天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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全国少年少女囲碁大会/2022

2022-08-30 21:00:00 | こども囲碁

小学生の部は渡利くん、中学生の部は草木くんが優勝
全国小・中学生の頂点を目指す、第43回少年少女囲碁大会全国大会が、8月19日と20日の2日にわたり日本棋院東京本院で開催された。
その結果、小学生の部は京都府代表の渡利大遥くん(京都市立松尾小学校6年)が、中学生の部は奈良県代表の草木和仁くん(同志社国際中学校3年)がともに初優勝を果たした。

◎第43回少年少女囲碁大会(個人戦)(8月19日・20日)
 ◆小学生の部
  優勝 渡利大遥(京都)
  2位 刈谷 研(東京)
  3位 桑原多喜(東京)
  4位 飯田和也(鳥取)

 ◆中学生の部
  優勝 草木和仁(奈良)
  2位 角 優輝(福岡)
  3位 宮本将伍(熊本)
  3位 内田勝仁(大阪)

◎群馬県勢の成績
◆小学生の部
・藍澤里乃(伊勢崎・北小・6年) :(○●●)
・瀬下虎白(高崎・吉井西小・3年):(○●●)
◆中学生の部
・石岡佑真(太田・城西中・1年):(○○●)
・家上紘弥(玉村・南中・3年) :(●●●)
   (日本棋院HPより抜粋)

    ○ ● ○

小学生のベスト4は(京都1、東京2、鳥取1)、東京が強いですね。
中学生のベスト4は(奈良1、福岡1、熊本1、大阪1)、西日本勢が上位を占めました。
過去の大会ではプロで活躍している、井山さん、山下さんなど強豪が名を連ねていましが、近年は本命視の選手が少ないようです。
強い生徒は院生に転向している状況もありますが・・・。
 
群馬勢4人はいずれも決勝トーナメントに進めず残念でした。
次世代の活躍期待というところですが、選手層の薄さは否めない・・・。

今年も団体戦が中止となり、ガッカリしている生徒も多いかと思います。
来年は何とか開催してほしいですね。

    ○ ● ○

1年前の記事(2021-08-30):第46期名人戦第1局/井山が初戦を飾る

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第47期名人戦第1局/開幕局は井山が勝利

2022-08-28 21:00:00 | プロ棋戦

3連覇を目指す井山裕太名人に芝野虎丸九段が挑戦する第47期名人戦七番勝負第1局が8月24日(水)、25日(木)に東京都文京区「ホテル椿山荘東京」で打たれ、白番の井山裕太名人が中押し勝ちをおさめた。第2局は9月5日(月)・6日(火)に三重県鳥羽市 「戸田家」で行われる。
     (日本棋院HPより抜粋)

「井山先勝、シノギ勝負を制す」 「芝野、序盤の後れ響く」
     (週刊碁見出しより)

     ○ ● ○

初戦を制した井山名人、地合先行から大石をシノぎ切っての勝利でした。
敗れた芝野九段、自重で力の溜め過ぎか・・・。

本局の解説を見ていると芝野九段の立場での検討が多く、立会人の趙治勲さん含め、芝野応援の声が大きいようでしたね。
井山一強から、若手活躍の展開を期待しているのでしょうか・・・。

    ○ ● ○

1年前の記事(2021-08-28):「勝ち」を目指すな、「負けないこと」を考えろ

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コロナ禍でこども囲碁教室は・・・

2022-08-26 21:00:00 | こども囲碁

上毛新聞の観戦記を書いている鎌田さんの記事抜粋。

子ども囲碁王国群馬を自他ともに認じる本県こども囲碁界は、コロナ禍の影響をまともに受けてしまった。
 ①囲碁をする子ども数が大幅に減ってしまった
 ②棋力の向上がストップしてしまった
その被害はこの2点でとりわけ甚大であるといえる。

