天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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第26期女流棋聖戦第2局/仲邑の半目勝ち

2023-01-31 21:00:00 | プロ棋戦

第26期ドコモ杯女流棋聖戦三番勝負が1月26日(木)に日本棋院本院で打たれ、仲邑菫三段が上野愛咲美女流棋聖に白番半目勝ちをおさめ1勝1敗のタイとなった。最終第3局は、2月6日(月)に日本棋院本院で打たれる。
    (日本棋院HPより抜粋)

「菫 大逆転、挑戦手合で初勝利」 「上野、形勢判断誤る」
    (週刊碁、見出しより)

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1-1のタイに持ち込んだ仲邑三段(13)、辛抱実り半目勝負を制しました。
敗れた上野女流棋聖(21)、後半緩んで逆転を許しました。

仲邑さんの最年少タイトルがかかる本シリーズ、マスコミ、囲碁ファンなど「仲邑応援団」が多いでしょうね。
両者とも注目度が高いだけに、プレッシャーも半端ないかと・・・。

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今日のNHK「クローズアップ現代」は「史上最年少の頂上決戦 囲碁界に新風!若手棋士たちの物語」
女流棋聖戦(上野 VS 仲邑)第1局、第2局の実況や、小学生プロの登用など興味ある内容でした。
これからも全国放送で囲碁の話題を取り上げて欲しいと思いますね。

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1年前の記事(2022-01-31):第46期棋聖戦第2局/井山勝利で1勝1敗に

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第47期棋聖戦第2局/芝野勝利で1勝1敗のタイに

2023-01-29 21:00:00 | プロ棋戦

第47期棋聖戦七番勝負第2局が1月20日(金)・21日(土)に神奈川県箱根町のホテル花月園で打たれ、芝野虎丸名人が一力遼棋聖に白番中押し勝ちをおさめ1勝1敗となった。第3局は2月3日(金)、4日(土)に長崎県西海市の「オリーブベイホテル」にて行われる。
   (日本棋院HPより抜粋)

「芝野返す、好手で激勝」 「一力、秒読みで後悔の一手」
   (週刊碁、見出しより)

     ○ ● ○

1-1のタイにした芝野名人、難戦を読み勝ちました。
敗れた一力棋聖、終盤の誤算が命取りに・・・。

本シリーズ、囲碁界最高峰の戦いで注目されていますが、将棋界も熱いですね。
藤井聡太五冠(20)に羽生善治九段(52)が挑戦する王将戦7番勝負、羽生九段は通算タイトル獲得記録100期を賭けています。
若手の活躍に期待するファンも多いと思いますが、ここは羽生さんに花を持たせてあげたいですね。
ただ、今日のニュースでは藤井さんが勝って2-1とリード、羽生マジックの復活はあるか・・・。

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1年前の記事(2022-01-29):囲碁書籍/囲碁死活大辞典

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プロ棋士・四字熟語/上野梨紗、小池芳弘、首藤瞬

2023-01-27 21:00:00 | プロ棋士

「週刊碁」に連載の四字熟語、「つるりん(鶴山淳志八段、林漢傑八段)式観る碁のすすめ」

第68回:切磋琢磨/上野梨紗二段
★切磋琢磨【せっさ・たくま】:学問や人徳をいっそう磨き上げること。また、友人同士励まし合い競争し合って、共に向上すること。

つる:上野梨紗二段、超強力なライバルとしてお姉さんの上野愛咲美女流立葵杯、入段同期の仲邑菫三段。
りん:女流名人戦リーグの姉妹対決は熱かったね。菫ちゃんに対しても碁の内容はだんだん迫ってきている感じがする。
つる:あの気持ちで負けない姿勢は本当にカッコいい。

第69回:職人気質/小池芳弘七段
★職人気質【しょくにん・かたぎ】:職人によく見られる性格のこと。一本気で実直、頑固だが誠実で正直な性格を指す。

りん:小池君のキャラ大好きなんだよね。若いのにいぶし銀って感じで! ずっと年下なのに「おやっさん」って呼びたくなる。
つる:悩み相談したらぶった斬ってくれそう(笑)。
りん:当たり前のことをバシッて言われる感じ!
つる:小池くんは誰に対してもスパッと言ってくれそうだね。

