今週の「週刊碁」最終面は「棋士200人が選んだ『語り継ぎたい好手・名手』ベスト10」の第一位、加藤正夫名誉王座のヨセの妙手でした。
「第1位加藤 名人を呼んだ妙手」
「神業のヨセ」
「”殺し屋”から終盤の名手に」
◆「語り継ぎたい好手・名手」ベスト10
・1位:加藤正夫・ツケ
・2位:本因坊秀栄:出
・3位:本因丈和:オキ
・4位:坂田栄男:ノゾキ
・5位:藤沢秀行:トビ
・6位:本因坊秀策:耳赤
・7位:呉 清源:ツケ
・8位:依田紀基:ツケ
・9位:高尾紳路:オキ
・10位:山下敬吾:鼻ツケ
◆棋士のコメント
・小林光一名誉三冠
「この碁で決めるんだという厳しさが伝わってきました。
・河野臨九段
「カッコ良く、インパクトの強い手を見るとうれしくなります。
・大森泰志八段
「激しさは世界戦にぴったり」
(週刊碁より抜粋)
◇ ◇
この碁は1986/10月に打たれた名人戦第4局、小林光一名人(34)に加藤正夫王座(39)が挑戦したシリーズ。
加藤師が4-0で名人獲得した一局です。もう28年前になるんですね。
当時、雑誌などで名人奪取の記事は見ましたが、妙手については後日「怒涛の譜:付録DVD」や「風鈴会」での解説で記憶に残っている程度です。
加藤師が亡くなられたのが平成16年12月、もう10年の月日が経つのですね。
少年少女への普及にも尽力されました。同世代の当方も師の意志を少しでも継げればと・・・
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「語り継ぎたい好手・名手」ベスト10のうち、おぼろげながら記憶に残っているのは半分くらいでしょうか。ただ技術的な詳細は分かりません。
この記事に関心あるのは一部の高段者でしょうね。
ザル碁党にとっては歴史的な話題に興味はあるものの、妙手の価値まではドーモ・・・