     ○ ● ○

1年前の記事(2017-07-31):第42期碁聖戦第3局/井山3連勝で6連覇

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第8回マスターズカップ/依田が初優勝!

2018-07-29 21:00:00 | プロ棋戦

第8回フマキラー囲碁マスターズカップの決勝戦が7月21日に東京都千代田区の日本棋院東京本院で行われた。結果は依田紀基九段が片岡聡九段に白番中押し勝ちし、初優勝を決めた。
   (日本棋院HPより抜粋)

「依田初V、鋭く冴え渡る読み」 「片岡はチャンスをものにできず」
   (週刊碁見出しより抜粋)

     ○ ● ○

本棋戦初優勝の依田さん。勝負どころで強さを発揮し、激戦を制しました。
敗れた片岡さん、中央の攻防戦で見落としがあったようです。残念・・・。

本棋戦は50歳以上限定のシニア棋戦で依田さんは52歳、タイトル数は36。片岡さんは59歳、タイトル数は6。実績では依田さんが上回っています。
依田さんはAI関連の本も出しており、本局も最新の戦形が出てきたようです。
50歳を超えてなお 【進取果敢】 最新のトレンドを追及する姿勢は見習いたいですね。

     ○ ● ○

1年前の記事(2017-07-29):中学生の部活動/囲碁は・・・

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張栩九段が9期ぶりに名人挑戦

2018-07-27 21:00:00 | プロ棋戦

第43期名人戦リーグ7月ラウンドの張栩九段-黄翊祖八段が行われた。ここまで6勝0敗の張が白番中押し勝ちをおさめ、リーグ成績7勝0敗で、8月の最終ラウンドを待たずに挑戦権を獲得した。張栩九段はこれまで名人を通算4期獲得。第34期以来、9期ぶりの名人戦挑戦手合出場となった。
   (日本棋院HPより抜粋)

「張栩再来、7連勝で挑戦権獲得」 「井山との七番勝負へ」
   (週刊碁見出しより抜粋)

     ○ ● ○

張さんが7連勝のブッチギリで名人戦に名乗りを挙げました。
他の棋戦ではあまり目立った活躍は見られませんでしたが、 【一点突破】 名人戦一本に絞った感じです。



一時は5冠王と頂点を極めた張さん、近年タイトル戦ではしばらく休眠状態でしたか・・・。

井山七冠との名人戦ですが、予想としては張さんが苦戦しそうですね。
世代交代に逆らって張さんがどこまで踏ん張れるか・・・。

     ○ ● ○

1年前の記事(2017-07-27):電子レンジが秒読み・・・?

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楽しく上達勉強法/碁ワールド

2018-07-25 21:00:00 | 囲碁

月刊・碁ワールド8月号に「夏休みに強くなろう『楽しく上達勉強法』~藤澤一就八段にインタビュー~」が掲載されています。

「強くなりたい」。数多くの囲碁ファンが抱く切実な思いである。そこで、数々の有望な若手棋士を育てた藤澤一就八段に勉強法の秘訣がないかインタビューした。
どうやら、詰碁や棋譜並べなどに取り組んでも、やり方が悪いと効果が半減してしまうことがあるようだ。棋力が伸び悩んでいる方は夏の長期休暇を利用して勉強法を見直してみてはいかがだろうか。

◎たのしく上達勉強法
 1.やる気を出す仕組み作り
 2.定石・布石は好きなものから
 3.詰碁は継続することが大切
 4.棋譜並べは手間を省くのがコツ
 5.楽しくやることが上達の近道である
     (碁ワールド8月号より抜粋)

     ○ ● ○

「楽しく上達」、頭では分かっていても実践となるとムズな課題です。

ザル碁党も少し前に「ヨセ」の問題集に取り組んでいたのですが、実戦(ネット碁)ではヨセの巧拙で勝ちにつながったケースはほとんどありません。つまり、効率の悪い勉強法だった・・・。

振り返ってみると、中途半端な知識の蓄積で終わってしまったようです。
知識を脳ミソに浸透させるには 【水滴石穿】 繰り返し問題に取り組み、即答できるレベルになることでしょうが、これが続かない・・・。


(すいてきせきせん)

自身の棋力アップはともかく、「こども囲碁教室」でも生徒のレベルアップには気を使っています。
週1回、教室での勉強・対局だけでは限界があります。教室以外に自宅など、いかに囲碁に向き合う時間が増やせるか?
「やる気を出す仕組み作り」はゴールの見えないテーマです。

     ○ ● ○

1年前の記事(2017-07-25):第2回扇興杯決勝/藤沢が初優勝、女流四冠に!

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第3回扇興杯決勝/万波が牛を下し初タイトル!

