天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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第30期女流本因坊戦第4局/謝依旻5連覇達成!

2011-10-31 20:55:26 | プロ棋士

第30期女流本因坊戦挑戦手合五番勝負第4局が10月24日に東京・日本棋院で行われた。
結果は黒番の謝女流本因坊が向井千瑛四段に中押し勝ちをおさめ、シリーズ成績3勝1敗でタイトル防衛を決めた。
謝は女流本因坊戦史上初の5連覇を達成。通算タイトル数を12として、自身の持つ女流棋士最多タイトル獲得記録を更新した。向井の初タイトル獲得は成らなかった。
    (日本棋院HPより抜粋)

「謝、21歳で名誉称号資格ゲット」 「向井敗退、あぁ不完全燃焼」
    (週刊碁、見出しより)

    ◇  ◇

女流本因坊戦5連覇、女流棋戦の三冠独占と、女流囲碁界は謝さん一強時代と云えそうです。
才能、努力、根性など他の女流棋士に比べて、一歩先んじているということでしょうか。

敗れた向井さん、女流タイトル戦で謝さんに挑戦すること4度、悔しいでしょうね。ただ男性棋士に比べると、それほど落ち込んでいないように見えます。
いつもNo.2と云われないよう、向井さんの反撃を期待しましょう。

    ◇  ◇

先週はこの女流本因坊戦第4局、天元戦第1局、名人戦第6局とタイトル戦が続きました。
ほとんどの方は結果をご承知でしょうが、当ブログは週刊誌感覚で記載していくつもりです。

Asisah

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熟年旧友の旅(北陸・能登半島/2011秋)

2011-10-29 20:16:17 | 旅行記

10/27(木)、10/28(金)と高校時代の友人4人で北陸・能登半島に行ってきました。
名古屋方面から3人は車で金沢へ。私は高崎→(上越新幹線)→越後湯沢→(ほくほく線)→金沢へ。
金沢駅で4人が合流し、K谷氏の車で能登半島周辺を周遊しました。

・1日目:金沢駅→千里浜・なぎさドライブウェイ→能登金剛→能登島→和倉温泉(宿泊)
・2日目:輪島朝市→白米棚田→見附島(軍艦島)→金沢駅

「千里浜・なぎさドライブウェイ」は海沿いの砂浜を車で走るのですが、初めての経験。普通の砂浜とは砂の質が違うようです。

「能登金剛」は日本海の荒波に寝食された断崖の絶壁で、巌門、機具岩などを周遊しました。
「2時間サスペンス・ドラマ」の最後によく出てくる風景のようです。映画やTVドラマになった『ゼロの焦点』の舞台にもなったそうです。
ただ日本各地に似たような景色があり、印象に留めるのは難しいかも・・・。

Sunset_2和倉温泉の対岸にある能登島大橋で沈む夕日を眺めました。海辺の夕陽は雰囲気がありますね。

和倉温泉は海辺だけに海鮮中心の料理、まずまずといったところでしょうか。
運転手のK谷氏は日本酒をずいぶん飲んでいました。好きなんでしょうね。
翌朝、ホテル5階の窓から「御来光」を拝みました。「日の出を見ると元気になる」と云いますが、そんな意識は伝わってきません・・・。

Gunkanjima1_3 「輪島の朝市」「白米棚田」観光客相手のようで、生活感が乏しい点がどうも・・・。
「見附島(軍艦島)」特異な景観は能登を代表する景色ですね。

   ◇  ◇  ◇

旧友とは2年ぶりの再会でしたが、特に大きな変化はなかったようです。
楽しい二日間でしたが、次回も元気で再会できればと思っています。
旅の終わりは、暖かい握手で別れました・・・。

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初の孫娘誕生

2011-10-26 21:23:01 | 日記・エッセイ・コラム

Amago1_2 一昨日(10/24)の夜、長女の娘(孫)が誕生しました。
無事に生まれて一安心といったところです。

・誕生日時:10月24日、23時25分
・体重:2,724g、身長:50cm

長女は結構気が強いところがありますが、孫娘はどんな風に育つか・・・。
父母、祖父母のどんなDNAを引き継ぐか・・・。

   ◇  ◇

明日から高校時代の友人4人で北陸旅行(一泊)です。
どんな旅になるか・・・。

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国際交流カフェinたまむら

2011-10-25 21:00:59 | 囲碁

一昨日(10/23)、玉村町国際交流協会主催の「第5回国際交流カフェinたまむら」が開催されました。
このイベントは文化、料理、芸能、音楽などで外国人・日本人の相互交流を深める行事のようです。

「玉村町囲碁会」にも参加要請があり、囲碁の紹介コーナーを設けました。体験コーナーということで、書道、茶道と隣り合わせです。

書道、茶道のコーナーは50~60人程度は体験していったようですが、囲碁コーナーに立ち寄ったのは10人程度とイマイチでしたね。
「書道:筆で文字を書く」「茶道:抹茶を飲む」に比べ、「囲碁:対局する」というのはハードルが高い印象です。

それでも「囲碁の存在、町内での囲碁活動」を垣間見た、という程度でもヨシとしましょう・・・。

Sadou

Cooking

Syodou

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第59期王座戦第1局/張王座が先勝!

