天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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第24回農心辛ラーメン杯/日本3位

2023-02-28 21:00:00 | プロ棋戦

日中韓の5人制勝ち抜き団体戦「第24回農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦」の最終第3ラウンド(第10戦~)が2月20日、ネット対局で始まった。日本から最終5番手として、井山裕太九段(33)が20日、出場し、韓国の朴廷桓九段と対戦。一進一退の攻防の末、白番2目半差で敗れた。日本は1勝のみで、3位が確定。優勝は韓国で、中国を破り3連覇。通算15回目の栄冠をつかんだ。
   (日本棋院HPより抜粋)

「日本3位、井山連勝ならず」 「韓国、堂々の3連覇」
   (週刊碁、見出しより)

     ○ ● ○

日本3位とはいえ最下位、中韓との差は歴然か・・・。

 ・一力 遼九段:●
 ・許 家元九段:●
 ・芝野虎丸九段:●
 ・余 正麒八段:●
 ・井山裕太九段:○●

昨年は井山さんの4連勝で準優勝、幸運だった・・・?
頼りの井山さんもメンバー最年長、若手の躍進を期待したいのですがドーモ・・・。

本棋戦スポンサーの商品は「農心辛ラーメン」、一時期スーパーなどで見られましたが最近はあまり目にすることがありません。
世界では売れてるようですが日本ではイマイチ、韓国風味が日本人にはドーモという感じでしょうか。

     ○ ● ○

1年前の記事(2022-02-28):第23回農心杯世界囲碁最強戦/日本の優勝ならず

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プロ棋士・四字熟語/蘇耀国、柳澤理志

2023-02-26 21:00:00 | プロ棋士

「週刊碁」に連載の四字熟語、「つるりん(鶴山淳志八段、林漢傑八段)式観る碁のすすめ」

第71回:鳶目兎耳/蘇耀国九段
★鳶目兎耳【えんもく・とじ】:トビのようによく見える目と兎のようによく聞こえる耳。それらを持つジャーナリストなど指す語。

つる:碁界で一番情報通なのは誰でしょうか?
りん:はい! 蘇耀国さんです!
つる:正解! あまりに情報通なことから一部で「週刊ヨウコク」と言われているよね。
りん:蘇さんに聞けば何でも教えてくれるし、毎回そうだったんだ! っていう驚きがある新情報を持っているよね。どうしてあんなに何でも知っているんだろう。
つる:話し上手だけど、めちゃくちゃ聞き上手でもあるからじゃないかな。

第72回:八面六臂/柳澤理志六段
★八面六臂【はちめん・ろっぴ】:多方面での活躍。一人で何人分もの活躍をすること。仏像などで八つの顔と六本の腕をもっていること。

りん;はっきり言って、柳澤先生は我々のあこがれですよ。ユーチューブチャンネル「プロ棋士柳澤理志の囲碁教室」のチャンネル登録数は2万人越え! 面白くて勉強になるコンテンツを毎週必ずアップしていて本当にすごい。
つる:しかも、彼はユーチューブだけじゃない。王冠戦の観戦記に、普及活動、色々な分野でまさに八面六臂の活躍をしているよね。
    (週刊碁より抜粋)

     ○ ● ○

蘇耀国九段(43)中国出身、1991年に11歳で来日。当時は趙治勲さん、小林光一さんが活躍していた頃、中韓もこれからという時期でしょうか。
中国出身は珍しいですね。昨年、蘇九段の成績は20勝14敗、まだまだ頑張ってほしいですね。

柳澤理志六段(34)は昨年の成績14勝13敗。対局以外の活動で多忙の中頑張っていますね。
プロ棋士とアマチュアの溝を埋めるような活動に拍手を送りたいですね。

     ○ ● ○

1年前の記事(2022-02-26):◎猪突猛進/張豊猷八段

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プロ棋士ペア碁選手権2023/鈴木・山下ペアV

2023-02-24 21:00:00 | プロ棋戦

「鈴木・山下、共に久々の優勝」「辻・河野、痛恨見損じ」
「プロ棋士ペア碁選手権2023」の決勝戦が2月12日、東京・恵比寿/ザ・ガーデンホールで行われ、辻華二段・河野臨九段ペアを逆転で下し、鈴木歩七段・山下敬吾九段ペアが優勝した。
   (「週刊碁」より抜粋)