2018-07-23 21:00:00 | プロ棋戦

「第3回扇興杯女流囲碁最強戦」の決勝が7月15日に滋賀県東近江市で行なわれた。結果、万波奈穂三段が牛栄子二段に、180手まで白番中押し勝ち。初のタイトル獲得となった。
   (日本棋院HPより抜粋)

「万波やった!、悲願の初優勝」 「牛、先輩の前に決勝で散った・・・」
   (週刊碁見出しより抜粋)

     ○ ● ○

囲碁界のアイドル的な存在の奈穂さんが、新鋭の牛さんを抑えて初優勝。よかったですね。
敗れた牛さん、準決勝では本命・上野女流棋聖を破り勢いに乗ったと思われましたが・・・。

 【才色兼備】 の奈穂さん、囲碁のイベントや普及活動など多忙の中での優勝は感慨深いものがあったようです。



今年、伊田八段との結婚も好影響があったようです。一方、夫・伊田八段の不調は・・・?

     ○ ● ○

今回の対局地は滋賀県東近江市の「迎賓庵あけくれ」。
2週間ほど前、NHK-BSPの番組「にっぽん縦断こころ旅」に東近江市が出ていました。
何でもないバス停の紹介でしたが、心に残る風景ってそんなものかも・・・。

     ○ ● ○

1年前の記事(2017-07-23):第42期碁聖戦第2局/井山が連勝!!

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将棋界は群雄割拠/8タイトル8棋士分け合う

2018-07-21 21:00:00 | 日記・エッセイ・コラム

将棋の第89期棋聖戦五番勝負の第5局は7月17日、東京都千代田区の都市センターホテルで指され、挑戦者の豊島将之八段が羽生善治棋聖に勝ち、対戦成績3勝2敗で初タイトルとなる棋聖位を獲得した。この結果、将棋界の全8タイトルを8人の棋士が一つずつ保持することになった。全タイトルが分かれるのは、1987年に7タイトルを7人で分け合った時以来約31年ぶりとなる。
現在のタイトル保持者は、羽生竜王(47)、佐藤天彦名人(30)、高見泰地叡王(25)、菅井竜也王位(26)、中村太地王座(30)、渡辺明棋王(34)、久保利明王将(42)、豊島棋聖(28)の8人。
      (朝日新聞より抜粋)

     ○ ● ○

将棋界は8タイトルを8棋士が分け合う 【戦国時代】 ですね。



年齢層は20代:3人、30代:3人、40代:2人、一般社会で活躍する年齢層と合致するようです。

一方、囲碁界は井山さん(29)が7冠独占と対照的です。
「ポスト井山」となると10代~20代が予想され、年齢は将棋より若い世代になりそうですね。

それにしても、将棋界は「藤井フィーバー」など話題豊富ですね。
囲碁界にも話題沸騰の嵐は吹かないか・・・。

トマト

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1年前の記事(2017-07-21):アルファ碁から”囲碁の未来”を語る/碁ワールド

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群馬・県民囲碁大会2018

2018-07-19 21:00:00 | 囲碁群馬

県民囲碁大会・Aブロック/鈴木さん(前橋)優勝
第18回県民囲碁大会が7月16日、高崎市市民活動センター・ソシアスで開かれた。小学1年から80代までの190人が出場し、最もレベルの高いAブロックは、前橋市の会社員、鈴木啓斗さん(19)が初優勝した。
愛好者の親睦を深め、技術向上を図ろうと毎年実施。段位などで決められた棋力に応じてA~Lの12ブロックに分かれ、全員4回以上対戦し順位を付けた。

◎各ブロック優勝者
 ▽A 鈴木啓斗(前橋)  ▽B 神尾忠彦(伊勢崎)
 ▽C 金井博哉(桐生)  ▽D 黒沢進(富岡)
 ▽E 早見謙一(高崎)  ▽F 石岡佑真(太田)
 ▽G 高橋和剛(高崎)  ▽H 伊藤元好(同)
 ▽I 須藤正えい(中之条)▽J 江頭邦宗(高崎)
 ▽K 倉持虹汰(玉村)  ▽L 半谷祐一郎(前橋)
      (上毛新聞より抜粋)

     ○ ● ○

今大会の出場者は190人、昨年が229人でしたのでやや少なめでした。
高齢者の参加が減ったような気もしますが、これも仕方ないですか・・・。
次回はもう少しPR方法に工夫が必要かも・・・。

小中学生の参加は今年も3割ほどで、下位(5級以下)の2ブロックはジュニアでまとめました。
その上のクラスは大人と混在での対戦、段級位の基準が甘いのか 【四苦八苦】 の状況でしたね。
ジュニアと一般の段級位差、調整するのはムズなところで・・・。