2011-10-23 21:21:59 | プロ棋士

張栩王座に羽根直樹碁聖が挑戦する第59期王座戦挑戦手合五番勝負第1局が10月20日に東京都「ウェスティンホテル東京」で行われた。結果は白番の張王座が3目半勝ちをおさめ、タイトル防衛に向けて1勝目をあげた。
    (日本棋院HPより抜粋)

「充実張、万全の打ち回し」、「羽根の粘り腰及ばず」
    (週刊碁、見出しより)
 
      ◇   ◇   ◇

先行逃げ切りタイプの張王座、本局でも特長の出た快勝のようでした。
一方、追い込みタイプの羽根碁聖、本局ではいい面が出なかったようです。

挑戦者の羽根碁聖の父君・羽根泰正九段はかつて王座のタイトルを獲得しており、羽根碁聖が王座を奪取すると親子でのタイトル獲得になります。羽根碁聖も意識しているようですが、結果はいかに・・・。

王座のタイトルというと故加藤正夫・名誉王座が浮かびます。連続8期、通算11期という偉業を残しました。「殺し屋」の異名も、今は懐かしく響きますね。

将棋の王座戦は渡辺・竜王が羽生・王座を3連勝で破り王座を獲得、羽生・前王座の連覇記録は19でストップしました。この連覇記録「19」、歴史に残る大記録ですね。

Atractor

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NHK囲碁講座/定石のソムリエ

2011-10-21 22:21:49 | テレビ番組

「NHK囲碁講座」はこの10月から「溝上知親/定石のソムリエ」という内容に変わりました。
「ソムリエ」というと、ワインの鑑定士のような人でしょうか。
「定石のソムリエ」は局面によって、どの定石を選択するかということでしょうね。

講師は溝上知親・八段。話し方が淡々としていて眠くなりそうです。講師としてはもう少し迫力があった方がいいですね。ソムリエ風の服装もどうでしょう・・・。

聞き手は新垣未希さん。新垣武・九段のお嬢さんで、藤村女子高時代は高校選手権で活躍していました。南国風の明るい雰囲気で、溝上八段をサポートしてくれそうです。

前にも書きましたが、この講座で棋力アップは難しいように思います。それでも「なんとなく囲碁の雰囲気を楽しむ」そんな感覚で見ていければと思っています。

「定石は覚えて忘れろ」という格言がありますが、自由な発想も必要ということでしょうか。

Asoba

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第36期名人戦第5局/井山名人が2勝目!

2011-10-19 22:17:24 | プロ棋戦

第36期名人戦挑戦手合七番勝負第5局が10月13日、14日に静岡県熱海市「あたみ石亭」で行われた。結果は白番の井山名人が中押し勝ちをおさめて2勝目をあげた。シリーズ成績はこれで井山2勝、山下3勝。井山名人がタイに持ち込むか!あと1勝の山下本因坊の奪取か!注目の第6局は10月27日(木)28(金)に静岡県伊豆市「鬼の栖」で行われる。
     (日本棋院HPより抜粋)

「井山残った、逆境で名人の意地」、「攻め損なった山下」
     (週刊碁見出しより)

       ◇  ◇  ◇

カド番をしのいだ井山名人。中盤からの山下・本因坊の強引とも思える強攻に最強に応じての勝利でした。
怒涛の攻めを見せた山下・本因坊でしたが、攻め過ぎで足をすくわれた一局のようでした。
これで本シリーズは井山名人の2勝3敗。名人にとっては苦しい展開ですが、どうなりますか・・・。

この両者は小学2年生で小学生名人になっています。
もって生まれた才能、不断の努力もあるでしょうが、トップ棋士になるまで支えた親族、指導者など周囲の環境もよかったのでしょうね。

       ◇  ◇  ◇

今回の対局地は静岡県熱海市「あたみ石亭」。囲碁・将棋のタイトル戦としてはお馴染みの宿です。
熱海といえば尾崎紅葉の小説「金色夜叉」で有名ですね。映画、舞台、ドラマでも多く演じられています。
ただ若い世代にとって、この恋愛ストーリーは古くさい印象でしょうか。

尾崎紅葉の紅葉は「こうよう」と読みますが、女優の山村紅葉さんは「もみじ」と読むようです。
山村紅葉さん、ミステリー2時間ドラマの脇役としてよく出演していますが、独特の味がありますね。
母の山村美紗さん原作のドラマにも出ているようですが、珍しい組合せです。
尾崎紅葉と山村紅葉、特に接点はありませんが・・・。

