天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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十段戦五番勝負第1局/芝野が先勝!

2024-02-28 21:00:00 | プロ棋戦

芝野虎丸十段に井山裕太王座が挑戦する大和ハウス杯第62期十段戦五番勝負第1局が2月27日(火)に東大阪市 「大阪商業大学」で打たれ、芝野が白番中押し勝ちしシリーズ先勝とした。第2局は3月25日(木)に東京都千代田区「日本棋院東京本院」で行われる。
   (日本棋院HPより抜粋)

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初戦を制した芝野十段(24)、的確な読みで勝利を掴みました。
敗れた井山王座(34)、シノギ勝負で大石死す・・・。

両者の対戦成績は、芝野さんから見て22勝25敗。井山さんに追いつくのは時間の問題か・・・。
井山さんは棋聖戦で一力さんと対戦、2勝3敗のカド番で苦戦。後輩の追い上げをどこまで耐えられるか。心情的には追われる井山さんの踏ん張りに期待・・・。

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1年前の記事(2023-02-28):第24回農心辛ラーメン杯/日本3位

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ジュニア本因坊戦群馬大会・代表決定戦

2024-02-26 21:00:00 | こども囲碁

宇都宮・手塚さんV、準優勝は藍潭さん
中学生以下の囲碁日本一を決める「クレスコ杯第27回ジュニア本因坊戦」の関東地区群馬大会の代表決定戦が2月25日、伊勢崎市民プラザで行われた。
宇都宮市立豊郷中1年、手塚壮吾さん(13)が優勝し、全国大会(3月16、17日)の出場を決めた。準優勝は伊勢崎市立四ツ葉学園中等教育学校1年、藍渾里乃さん。
代表決定戦には小学2年~中学1年の12人が参加した。棋力認定戦は3月24日、同プラザで行われる。
   (毎日新聞より抜粋)

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昨日(2/25)、第27回ジュニア本因坊戦群馬大会(代表選抜戦)が行われました。
昨年までは代表戦と棋力認定戦が同時に行われていたのですが、代表戦はノーハンディで棋力認定戦に出られず分けて開催となりました。

優勝は宇都宮市の手塚壮吾さん、昨年は準優勝ということで雪辱を果たしました。他県に優勝をさらわれるの残念ですが、これも実力・・・。
準優勝は藍渾里乃さん、着実に力をつけているようです。

参加者は五段~初段クラスで12名(五段クラス:3名、二段・初段クラス:9名)、結果は予想通り五段クラス3名の決定戦となりました
代表戦別開催でしたが、参加者の偏り、スタッフの労力を考えると・・・?

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1年前の記事(2023-02-26):プロ棋士・四字熟語/蘇耀国、柳澤理志

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第25回農心辛ラーメン杯/韓国優勝

2024-02-24 21:00:00 | プロ棋戦

異次元の活躍を見せた申眞諝九段
日本、韓国、中国の勝ち抜き団体戦、第25回農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦第3ラウンドの最終第14戦が2月23日(金)に行われた。
優勝チームを決める第14戦は中国の辜梓豪九段と韓国の申眞諝九段が対戦し、黒番の申が中押し勝ちを収めた。韓国チームは4連覇、16度目の優勝を決めた。
   (日本棋院HPより抜粋)

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本シリーズ、中国・謝爾豪九段の7連勝、優勝に導いた韓国・申真諝九段の6連勝は凄い。
スポーツ中継で「ゾーンに入る」という表現がありますが、両者の進撃ぶりはまさにゾーンですね。

日本チームはトップバッター許さんの1勝のみ、中韓との差が縮まる状況は当分なさそう・・・。
 ・許 家元九段:○●
 ・芝野虎丸九段:●
 ・一力 遼九段:●
 ・余 正麒八段:●
 ・井山裕太九段:●

日本囲碁界は3位と残念な状況ですが、深刻なのは囲碁人口の減少ですね。
日本の人口減少と同様に先行きは寒い・・・。

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1年前の記事(2023-02-24):プロ棋士ペア碁選手権2023/鈴木・山下ペアV

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玉村町「ぱるメッセ2024」

2024-02-22 21:00:00 | 玉村町

打ち込める活動見つけて
地域住民に打ち込める活動を見つけてもらおうと、玉村町住民活動サポートセンターぱる主催の「ぱるメッセ」が1月21日、同町のふるハートホールで開かれた。
同センターに登録する10団体がブースを出展したり、プレゼンテーションしたりして活動を紹介。日頃の取り組みを伝えた。
     (上毛新聞より抜粋)

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1カ月ほど前になりますが、「玉村囲碁会」の活動拠点で10団体のイベントが開催されました。
玉村囲碁会は模造紙2枚に20年ほど前からの活動報告、写真、新聞記事を貼ってパネルに掲示、入場者や他の団体に紹介しました。
反応はイマイチでしたが囲碁会の存在は認識されたと思っています。

団体の大半は中高年の集まり、その中で目立ったのは「合唱グループ」、ステージで楽しそうに唄っていましたね。
それに比べると囲碁は地味、PR方法もムズなところで・・・。

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1年前の記事(2023-02-22):草津温泉/ゆけむり紀行

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中根九段vs.AI、十二番碁

2024-02-20 21:00:00 | 囲碁

月刊・碁ワールドに1月号から連載の「打ち込み十二番碁、中根直行九段vs.AI(Katago)」。
互先からスタートして負けると次回は定先、さらに負けると二子、三子とハンデが変わっていく仕組み。

●互先(第1局)中根白番
・驚きの手抜き(AI)、カッコつけたら転んだ、完敗・・・(中根)
・碁は「相手が強いと勝てない」と再認識(中根)
・黒(AI)中押し勝ち