     ○ ● ○

優勝の鈴木・山下ペア、トーナメント4回戦は全局逆転勝利とのこと、経験が流れを変えたようですね。
準優勝の辻・河野ペア、一瞬のミスが命取りに・・・。

優勝ペアは円熟味を発揮し、若手の力を封じたようです。
準優勝の辻さんについて、治勲さんは「辻さんは菫ちゃんと遜色ない」とベタ褒め、今後に期待しましょう。

囲碁はペア碁という競技がありますが、将棋はありません。
男女共同参画という点では囲碁リードか・・・。

     ○ ● ○

1年前の記事(2022-02-24):第69回NHK杯/ベスト4(一力、高尾、河野、余)決定

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草津温泉/ゆけむり紀行

2023-02-22 21:00:00 | 旅行記

先週の土日、草津温泉へ一泊旅行に行ってきました。

・1日目:自宅 → 草津温泉旅館(湯畑夕景散策、宿泊)
・2日目:旅館 → 草津熱帯園 → 地蔵の湯 → 湯畑近辺散策・昼食 → 自宅

混雑していましたね。コロナ控えの反動でしょうか。
ただ9割以上の人はマスク着用で、コロナ以前の景色には戻っていないようです。

氷雨の中、「湯畑」や付近の飲食店、みやげ物屋はごった返していました。
特に若いカップルが目立って・・・。

夕食時は久しぶりの生ビールでしたが、不覚にも酩酊状態に・・・。
これからはノンアルですね。

娘と孫の付き添い旅で疲れました。
静かな温泉への一人旅に憧れますね。

     ○ ● ○

1年前の記事(2022-02-22):プロ棋士ペア碁選手権2021決勝/知念&一力組が優勝

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第47期棋聖戦第4局/一力勝利、防衛まであと1勝

2023-02-20 21:00:00 | プロ棋戦

第47期棋聖戦七番勝負第4局が2月16日(木)・17日(金)に宮城県知事公館で打たれ、一力遼棋聖が芝野虎丸名人に黒番中押し勝ちをおさめ3勝1敗となった。第5局は3月2日(木)・3日(金)に千葉県勝浦市「三日月シーパークホテル勝浦」で打たれる。
   (日本棋院HPより抜粋)

「一力凱旋、防衛まであと1勝」 「芝野、大石に迫るも・・・」
   (週刊碁、見出しより)

     ○ ● ○

3-1と棋聖位防衛に王手をかけた一力棋聖、大石の攻め合いをシノギ切りました。
カド番に追い込まれた芝野名人、決死の大捕り物も決め手を逃し・・・

棋聖 vs 名人の頂上決戦、一力さんの防衛が色濃くなってきました。内容的にも自信がうかがえます。
苦戦の芝野さん、メンタル面での強靭さを見せてほしいですね。

     ○ ● ○

今回の対局地は宮城県知事公館、地元一力さんの全面応援のようでドーモ・・・。
芝野さんにとっては完全アウェイ、心境はいかに・・・?

昼食の勝負めしは両者「仙台せりそば」、仙台名物のせりに、同じく仙台名物の笹かまぼこがのった一品とのこと。
「笹かまぼこ」は美味しそうですが、「せり」はドーモ・・・。

     ○ ● ○

1年前の記事(2022-02-20):第46期棋聖戦第4局/一力、あと1勝で棋聖奪取

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昭和布石の活用法

2023-02-18 21:00:00 | 囲碁

月刊「囲碁研究2月号」に「今こそ打ちたい!昭和布石の活用法」というコーナーがありました。

解説の釼持丈八段
「AI戦術は、複雑な変化を理解したうえで成り立っているものも多く、アマチュアの皆さんが使いこなすには難しいという一面もあります。昭和布石を取り上げ、簡明に打ち進める方法を伝授します。」

ザル碁党を含め、一般の囲碁ファンはAIに対し同じように思っているのではないでしょうか。


お勧めの「ふた隅小目からの小ゲイマジマリ」、最近ではほとんど見られませんが、アマチュアには有力とのこと。

囲碁だけでなく、多くの分野で昭和を懐かしむ人は多いでしょうね。
昭和は遠くなりにけり・・・。

     ○ ● ○

1年前の記事(2022-02-18):◎難攻不落/高尾紳路九段

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第13回行田市少年少女囲碁大会2023

2023-02-16 21:00:00 | こども囲碁

2/4(土)に「第13回行田市少年少女囲碁大会」が開催されました。
参加者は50名ほど、これまでと比べるとかなり少ないようです。
群馬県からは「伊勢崎こども囲碁アカデミー」と「玉村町こども囲碁教室」から20人以上が参加、参加者全体の半数ほど占めた感じです。

