天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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「男らしい手」

2019-10-31 21:00:00 | 日記・エッセイ・コラム
少し前になりますがテレビ棋戦(NHK杯)で、解説の某プロ棋士が「男らしい手ですね」と言ってました。
この解説を聞いて・・・??
 
「男らしい手」は「細かい点にこだわらない、全局的な骨太の一手」の感じでしょうか。
では「女らしい手」はどうか? 囲碁の世界ではイメージが湧きませんね。
 
時代が進むにつれ男女の境界線が薄れ、役割分担も変化してきました。
「幸せのモノサシ」も変わってきている・・・??
 
 
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第67期王座戦第1局/芝野虎丸名人が先勝

2019-10-29 21:00:00 | プロ棋戦
10月25日、第67期王座戦五番勝負第1局が、井山裕太王座と芝野虎丸名人によって行われた。結果は、黒番の芝野虎丸名人が半目勝ちを収め、先勝した。第2局、第3局は、11月16日、18日に山梨県甲府市で行われる。
     (日本棋院HPより抜粋)
 
「芝野先勝、半目差を制する」 「井山、わずかに届かず」
     (週刊碁見出しより)

     ○ ● ○
 
頂上決戦を制した芝野名人、半目勝利は若さと勢いの差でしょうか。
敗れた井山王座(四冠)、熾烈なヨセ勝負を落として無念・・・。
 
先週の土曜日(19/26、午後4:00~午後5:00 )、NHK・BS-Pで「激闘!第44期囲碁名人戦ダイジェスト『史上最年少名人 芝野虎丸誕生!』」が放送されました。
芝野新名人の印象ですが、体型、話術など「強そうでない」感じでしたね。これからタイトルを重ねていけば、風格なども備わってくるでしょう・・・。
 
     ○ ● ○

今回の対局地は大阪府大阪市「ウェスティンホテル大阪」。井山王座にとってはホームになります。
ホームでの成績ですが、印象としては敗戦が多いような気がします。
先の名人戦でも、張栩さんはホームの台湾対局を落としています。地元期待のプレッシャーが重荷か・・・。
 
 
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第45期天元戦第2局/井山裕太天元がタイに

2019-10-27 21:00:00 | プロ棋戦
10月21日、北海道虻田郡ニセコ町で、第45期天元戦五番勝負第2局が、井山裕太天元と許家元八段によって行われた。
結果は、黒番の井山裕太天元が中押し勝ちを収め、1勝1敗のタイとなった。第3局は、11月22日に福岡県久留米市で行われる。
    (日本棋院HPより抜粋)
 
「井山始動、本領発揮1勝目」  「許、力出し切れず・・・」
    (週刊碁、見出しより)

     ○ ● ○
スコアをタイに戻した井山天元、鋭い決め手で圧倒しました。
敗れた許八段、全体的に押され気味の一局でした。
 
タイトル戦で井山さんの勝利は久しぶりのような気がします。
再婚されて公私ともに充実か・・・。
 
     ○ ● ○
 今回の対局地は北海道虻田郡ニセコ町「ニセコ温泉郷いこいの湯宿 いろは」。
ニセコ町はスキーで有名、東に羊蹄山、北にアンヌプリと山々に囲まれた観光地とのこと。
 
全国には多くの「○○富士」と呼ばれる山々があります。羊蹄山(ようていざん)は「蝦夷富士(えぞふじ)と呼ばれ、本物に近い点では最有力だと思います。
 
 
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NHK朝ドラ/スカーレット

2019-10-25 21:00:00 | テレビ番組
滋賀・信楽の女性陶芸家・川原喜美子(戸田恵梨香)。土と炎に向き合う女の物語。
戦後まもなく、大阪から滋賀・信楽にやってきた、絵が得意な女の子。どんなにつらいことがあっても、陶芸への情熱は消えることがない。喜美子は自らの窯を開き、独自の信楽焼を見出していく。
    (NHK番組HPより抜粋)

     ○ ● ○
 
10月から始まったNHK朝ドラ『スカーレット』。前作『なつぞら』が朝ドラの100作目だったそうです。テレビ番組の横綱ですね。
 
タイトルの「スカーレット」は陶芸で窯をたく炎の色。熱く燃えるような、情熱的な人生につながるとのこと。
「風と共に去りぬ」の主人公「スカーレット・オハラ」が思い浮かんだのですが、名前ではなかった・・・。
 