コロナ禍の第1波は2020年の初頭、もう2年半以上になるんですね。
各種囲碁大会の中止、各地の公民館囲碁活動やこども囲碁教室の休止など、囲碁普及にとって大きなマイナスでした。

あと問題は各種囲碁団体の対応がまだら模様ということです。
お上と同様に右往左往・・・。
活動の継続・中止の判断、感染対策の対応度合いなど悩ましい問題がいろいろと。
と、嘆いても仕方ないが・・・。

    ○ ● ○

1年前の記事(2021-08-26):第46期名人戦七番勝負開幕

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囲碁棋戦いろいろ

2022-08-24 21:00:00 | プロ棋戦

今週の「週刊碁」、「国際戦&若手棋戦」記事
・【中国団体リーグ戦・女子乙級リーグ大会結果】仲邑は5勝2敗、牛は3勝4敗で終了。
・【中国甲級リーグ】井山、連敗スタート
・【ディスカバリー杯】仲邑、嬉しい初優勝
・【ワイズアカデミー杯】小西理章初段、栄冠に輝く
・【第8回全羅南道国手山脈国際囲碁大会世界プロ最強戦】一力、井山、許、初戦で敗退。

世界戦や若手棋戦など、ずいぶん増えましたね。
棋戦名を見てもどんな棋戦か分かりません。
若手棋士は恵まれていますが、中堅、ベテランにとってはドーモ・・・。

昨年の最多対局は上野愛咲美女流棋聖の79局(54勝25敗)。週に1.5局のペースは昭和時代では考えられません。
中堅で対局の少ない棋士は年10~15局程度でしょうか。副業で稼がないと・・・。


★タイトル一覧
(2022/8/19現在)

    ○ ● ○

1年前の記事(2021-08-24):感情的になった・・・

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全国高校囲碁選手権/2022

2022-08-22 21:00:00 | アマ棋戦

◎団体戦(8月3日・4日)
男子決勝は仙台第二(宮城)が2-1で花園(京都)を下し2度目の優勝。
女子決勝は東洋女子(東京)が3-0で花園(京都)を下し初優勝。

◎個人戦(8月4日・5日)
男子決勝は末原蓮さん(日出学園・千葉)が宅見悠作さん(灘・兵庫) を下し優勝。
女子決勝は長野優希さん(開智・埼玉)が黒川智美さん(國學院大學栃木・栃木)を下し優勝。
   (週刊碁より抜粋)

     ○ ● ○

男子団体の仙台第二(宮城)、東北勢としてがんばりました。高校野球でも仙台育英が東北勢として初優勝「おめでとう」。
団体女子の東洋女子(東京)、初優勝はチーム3名の総合力でしょうか。
花園(京都)は男女団体で準優勝、すばらしい・・・。

個人戦では総合文化祭(8月1日、2日)で活躍した選手も上位でがんばっていました。
男子準優勝の宅見悠作さん(総合文化祭優勝)は5日間で19局、団体・個人での奮闘はすばらしい・・・。

本大会はかつて「囲碁の甲子園」と言われていました。野球ではプロのスカウトが注目選手をマークしています。
囲碁の場合、近年では若年化が進み高校生大会で活躍してもプロになるのは大変・・・。

     ○ ● ○

◎群馬県勢の成績
◆男子団体戦
 ・前橋高校:1次リーグ突破(○○○)、6位入賞
◆女子団体戦
 ・高崎女子高校:1次リーグ突破(○○○)、6位入賞
◆男子個人戦
 ・山﨑涼真さん(前橋高):1次リーグ突破(○○○)、6位入賞
 ・藤本隼也さん(前橋高):予選通過ならず(○○●)
◆女子個人戦
 ・曾根希美さん(高崎女高):予選通過ならず(○●○)
 ・今井 凛さん(高崎女高):予選通過ならず(●●●)
 