最上位の19路ノーハンデ戦は埼玉勢が上位を占めましたが、19路ハンデ戦、13路盤戦では群馬勢が上位で頑張っていました。
プロ棋士(黒滝正憲八段、三村芳織三段)による指導碁もあり、半数近くの生徒が指導を受けていました。

大会の運営は群馬県の大会と異なりますが、参加者はほぼ満足した様子でした。
地域により運営方式は違いますが、学ぶべき点は学び、少年少女囲碁界の活性化に役立てていきたいものです。

     ○ ● ○

1年前の記事(2022-02-16):将棋:藤井聡太竜王が最年少五冠に

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第47期棋聖戦第3局/一力が2勝目

2023-02-14 21:00:00 | プロ棋戦

第47期棋聖戦七番勝負第3局が2月3日(金)・4日(土)に長崎県西海市「オリーブベイホテル」で打たれ、一力遼棋聖が芝野虎丸名人に白番中押し勝ちをおさめ2勝1敗となった。第4局は2月16日(木)、17日(金)に宮城県仙台市「宮城県知事公館」で行われる。
   (日本棋院HPより抜粋)

「一力快勝、充実の打ち回し!」 「芝野、痛恨の見損じ」
   (週刊碁、見出しより)

     ○ ● ○

2-1とリードの一力棋聖、1日目で優勢を築いての完封勝利でした。
敗れた芝野名人、勝負どころでの誤算で敗勢に・・・。

本シリーズは棋聖vs名人の頂上決戦ですが、先週の話題は「仲邑菫さん、最年少タイトル獲得」に集中でしたね。
また将棋界では王将戦{藤井vs羽生」が2-2のタイで大盛り上がりと、囲碁頂上決戦のニュースは押され気味でした。

     ○ ● ○

1年前の記事(2022-02-14):第46期棋聖戦第3局/一力が粘り勝ち

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第26期女流棋聖戦第3局/仲邑が最年少でタイトル獲得

2023-02-12 21:00:00 | プロ棋戦

第26期ドコモ杯女流棋聖戦三番勝負が2月6日(月)に日本棋院本院で打たれ、仲邑菫三段が上野愛咲美女流棋聖に白番中押し勝ちをおさめ2勝1敗で初のタイトル獲得となった。
13歳11ヶ月でのタイトル獲得は最年少記録で、従来の記録は藤沢里菜女流本因坊の15歳9カ月。
    (日本棋院HPより抜粋)

「史上最年少タイトル、仲邑菫 13歳11カ月」 「上野、チャンス逃がす」
    (週刊碁、見出しより)

     ○ ● ○

初タイトルの仲邑さん、本局では思い切りのいい着手で勝利をもぎ取りました。
三連覇を逃した上野さん、勝機は何度もあったようですが、ハンマー空振り・・・。

仲邑菫さんの初タイトル、テレビ、新聞など大きく取り上げていました。
囲碁界としても明るいビッグ・ニュースとなりました。これが囲碁界の上昇気流になればと思います。

関西棋院の藤田玲央初段(小3)、は4戦目で初勝利。9歳9カ月の勝利は、仲邑さんの公式戦最年少記録(10歳4カ月)を更新しました。
仲邑さん同様、英才枠でのプロ入りというプレッシャーは大変でしょうが、世界レベルの棋士に大成してほしいですね。

     ○ ● ○

1年前の記事(2022-02-12):平凡の非凡

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囲碁ジャーナリストクラブ賞/香山由志子さん

2023-02-10 21:00:00 | 囲碁

囲碁の日本棋院東京本院(東京・市ケ谷)の専属カメラマン、香山由志子(よしこ)さんは、太平洋戦争開戦の年に生まれた81歳。常駐の職員、スタッフの中でダントツの最高齢だ。
1月31日、囲碁界の発展に携わったとして「第40回日本囲碁ジャーナリストクラブ賞」を受賞、坂田九段や仲邑三段ら歴代受賞者に名を連ねた。
    (朝日新聞より抜粋)

歴代の受賞者を見ると8割ほどは活躍した棋士、カメラマンは初めてですね。
数年前、全国少年少女囲碁大会で撮影している香山さんを見かけました。いつも黒っぽい服装でシャッターを切っていましたが、歌舞伎や人形劇の黒子のようでした。



囲碁界も、香山さんのようなサポート部隊で成り立っていることに感謝ですね。

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1年前の記事(2022-02-10):◎一騎当千/井山裕太棋聖

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