第70回:悠々自適/首藤瞬八段
★悠々自適【ゆうゆう・じてき】:のんびりと心静かに、思うまま過ごすこと。世間のことに煩わされず。のんびりと暮らすこと。

りん:社長(首藤八段)ってあだ名がついたのも、「社長出勤」から来てるんだもんね。
つる:プライベートでいつ来てもいいよ的な場だと、必ず一番最後にやってくるからね。
りん:碁も結構な長考派だし、あんまり乱戦好きじゃないし、のんびりしてるのが好きなのかな?
つる:社長って解説上手だし、見た目もシュッとしてて、とても常識人に見えるけど、実はかなり我が道行ってる不思議な人だよね。

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上野梨紗二段(16)は昨年、勝ち星ランク9位(36勝15敗)と絶好調でした。
女流名人戦リーグでは現在3勝1敗と好位置、3連勝中の菫ちゃんとの対戦が楽しみですね。

小池芳弘七段(24)は昨年、勝率部門1位(0.759、41勝13敗)と大活躍でした。
今年は7大棋戦での活躍が望まれますね。

首藤瞬八段(41)は昨年、18勝11敗。NHK杯の解説(昨年10月)を見ましたが、外見は社長というイメージはなかった・・・。

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1年前の記事(2022-01-27):第69回NHK杯/ベスト8決定

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第36回群馬県女流アマ囲碁大会/2023

2023-01-25 21:00:00 | 囲碁群馬

西本さん(高崎)優勝
第36回県女流囲碁大会が1月22日、高崎市中央公民館で開かれた。3人によるリーグ戦で競い、西本小夜子さん(高節巾)が優勝した。準優勝の及川悠さん(伊勢崎市)とともに3月の全国大会に出場する。
新型コロナウイルス感染症のため、開催は3年ぶり。親睦戦は行わず、全国大会出場を懸けた県代表戦のみ実施した。
    (上毛新聞より抜粋)

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今回は代表戦のみで参加者3名とは寂しいですね。
前回(2020/3月)は22名(代表戦7名、親睦戦15名)の参加がありました。
高齢を理由に代表戦を敬遠する人もいます。囲碁に年齢制限はないと思いますが・・・。
次回は親睦戦も復活して賑やかにしたいものです。

これまで何人もの女子高校生が代表になりましたが、卒業すると参加がありません。
県外の大学に進学した人もいるでしょうが、女流囲碁大会でもUターンを期待したいですね。

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1年前の記事(2022-01-25):こども囲碁教室、5度目の休講

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第26期女流棋聖戦第1局/上野先勝!

2023-01-23 21:00:00 | プロ棋戦

女流棋聖連覇を目指す上野愛咲美女流棋聖に仲邑菫三段が挑戦するドコモ杯第26期女流棋聖戦三番勝負が1月19日(木)に神奈川県平塚市「ホテルサンライフガーデン」で打たれ、上野が162手までで白番中押し勝ちをおさめシリーズ先勝とした。第2局は、1月26日(木)に東京都千代田区日本棋院東京本院で打たれる。
    (日本棋院HPより抜粋)

「上野先勝、先輩の強さ見せる」 「仲邑、序盤優位に立つも」
    (週刊碁、見出しより)

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初戦を制した上野女流棋聖(21)、序盤劣勢に立つも、持ち前のパワーで逆転しました。
敗れた仲邑三段(13)、攻められる展開に不慣れか・・・。

最年少タイトルに挑む仲邑さん、外野は盛り上がっているでしょうね。
碁界の期待を背負ってのタイトル戦ですが、勝負は実力の世界。栄冠はいつになるか・・・。

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1年前の記事(2022-01-23):第25期女流棋聖戦第1局/上野先勝!

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攻めはホウ・レン・ソ

2023-01-21 21:00:00 | テレビ番組

1/8放送の「NHK囲碁講座」、タイトルは「攻めはホウ・レン・ソ」。

相手の石を攻める時に意識すべきなのは「方向」「連絡」「そこそこ攻める」と覚えましょう。

「方向、連絡」はある程度心掛けていますが、「そこそこ攻める」は難しい。
つい深追いして自滅するケースが何と多いことか、といって甘い攻めでは勝てませんね。
「そこそこ攻める」感覚は、碁盤全体を見ての最善手ということでしょうがムズなところで・・・。

サラリーマン時代、上司や先輩から「ほう(報告)、れん(連絡)、そう(相談)」が大切とよく言われました。
お題目としては納得ですが、人間関係やプライドなど組織として十分機能することはムズなところで・・・。

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1年前の記事(2022-01-21):星雲之志/関航太郎天元

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時代小説/姉川忠義

2023-01-19 21:00:00 | 本と雑誌

◆書籍紹介  
・書籍名:「姉川忠義 北近江合戦心得(一)」
・発行所:小学館
・著 者:井原忠政
・発行年月:2022年12月
◆内容紹介
シリーズ75万部を突破したベストセラー「三河雑兵心得」姉妹篇! 新シリーズ、いよいよ出陣!
主君・浅井長政と父の仇、信長討つべし! 若き弓の名手と元山賊の頭目が戦国の世を駆け抜ける!