群馬県勢は4部門で6位が三つ、善戦したと言えるでしょう。
ただ、次の世代となると期待薄です。育成環境が都市部に比べるとドーモ・・・。

    ○ ● ○

1年前の記事(2021-08-22):第46期碁聖戦第4局/井山追いつく、最終局へ

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世界最年少のプロ囲碁棋士、小3の藤田怜央さん

2022-08-20 21:00:00 | 囲碁

世界最年少のプロ囲碁棋士誕生へ 9歳4カ月、小3の藤田怜央さん
9歳4カ月、世界最年少の囲碁のプロ棋士が誕生する。関西棋院は8月17日、9月1日付で小学3年生をプロ採用すると発表した。3年前、小学5年、10歳0カ月でプロ入りした仲邑菫二段(13)より早く、世界的に見ても史上最も若い最年少棋士となる。
大阪市中央区の藤田怜央(れお)さん。プロ志望者の総当たり戦で争う通常のプロ試験を経ずに、突出した才能を見込んで抜擢する「英才特別採用」の制度を適用した。同様の制度を持つ日本棋院の仲邑二段に次いで国内第2号の英才採用となる。
    (朝日新聞より抜粋)

    ○ ● ○

「世界最年少プロ囲碁棋士誕生」、新聞の見出しを見て?? 一瞬、目を疑いました。
仲邑菫さんの場合は事前にそれらしき情報があったのですが、今回は突然という感じでしたね。
実力はトップ棋士のお墨付きということで、世界戦でも活躍する棋士に成長してほしい・・・。

仲邑さんは女流棋戦でトップ棋士と互角に戦っており、これまで「最年少」の肩書に負けていません。
藤田怜央さんも囲碁界の「広告塔」に甘んじることなく、将棋の藤井さんに負けない存在感を期待しましょう。

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1年前の記事(2021-08-20):全国高校選手権/前橋高が県勢初優勝

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こども囲碁教室(玉村)休講(2022年夏)

2022-08-18 21:00:00 | こども囲碁

「玉村こども囲碁教室」では新型コロナの感染状況により、7月末~8月末まで休講としました。
9月以降については様子を見て再開という感じです。

県内のこども教室では、前橋、高崎地区は休講していますが、伊勢崎囲碁アカデミーは開講、太田、富岡も開講しているようです。
「行動制限なし」ということで、地域により判断に迷いがあるのでしょうか。

問題は9/23に「少年少女秋季囲碁大会」を控えており、実戦経験の差が対戦成績に影響しないか心配です。
休講中の遅れを何とか挽回しないと・・・。

マスコミは医療機関のひっ迫状況を報道していますが、お上の対応は何ともスロー。
コロナ戦争はいつまで続く・・・。


2022/8/18 群馬県感染者数

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1年前の記事(2021-08-18):囲碁フォーカス新講座/盤上のマイホーム

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中庸の精神が大事

2022-08-16 21:00:00 | 囲碁

囲碁雑誌で「深すぎず、浅すぎず/中庸の精神が大事」というタイトルがありました。

囲碁十訣にも同じような囲碁の心得があります。
(1)不得貪勝(貪って勝とうとしてはいけない)
(2)入界宜緩(敵の勢力圏では緩やかにすべし)

頭の中では分かっていても、実戦になると「我田引水」雑念が生じます。
世界情勢から家庭の問題まで、「中庸の精神」は大切ですね。
世の中、都合のいいことばかりはありません。

囲碁の棋戦に「SGW杯中庸戦」があります。



◎出場資格:日本棋院所属の31歳以上60歳以下かつ七大棋戦、竜星戦、阿含桐山杯の優勝経験が無い棋士
◎歴代優勝者
 ・第1回(2018年)林 漢傑八段
 ・第2回(2019年)黄 翊祖九段
 ・第3回(2020年)金澤秀男八段
 ・第4回(2021年)潘 善琪八段

これまでタイトルに届かなかった棋士にとっては、ありがたい棋戦でしょうね。

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1年前の記事(2021-08-16):爬虫類脳・・・?