●定先(第2局)AI白番
・気合の両ガカリ、空振り、勇気を出して打ち込み、ラストチャンス、(中根)
・「かすりもしねえ」(中根)
・白(AI)中押し勝ち

●2子(第3局)AI白番
・別人?、チグハグ、最後のチャンス、地合が大差(中根)
・負けるにしても中身をもっと充実させなければ!(中根)
・白(AI)中押し勝ち

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プロとAIの打ち込み十二番碁、面白い企画ですね。
ザル碁党からみれば、雲の上のプロがアタフタしている情景は何とも・・・。
3月号で2子に打ち込まれていますが、この先何子まで追い込まれるか、怖いですね。

解説ではダジャレが満載、緊張感の中に笑いが潜んでいるのが楽しみです。

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1年前の記事(2023-02-20):第47期棋聖戦第4局/一力勝利、防衛まであと1勝

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棋聖戦第5局/一力が制して3勝2敗に

2024-02-18 21:00:00 | プロ棋戦

第48期棋聖戦七番勝負第5局が2月15日(木)・16日(金)に千葉県勝浦市の「三日月シーパークホテル勝浦」で打たれ、一力遼棋聖が井山裕太王座に白番中押し勝ちをおさめシリーズ3勝2敗とした。第6局は2月29日(木)、3月1日(金)に神奈川県箱根町「ホテル花月園」で行われる。
   (日本棋院HPより抜粋)

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タイトル防衛に王手をかけた一力棋聖、正確な読みと形勢判断で押し切りました。
敗れた井山王座、粘り負けか・・・。

「心技体」充実の一力さん、防衛の色が濃くなりました。
過密日程の井山さん、二日制の対局は体力面で厳しい・・・。

ここまでの5局、すべて白番勝ちになっています。
次の第6局は井山さんの白番ですが、どうでしょう・・・?

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1年前の記事(2023-02-18):昭和布石の活用法

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囲碁マンガ「天棋(第3部)」/碁ワールド

2024-02-16 21:00:00 | 本と雑誌

月刊・碁ワールド」に連載されている囲碁マンガ「天棋(てんき)」、今月号(3月号)で137回を数えます。
連載が始まったのが2012年9月号ですから、11年半の長期になりますね。
主人公の天碁も幼い少年から、文武両道の頼もしい青年に成長しました。

今月号では本因坊家に入門希望の娘、お鈴が登場。天棋は亡き母に瓜二つのお鈴に驚く。
物語の流れからすると、生き別れとなった妹・弥生の可能性大ですがどうでしょう・・・。

長期連載の秀逸作品ですが、読者の大半は「碁ワールド」のシルバー世代中心、惜しい・・・。

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1年前の記事(2023-02-16):第13回行田市少年少女囲碁大会2023

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リズムが狂う

2024-02-14 21:00:00 | 囲碁

今日の毎日新聞囲碁欄、本因坊予戦(依田九段-上野愛咲美女流立葵杯)の見出しは「昼食後にリズムが狂う」。

上野さんは「お弁当を食べて戻ったら、黒101が打たれていたので、何も考えずに白102と打ったら、まずいことになりました」とのこと。
     (毎日新聞観戦記より抜粋)

今日の第4譜では黒(依田)よしとの判定でしたが、結果を調べると上野さんの勝ち。女性棋士が本因坊戦で最終予選を突破するのは初めてとのこと。
本戦の1回戦は井山裕太王座と対戦、金星を期待しましょう。

「リズムが狂う」、囲碁だけでなく日常生活でもよくありますね。
外出しょうと思った瞬間、女房殿から「布団干して、灯油を足して、お風呂洗って・・・」。

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1年前の記事(2023-02-14):第47期棋聖戦第3局/一力が2勝目

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大河ドラマ「光る君へ」

2024-02-12 21:00:00 | テレビ番組

躍動せよ!平安の女たち男たち! 創造と想像の翼をはためかせた女性 紫式部。
平安時代に、千年の時を超えるベストセラー『源氏物語』を書き上げた女性。変わりゆく世を、変わらぬ愛を胸に懸命に生きた女性の物語。
    (NHK大河ドラマ・ガイドより抜粋)

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「平安時代、紫式部、源氏物語」のキーワードにあまり気乗りはしなかったのですが、回を追うにつれて、それなりに楽しめそうです。
ただ、登場人物の多くが「藤原××」で、相関関係が混乱しそう・・・。

先週の第7回には清少納言が登場、名前から清楚なイメージでしたがドラマでは才気煥発、紫式部とは対極の存在か・・・。

第3回の放送では囲碁対局シーンがありました。
対局していたのは藤原道長と藤原斉信、平安上流貴族の交流手段(手談)だったのでしょうか・・・。

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1年前の記事(2023-02-12):第26期女流棋聖戦第3局/仲邑が最年少でタイトル獲得

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棋聖戦第4局/井山が勝利し2勝2敗に

2024-02-10 21:00:00 | プロ棋戦

第48期棋聖戦七番勝負第4局が2月8日(木)・9日(金)に宮城県仙台市「宮城県知事公館」で打たれ、井山裕太王座が一力遼棋聖に白番中押し勝ちをおさめシリーズ2勝2敗とした。
第5局は2月15日(木)、16日(金)に千葉県勝浦市「三日月シーパークホテル勝浦」で行われる。
   (日本棋院HPより抜粋)

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2-2のタイに戻した井山王座、難解な戦いで隙を見せずに快勝でした。
敗れた一力棋聖、形勢に自信を持てない焦りが敗因か・・・。

今回の対局地は宮城県仙台市「宮城県知事公館」、井山さんにとっては「完全アウェー」。
地元の一力さんにとって「熱い応援団」にやりにくかったかも・・・。

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1年前の記事(2023-02-10):囲碁ジャーナリストクラブ賞/香山由志子さん

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