運営面では前日に会場の設営ができたので、当日朝のドタバタがなくよかったですね。
ただ、参加募集締め切り後に、申込みや変更などで組合せ大変でした。
運営スタッフのみなさん、お疲れ様でした。


 大会風景


 ジュニア・クラス


 Aブロック決勝戦

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1年前の記事(2017-07-19):群馬・県民囲碁大会2017

 

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プロ棋士勝ち星ランキング(2018年前半)

2018-07-16 21:00:00 | プロ棋戦

勝ち星ランキング(7月13日現在)
 ①芝野 虎丸七段 26勝11敗
 ②許  家元七段 25勝3敗
 ③山下 敬吾九段 24勝12敗
 ④関 航太郎二段 23勝9敗
 ⑤六浦 雄太七段 21勝9敗
 ⑥大西 竜平三段 20勝6敗
 〃姚  智騰四段 20勝8敗
 〃牛  栄子二段 20勝12敗
 ⑨富士田明彦六段 19勝3敗
 〃小池 芳弘三段 19勝5敗
 〃鈴木 伸二七段 19勝6敗
 〃万波 奈穂三段 19勝9敗
 〃本木 克弥八段 19勝10敗
 〃上野愛咲美女流棋聖 19勝11敗
 〃井山 裕太棋聖 19勝12敗
 (日本棋院:女流、若手、シニア棋戦を含む)
     (週刊碁より抜粋)

     ○ ● ○

今年も後半戦に入り熱戦が続いています。
井山7冠が棋聖戦、十段戦、本因坊戦で防衛を果たしましたが、碁聖戦では許家元七段に0-2と波乱の予兆も・・・。

勝ち星ランキングでは若手の芝野さん、許さんが昨年から絶好調ですね。
今やベテランと言われそうな山下さん、単独3位でがんばっています。

女流では万波奈穂さんが好調、結婚して 【物心両面】 充実の毎日か・・・。

連勝記録では小池芳弘三段が16連勝中(4/5~)と注目株ですね。

後半戦の予想ですが、まずは井山さんの七冠維持、今年中には崩れそうな予感がします。
あとは前半の流れから、10代、20代前半の棋士がランキング上位を独占か・・・

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1年前の記事(2017-07-16):花火大会2017

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少年少女県代表選手・強化練習会2018

2018-07-14 21:00:00 | こども囲碁

大会前プロ棋士が指南
囲碁の普及に取り組む群馬少年少女囲碁協会は、伊勢崎市民プラザで県代表選手強化練習会を開いた。全国大会などに出場する小中学生22人がプロ棋士から手ほどきを受け、大会での活躍を誓った。
今月末に都内で開かれる小中学校囲碁団体戦全国大会などに出場する選手が集まり、棋力向上を図った。伊勢崎市出身の三谷哲也七段が講師を務め、指導や大盤での解説を行った。
      (上毛新聞より抜粋)

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先日(7/8)、「少年少女県代表選手・強化練習会」が行われました。
本企画は数年前から全国大会などに向けて、棋力アップを図る目的で行われてきました。

◎強化練習会対象者
 ・少年少女囲碁全国大会出場者
 ・小中学校囲碁団体戦全国大会出場者
 ・首都圏カップ代表選手候補者

群馬県の小中学生囲碁は着実にレベルアップしており、特に中学生は 【意気軒昂】 最強メンバーかと思います。



ただ、小学生以下となると手薄な感が否めず、今後の強化策を考えないと・・・。

全国大会となると棋力だけでなく、マナーも相応のレベルが要求されますね。

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1年前の記事(2017-07-14):NHKEテレ・囲碁フォーカス/囲碁のマナー

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玉村こども囲碁教室/新規加入(7期生)は10名

2018-07-12 21:00:00 | こども囲碁

「玉村町こども囲碁教室」では2018年度の新規生徒を募集をした結果、10名の生徒が新たに学ぶことになりました。
玉村小学校地区と上陽小地区が各5名で、南小、芝根小、中央小からの参加がなかったのがやや残念です。
学年は小学校3年(1名)、小2(1名)、小1(7名)、年長(1名)と以前より低学年化、進め方も考えないと・・・。

これで囲碁教室の生徒数は40名ほどになりました。問題は会場のスペースと指導スタッフが手薄なことでしょうか。
対応策はムズなところですが、保護者の協力を得て 【明朗快活】 な教室にしたいと思っています。

「囲碁をやってて良かった」そんな声が聞こえるように・・・。

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1年前の記事(2017-07-12):「技」でかなわないのなら「心と体」で勝負

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