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全国高校総合文化祭囲碁部門-2022

2022-08-14 21:00:00 | アマ棋戦

全国高校総合文化祭囲碁部門-2022/高校生の文化の祭典
団体:東京、男子個人:宅見さん、女子個人:玉作さんV
「第46回全国高等学校総合文化祭・とうきょう総文2022」で囲碁部門は8月1、2の2日間、日本棋院東京本院で開催され、団体戦は東京都が、男子個人戦は宅見悠作さん(兵庫・灘)、女子個人戦は玉作乙香(兵庫・姫路西)がそれぞれ優勝した。

〇団体戦 
 ①東京都 ②福岡県 ③大阪府
 ④島根県 ⑤愛知県 ⑥宮城県

〇男子個人戦
 ①宅見悠作(兵庫・灘) ②紅林英龍(大阪・大手前)
 ③大島悟(京都・洛星) ④高橋大地(神奈川・慶應義塾)
 ⑤松田智貴(高知・土佐) ⑥北澤 良大(長野・大町岳陽)

〇女子個人戦
 ①玉作乙香(兵庫・姫路西) ②小室杏花(東京・角川ドワンゴ学園S)
 ③長野優希(埼玉・開智) ④大沢巴(宮城・仙台白百合学園)
 ⑤尾島明日香(神奈川・大磯) ⑥今分はな(京都・花園)
    (週刊碁より抜粋)

    ○ ● ○

高校囲碁の大会は「全国高校総合文化祭囲碁部門(8/1~8/2)」と「全国高校囲碁選手権(8/3~8/5)」があり、日程は続いているんですね。
最新の「週刊碁(8/15・22日号)」では「総合文化祭」の記事は載っていますが、「選手権」の方は間に合わなかったようです。

両方の大会に出場する選手もいるようですが、群馬県の選手はどちらか一方に出場しているようです。
「総合文化祭」は詳細記事が見当たりません。どちらかと言えば「選手権」の方が優位な大会でしょうか。

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1年前の記事(2021-08-14):深読みして間違える

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丸沼高原 & 谷川温泉

2022-08-12 21:00:00 | 旅行記

先日、群馬・谷川温泉へ一泊旅行に行ってきました。
孫の「夏休み思い出旅」といったところでしょうか。

・1日目:出発 → 丸沼高原(日光白根山ロープウェイ) → 谷川温泉 (泊)
・2日目:谷川温泉 → ノルン水上フラワーガーデン → 月夜野びーどろパーク → 帰宅

★丸沼高原・日光白根山


ロープウェイで2,000mの天空テラスへ。15年ほど前に「日光白根山」に登りましたが、その雄姿は相変わらずです。
ロープウェイで下山後、「サマーリュージュ」を体験しました。

★谷川温泉


谷川温泉は、水上温泉郷から谷川岳方面へ奥まったところに位置、大小10軒ほどの宿泊施設があるようです。
宿泊客もそれほど多くなく、静かな温泉宿の雰囲気でした。
宿泊費は、群馬県民割や宿泊割引クーポンで通常よりお得とのこと、ナルホド・・・。

★ノルン水上フラワーガーデン


夏のスキー場で、子供向けの各種イベントが行われていました。
孫たちは「宝石探し」にチャレンジ、それなりに楽しんだようです。

★月夜野びーどろパーク


施設前のテラスには、沢山の風鈴が涼しげな音を奏でていました。
孫たちは、ガラス体験工房でオリジナル・グラスを作っていました。

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孫が主役の「夏休み思い出旅」、疲れました・・・。
たそがれ世代にとって子どもの頃の夏休みは、日帰りの海水浴が精一杯。泊まりの旅行なんてとても・・・。

新型コロナの感染拡大で心配しましたが、人出は混雑するほどではなくまずまず・・・。

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1年前の記事(2021-08-12):東京2020五輪/戦い済んで・・・

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