そういえば、そろそろ紅葉の季節ですね。

20101121momiji2

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「第1回伊勢崎少年少女囲碁大会」後記

2011-10-17 22:22:54 | 囲碁

●初代王者に石井君(富岡) 伊勢崎少年少女囲碁大会 
 伊勢崎市出身のプロ棋士、三谷哲也七段が大会審判長を務める第1回伊勢崎少年少女囲碁大会が10月16日、同市の市民プラザで開かれ、小中学生130人が対局を通じて交流した。ハンディなしのチャンピオン戦では石井蓮君(富岡西小6年)が5戦全勝で初代王者に輝いた。2位は青柳透真君(館林五小4年)、3位は近藤玲央君(栃木足利北郷小4年)だった。
 表彰式に先立ち三谷七段以来、10年ぶりにプロテスト合格を果たした藤岡市出身の本木克弥さん(16)が会場に駆け付けた。本木さんは20日の本因坊戦予選Cがデビュー戦となることを報告。「三谷さんに追いつけるように頑張りたい」とあいさつ。ともに学んだ伊勢崎囲碁アカデミーの後輩に気軽に声を掛けていた。
 初心者向け入門教室も開かれ、親子約100人が参加した。

 他部門の優勝者は次の通り(洋数字は学年)。
▽19路盤A 福田将基(玉村中3)
▽同B 吉田悠人(玉村小6)
▽同C 松永有(前橋桃井小4)
▽13路盤 平原希海(ぐんま国際アカデミー5)
▽9路盤A 宮内俐果(伊勢崎名和小1)
▽同B 柳原愛璃(伊勢崎宮郷小3)
▽同C 岡部千裕(太田城西小1)     

     (上毛新聞より抜粋)

    ◇   ◇   ◇

「第1回伊勢崎少年少女囲碁大会」、盛況のうちに終了。私も実行委員の一員としてホッとしているところです。
運営上の問題はいろいろあったものの、及第点は取れた内容だと思っています。

本大会がこれだけの成果をあげられたのは、チーフ・プロデューサーM谷さんのがんばりが第一でしょう。
囲碁教室の保護者(ママさん)、小学校囲碁クラブのボランティア・スタッフのサポートも大きな力となりました。
今後、第二回以降も継続的な大会に定着させたいと実行委員一同、気持ちを新たにしているところです。

    ◇   ◇   ◇

入門教室には女流プロの三村芳織・二段、潘坤鈺・初段が来場、90人ほどの初心者にルールを解説していました。
入門者向けの指導方法など参考にしたいと思っていましたが、認定状の配布などでじっくり見ることができませんでした。残念!。

    ◇   ◇   ◇

大会終了後、新初段となった本木プロ、本木プロのお母さん・お祖父さんと実行委員の会食がありました。
お母さんがプロになるまでの苦しい道のりを語っていましたが、その苦労は並大抵ではなかったようです。
今後の活躍を期待しましょう。

Aisesaki_sensei

Aisesaki_taikyoku 

Aisesaki_nyumon

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明日は「第1回伊勢崎少年少女囲碁大会」

2011-10-15 22:37:25 | 囲碁

今日の午前中は囲碁教室「伊勢崎こども囲碁アカデミー」の指導スタッフです。
このところ生徒の出席率がよく、盤石が不足がちになっています。
生徒が増えるのは歓迎ですが指導スタッフや盤石など、受け入れ態勢の整備もしっかりやっていかないと・・・。

   ◇   ◇

午後は明日開催される「伊勢崎少年少女囲碁大会&入門教室」の実行委員会・最終打ち合わせでした。

 ◎参加者人数
 ・選手権戦:15名
 ・認定大会(19路盤):48名
 ・認定大会(13路盤):25名
 ・認定大会(9路盤):44名
 ・親子入門教室:92名
   ◎合計:224人

予想以上(特に入門教室)の参加があり嬉しい悲鳴です。
第1回ということもあり、大会運営は大変だと予想されますが、及第点がとれることを祈って・・・。

Aboad

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週刊碁/棋士の本棚

2011-10-13 20:53:01 | プロ棋士

「週刊碁」に「棋士の本棚」というコーナーがあります。
不定期のようですが第5回を数え、中野寛也・九段、青葉かおり・四段、河野臨・九段などの記事が載っていました。

先週号(第5回)は今日も名人戦を戦っている井山裕太・名人でした。
十代後半まではマンガ(名探偵コナンなど)しか読んだことがなく、最初に読んだ小説が「容疑者Xの献身(東野圭吾)」で、読書の楽しみを知ったそうです。
ジャンルはミステリー中心で、他の分野にも広げたいが何を読めば分からないとのことでした。

若手棋士は囲碁に集中するのが当然で、読書などの時間もなかなか取れないでしょうね。
それでも読書など、他の世界の見聞を広げることも必要なことだと思います。
中国の若手棋士などは寝食以外はすべて碁という生活だそうですが、感情のない囲碁ロボットのようでどうかなという感じです。

私も20代頃までは結構読んでいたのですが、最近はハウツウ本くらいで心を動かされた本に出会っていません。
感受性が薄れてきたのかなあ・・・。

Aaudio

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