第6回SGW杯中庸戦優勝決定戦が、10月29日（日）に東京都千代田区「日本棋院東京本院」で行われた。本戦は16名によるスイス方式4回戦で順位を決定する。3回戦終了時点で3連勝同士の 志田達哉八段、安達利昌七段、による優勝決定戦では志田八段が勝利し、初優勝を飾った。
・優勝：志田達哉八段
・2位：溝上知親九段
・3位：小県真樹九段
・3位：安達利昌七段
（日本棋院HPより抜粋）
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前回優勝の鶴山八段のコメント
いやー、強かった。大会を通じて志田君の真骨頂を見た思いです。
細かい碁を正確なヨセで僅かに残すのが志田君の持ち味です。そして、今回、全局でそういう碁を打っていたんですよね。ブレずに自分の碁を貫いての優勝。見事としか言いようがありません。
志田八段というと孤高の棋士というイメージですね。群れずに切磋琢磨する姿は近頃珍しい・・・。
孤高の人というと新田次郎の山岳小説「孤高の人」が浮かびます。
20代の頃、山登りが好きで新田次郎の作品を多く読みました。主人公は「単独行」が信条の変人との風評もあったようで・・・。
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第71期王座戦五番勝負第2局が10月27日（金）に京都府京都市「ウェスティン都ホテル京都」で行われ、余正麒八段が井山裕太王座に半目勝ちをおさめシリーズ成績を1勝1敗とした。第3局は11月14日（火）に兵庫県神戸市の「ホテルオークラ神戸」で行われる。
（日本棋院HPより抜粋）
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１－１のタイに戻した余八段（28）、地合で先行されるも模様をまとめ半目勝ちでした。
敗れた井山王座（34）、優勢な碁を逆転半目負けは痛い・・・。
余さんはこれまで井山さんを苦手にしていましたが、逆転半目勝ちで勢いがつくかも・・・。
若手の追い上げが厳しい井山さん、ここが踏ん張りどころですね。
今回の対局地は京都府京都市「ウェスティン都ホテル京都」。
10月11日（水）に将棋の藤井聡太が王座を奪取し八冠を決めた対局場だそうです。
全国で注目された藤井八冠達成、囲碁タイトル戦関係者の心境はいかに・・・？
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第48期名人戦七番勝負第5局が10月23日（月）、24日（火）に山梨県甲府市の「常磐ホテル」で打たれ、黒番の井山王座が中押し勝ちをおさめた。これでシリーズ2勝目となる。第6局は11月2日（木）、3日（金）神奈川県箱根町「ホテル花月園」で打たれる。
（日本棋院HPより抜粋）
「井山裕太完勝の譜、カド番から連勝、虎を縛ったものとは」
（朝日新聞見出しより）
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カド番をしのいだ井山王座、形を決めにいく作戦が成功したようです。
敗れた芝野名人、自身のリズムを掴めなかったか・・・。
井山さんは３連敗のあと２連勝とタイトル奪還に望みをつなぎました。
３連敗後の４連勝、奇跡は起こるか・・・。
2023秋
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第42期女流本因坊戦五番勝負の第3局が10月21日(土)に香川県坂出市の「坂出グランドホテル」で打たれ、上野梨紗二段が藤沢里菜女流本因坊に黒番中押し勝ちをおさめた。第4局は11月7日(火)に東京都千代田区の「日本棋院 東京本院」で行われる。
（日本棋院ＨＰより抜粋）
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タイトル奪取に王手をかけた上野梨紗二段（17）、地合いで先行しその後も正確な着手で勝ち切りました。
敗れた藤沢女流本因坊（25）、地合で遅れて焦ったか・・・。
タイトルに近づいた梨紗さん、緩急自在の打ちぶりは17歳とは思えない強さです。
カド番に追い込まれた里菜さん、後輩の突進を跳ね返せるか・・・。
今回の対局地は香川県坂出市の「坂出グランドホテル」。
坂出市は小学生社会で教わった「塩田」のイメージがあります。
気候も温暖で雨も少なく、日照時間も長く塩づくりには条件が揃っていたとのこと。ナルホド・・・。
現在は塩田の廃止と前後して、工業地帯が造成されたとのことです。
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井山裕太王座に余正麒八段が挑戦する第71期王座戦五番勝負第1局が10月20日（金）に東京都港区「グランドプリンスホテル新高輪」で行われた。難しいヨセ勝負になるかと思われた中、先番の余に痛恨のポカが出て井山が170手で中押し勝ちをおさめた。
（日本棋院HPより抜粋）
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初戦を制した井山王座、攻めをかわしての勝利でした。
敗れた余正麒八段、終盤での錯覚に泣く・・・。
二冠に後退した井山さん、これ以上の失冠は許せないと思っているでしょうね。
余さんはこれまで王座、十段に４度挑戦するも無念の敗退、プレッシャーか・・・。
本局は余さんのポカが敗着となりました。「ポカ」とは？
ポカ：大失着。感違いや錯覚の場合もあり、軽率による場合もある。次の手を考えているうち、その次の手を先に打ってしまうことがある。（日本棋院・用語小辞典より）
囲碁・将棋以外で「ポカ」を使うことはあまりないでしょうね。
パソコンで「ポカ」を検索していたら「日本のアイドルグループ・日向坂46のマスコットキャラクター」とありました。
囲碁とアイドル、コラボできたら・・・？