20年ほど前の朝ドラで「オードリー」というのがありました。
こちらは主人公が「オードリー・ヘプバーン」を意識してのあだ名からタイトルになったようです。
「スカーレット」主演の戸田恵梨香さんは、「オードリー」に少女役で出演したそうです。ナルホド・・・。
 
 
 
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群馬県第6回小中学生囲碁団体戦/2019

2019-10-23 21:00:00 | こども囲碁
第6回県小中学生囲碁団体戦が10月20日、伊勢崎市民プラザで開かれた。県内の小中学校と囲碁教室から32チーム96人が参加し、熱戦を繰り広げた。
入賞チームは次の通り。
◆19路盤
 ▽Aブロック:①玉村・南小 ②太田城西A
 ▽Bブロック:①太田城西B ②玉村・上陽小A
 ▽Cブロック:①玉村・上陽小B ②富岡クラブ
 ▽Dブロック:①渋川・玉村 ②伊勢崎アカデミーB
◆13路盤:①太田城西C ②玉村こども教室
    (上毛新聞より抜粋)
     ○ ● ○
参加数は昨年が31チームでしたので、ほぼ同規模の大会となりました。
入賞チームでは玉村と太田の活躍が光りましたね。
 
私が指導スタッフをしている玉村教室のメンバーも上位入賞を果たし、ハナタカです。
これまで団体戦ではイマイチの成績でしたが、チーム編成がうまくできたようです。
 
     ○ ● ○
 
◆入賞チーム(19路盤、前列:優勝、後列:準優勝)
 
Aブロック入賞:①玉村・南小 ②太田城西A
 
Bブロック入賞:①太田城西B ②玉村・上陽小A
 
Cブロック入賞:①玉村・上陽小B ②富岡クラブ
 
Dブロック入賞:①渋川・玉村 ②伊勢崎アカデミーB
 
■13路盤ブロック:優勝・太田城西C
 
■13路盤ブロック:準優勝・玉村こども教室
 
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第45期天元戦第1局/許八段が先勝

2019-10-21 21:00:00 | プロ棋戦
10月11日、岐阜県岐阜市で第45期天元戦第1局が、井山裕太天元と許家元八段によって行われた。結果は、黒番の許家元八段が黒番中押し勝ちを収め、先勝した。第2局は、10月21日に北海道虻田郡ニセコ町で行われる。
    (日本棋院HPより抜粋)
 
「許 好発進、終盤 一瞬の隙突く」  「井山、優勢から暗転・・・」
    (週刊碁、見出しより)

     ○ ● ○
 
好スタートを切った許八段、手厚い碁形から大石を仕留めての勝利でした。
敗れた井山天元、終盤の失着で無念・・・。
「井山 VS 許」の対戦としては昨年の碁聖戦、許八段が3-0で新碁聖を獲得、井山七冠の一角を崩し話題となりました。
初戦を落とした井山天元としては嫌な流れですが、以降の戦いはいかに・・・。
 
天元戦第2局は今日(10/21)行われ、井山天元が勝利し1勝1敗のタイになりました。
「週刊碁」発行のタイミングで第2局の記事は次週にて・・・。
 
     ○ ● ○
 
今回の対局地は岐阜県岐阜市「都ホテル岐阜長良川」。
3週間前には1キロほどの「岐阜グランドホテル」で名人戦第3局が行われました。岐阜の囲碁ファンは幸運ですね。
長良川というと「鵜飼い」が有名ですが、鮎捕獲の道具となる「鵜」の人生(鳥生)はどうでしょう・・・。
 
 「おもしろうて やがてかなしき 鵜舟かな」 松尾芭蕉


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NHK囲碁講座「即効!勝てる手筋」

2019-10-19 21:00:00 | テレビ番組
手筋はどんな場面で使うのか。手筋はそれぞれの目的を達成するための「手段」です。
特徴としては、攻めと守りは表裏一体、相手の隙をつくなどが挙げられます。手筋のタイミングや使い方をご紹介します。
   (NHKテキスト「囲碁講座」より)

     ○ ● ○
 
10月から始まった「囲碁フォーカス・囲碁講座(Eテレ・日曜・12時~)」、今回のテーマは「即効!勝てる手筋」。
新講師は釼持丈八段。聞き手は変わらず稲葉かりん初段です。
 