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第49期天元戦五番勝負の第2局が10月17日（火）に北海道札幌市「ホテルエミシア札幌」にて行われ、白番の一力遼棋聖が関航太郎天元に中押し勝ちをおさめシリーズ成績1勝1敗とした。第3局は11月22日（水）に福岡県福岡市「大濠公園能楽堂」」にて行われる。
（日本棋院ＨＰより抜粋）
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１－１のタイに戻した一力棋聖、中央の黒石を取り切って勝負を決めました。
敗れた関天元、実利でリードするも薄みをつかれて苦戦・・・。
初戦を落とした一力さんですが本局は棋聖・本因坊二冠、堂々の横綱相撲でした。
「ここ一番」の勝負強さを見せる関さんですが、防衛は苦戦しそう・・・。
今回の対局地は北海道札幌市「ホテルエミシア札幌」。
今年は北海道でも記録的な猛暑のニュースが流れていました。
熱気はタイトル戦限定にしてほしい・・・。
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第42期女流本因坊戦五番勝負の第2局が10月16日(月)に鳥取県湯梨浜町の「望湖楼」で打たれ、黒番の藤沢里菜女流本因坊が上野梨紗二段に黒番中押し勝ちをおさめた。第3局は10月21日(土)に香川県坂出市の「坂出グランドホテル」で行われる。
（日本棋院ＨＰより抜粋）
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１－１のタイに戻した藤沢さん、手厚く打ち進めての快勝でした。
敗れた上野梨紗さん、薄い打ち方がイマイチ・・・。
女流ツートップ「りな」さんが貫録を見せました。ツートップ妹「りさ」さんは発展途上・・・。
今回の対局地は鳥取県湯梨浜町「望湖楼」。時々、タイトル戦が行われています。
町名の由来（ホームページより）
鳥取県の中央に位置する湯梨浜町。湯梨浜という名前は「東郷湖から湧き出る温泉」「大地がはぐくむ二十世紀梨」「日本海に広がる白い砂浜」に由来しています。美しい風景、温泉、自然、充実した子育て、アクティブシニアの希望をかなえるまち。
町名の由来が町の特長から、ユニークでいいですね。
そう言えば最近「二十世紀梨」を見かけることが少なくなりました。果物にも栄枯盛衰が・・・。
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第48期名人戦七番勝負第4局が10月12日（木）13日（金）大阪府守口市の「ホテルアゴーラ大阪守口」で打たれ、白番の井山裕太王座が芝野虎丸名人に中押し勝ちをおさめた。
井山はこれで、シリーズ初勝利。注目の第5局は10月23日（月）、24日（火）山梨県甲府市の「常磐ホテル」で行われる。
（日本棋院HPより抜粋）
「井山、崖っぷちで力ずくの1勝」 「芝野、みけんに悔しさにじむ」
（朝日新聞見出しより）
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カド番をしのいだ井山王座、92手の超短手数で寄り切りました。
敗れた芝野名人、井山さんの怒涛の攻めに沈黙・・・。
世代交代の波に追われる井山さんですが、将棋の羽生さんのように長く第一線で戦ってほしいですね。
「平熱の勝負師」と呼ばれる芝野さん、体温計はいらないかも・・・？
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4連覇を目指す藤沢里菜女流本因坊にタイトル初挑戦となる上野梨紗二段 が挑戦する 第42期女流本因坊戦五番勝負の第1局が10月12日(木)に岩手県花巻市の「佳松園」で打たれ、黒番の上野梨紗二段が中押し勝ちをおさめた。第2局は10月16日(月)に鳥取県湯梨浜町の「望湖楼」にて行われる。
（日本棋院ＨＰより抜粋）
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初タイトル獲得へ好発進の上野梨紗二段。手厚く打ち進め、右下隅の白石を取り込んで逆転した。
敗れた藤沢里菜女流本因坊、実利先行でシノギ勝負、好みのパターンでしたが・・・。
「りな」と「りさ」、タイトル争いは続きます。
上野二段（17）は上野愛咲美女流名人・女流立葵杯（21）の妹、棋風も何となく似ているような気がします。
今年の成績は37勝12敗、一力棋聖に次いで２位の大活躍です。
兄弟姉妹の棋士では弟妹の方が優勢と言われていますが、梨紗さんは姉を超えられるか・・・。
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10月11日（水）に京都府京都市「ウェスティン都ホテル京都」で行われた、第71期王座戦五番勝負第4局で藤井聡太竜王・名人（21）が永瀬拓矢王座（31）に勝ち、3勝1敗で王座を奪取しました。
これにより羽生善治九段（53）の保持していた王座の最年少記録（21歳11カ月）を31年0カ月ぶりに更新しました。また、同時に藤井は21歳2カ月で史上初となる八冠を達成しました。
（日本将棋連盟ＨＰより抜粋）
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藤井聡太さんの八冠達成は全国で話題沸騰となりました。
凄いのは将棋ファン以外の多くの人たちが注目していることですね。
囲碁の井山さんが全冠制覇（７冠）した時に比べ、藤井さんのフィーバーぶりは圧倒しています。
囲碁ファンとしては忸怩たるものがありますが、藤井さんの快挙には拍手を・・・。
囲碁と将棋、日本では親戚のような扱いですが、将棋の熱気に嫉妬心も湧きます。
囲碁が優っている点と言えば世界戦があること、ただその世界戦も銅メダルではドーモ・・・。
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