「即効!勝てる手筋」ですが、「即効」というのはどうでしょう。そんなウマイ話はドーモ・・・。
誰もが効率的な棋力アップ法を求めているのですが、決定打がないのが現実です。
「継続は力なり」、これを実践できる人が強くなると思いますね。
 
新講師の釼持八段。ユーモアある棋士とのことですが、講座ではイマイチ硬い感じでした。
視聴者に興味を持たせるような、愉快系棋士の登場が待たれますね。
 
 
     ○ ● ○
 
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第38期女流本因坊戦第1局/藤沢女流本因坊が先勝

2019-10-17 21:00:00 | プロ棋戦
10月9日、岩手県花巻市で第38期女流本因坊戦・第1局が、藤沢里菜女流本因坊と上野愛咲美女流棋聖によって行われた。結果は、白番の藤沢里菜女流本因坊が308手まで3目半勝ちを収め、先勝した。第2局は、10月27日に秋田県能代市で行われる。
     (日本棋院HPより抜粋)
 
「藤沢、開幕戦制す」 「上野、終盤で失速」
     (週刊碁見出しより)
     ○ ● ○
女流2トップの争いは、藤沢さんが辛抱強く戦って初戦を制しました。
敗れた上野さん、中盤戦では押し気味でしたが終盤で集中力が切れたか・・・。
今シリーズは藤沢さんが21歳、上野さん17歳。一昔前まででは考えられない青春対決ですね。
 
今回の対局地は岩手県花巻市の花巻温泉「佳松園」。女流本因坊戦では17年連続の開催、地元囲碁ファンも誇らしいでしょうね。
 
 
     ○ ● ○
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第44期新人王戦第2局/孫七段が連勝で優勝

2019-10-15 21:00:00 | プロ棋戦
第44期新人王戦第2局/孫七段が連勝で優勝
10月7日、東京・市ヶ谷の日本棋院東京本院では、第44期新人王戦決勝三番勝負第2局が、孫喆七段と小池芳弘四段によって行われた。結果は、白番の孫七段が中押し勝ちを収め、連勝で優勝を収めた。孫は初めてのタイトル獲得となった。
第44期新人王戦第1局/孫喆七段が先勝
9月30日、東京・市ヶ谷の日本棋院東京本院では、第44期新人王戦決勝三番勝負第1局が孫喆七段と小池芳弘四段によって行われた。結果は、黒番の孫七段が5目半勝ちを収めて先勝。
     (日本棋院HPより抜粋)

第2局「孫 連勝でV、怒涛の追及爆発」 「小池 再起を誓う/序盤の失着に涙を呑む」
第1局「孫喆先勝、読みで一枚上行く」 「小池、勝負手放つが・・・」
     (週刊碁見出しより)
     ○ ● ○
2連勝で新人王を獲得した孫七段(23)、鋭い手段で中盤を支配し優勢を確立しました。
敗れた小池四段(21)、孫七段の速攻に追いつけず・・・。
 
孫七段は勝ち星ランク7位(30勝16敗)と絶好調。孫喆(そん・まこと)は珍しい名前ですが世界戦でも活躍しそう・・・。
 
 
     ○ ● ○
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第44期名人戦第5局/芝野八段、最年少名人!

2019-10-13 21:00:00 | プロ棋戦
第44期名人戦七番勝負第5局が、10月7日、8日の両日にわたって静岡県熱海市「あたみ石亭」で行われた。
結果は芝野虎丸八段が張栩名人に白番中押し勝ちを収め、シリーズスコアを4勝1敗とし、史上最年少で名人位を獲得した。
     (日本棋院HPより抜粋)
 
「芝野新名人、史上初10代名人誕生」 「張栩、『芝野さんが強かった』」
     (週刊碁見出しより)
     ○ ● ○
十代の新名人となった芝野さん。第1局目を落としたもののその後4連勝、内容的にも完勝との評価でした。
敗れた張栩さん、若手の柔軟な発想力に白旗か・・・。
 
「十代の史上最年少名人」のニュースは新聞、テレビで大きく取り上げていました。
今年の囲碁界10大ニュースでは、トップを飾るのではないかと思います。
ただ、将棋の「藤井フィーバー」に比べるとやや劣勢かも・・・。
 
本棋戦は「主催・朝日新聞社、協賛・明治チョコレート効果」となっています。「チョコレート効果と」いう商品名が協賛というのも珍しいですね。
対局でもチョコレートが提供されたようですが、脳の働きに効果があるのでしょうか・・・。
 
 
     ○ ● ○
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