     ○ ● ○

著者・井原忠政氏の「三河雑兵心得」シリーズが面白かったので、同じ著者の本書を読んでみました。
「三河雑兵心得」の副題は「○○仁義」で主人公は足軽上がり。本書は「忠義」で主人公は主君の直参、「仁義」と「忠義」では心得も違ってくるようです。
終章は中途の感じなので、シリーズ化されると思われます。今後の展開を期待しましょう、

時代小説というと、読者の年齢層は高い印象ですね。若い人にはリアル感がイマイチということでしょうか・・・。

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1年前の記事(2022-01-19):碁界ニュースグランプリ2021/週刊碁

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碁界ニュースグランプリ2022/週刊碁

2023-01-17 21:00:00 | 囲碁

22年ファンが選んだ「今年の顔」
1位に輝いたのは「上野吼える」でした。2位に名人に復位した「碁界のトラ」、3位は棋聖を奪取した「一力、序列最上位」となりました。
22年の「今年の漢字」は『戦』でしたが、戦いの勝者への投票が多かったようです。

 ・1位:上野吼える(国際戦優勝はインパクト大)
 ・2位:碁界のトラ(快進撃にワクワク)
 ・3位:一力、序列最上位(1冠だけでは物足りない)
 ・4位:井山、金字塔(本因坊連覇記録はどこまで)
 ・5位:スミレ成長物語(順調にステップを駆け上がる)
 ・6位:平田、一般棋戦初V(桐山杯で初優勝)
 ・7位:藤沢、一般棋戦でも(次なるステージに期待)
 ・8位:農心杯準優勝(文裕の4連勝はインパクト大)
 ・8位:藤田さん9歳入段(プレッシャーに負けずに)
 ・10位:鶴山、中年の星(中庸戦優勝、同世代の鑑)
 ・次点:伊田、初手天元(期待に応える)
    (週刊碁より抜粋)

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1位、上野さん、ハンマーパンチで勝ち星ランク1位、実力+華があります。
2位、名人復位のトラさん、勝負師の顔にはまだか?
3位、令和三羽烏トップの一力さん、次のタイトルはいつか?

「ニュースの顔」は実力だけでなく、ファンに訴える「何か」が・・・。

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1年前の記事(2022-01-17):第46期棋聖戦第1局/一力シリーズ先勝!

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第47期棋聖戦第1局/一力勝利、シリーズ先勝!

2023-01-15 21:00:00 | プロ棋戦

連覇を目指す一力遼棋聖に芝野虎丸名人が挑戦する第47期棋聖戦七番勝負が東京都文京区「ホテル椿山荘東京」で1月12日(木)、13日(金)と打ち継がれ220手までで一力棋聖が中押し勝ちをおさめシリーズ先勝とした。第2局は1月20日(金)、21日(土)に箱根の「ホテル花月園」にて行われる
   (日本棋院HPより抜粋)

「一力先勝、近未来のエース争い」 「芝野、取りかけも・・・」
   (週刊碁、見出しより)

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初戦を制した一力棋聖、中盤以降の打ちまわしが上回ったようです。
敗れた芝野名人、一力棋聖の的確なヨミに遅れたか・・・。

棋戦序列1位・一力棋聖と序列2位・芝野名人の激突、ポスト井山を巡る大一番ですね。
下馬評では、一力さんがややリードのように感じますがどうでしょう。

個人的には芝野さん推しですね。仕草のぎこちなさなど親近感があり、応援したくなります。
一方、一力さんは好青年過ぎてザル碁党にはドーモ・・・。

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1年前の記事(2022-01-15):歴史書籍「昭和史(1945→1989)戦後篇」

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第2回テイケイ杯女流レジェンド戦/小西和子八段が優勝

2023-01-13 21:00:00 | プロ棋戦

45歳以上かつ女流棋戦タイトル獲得経験棋士・開催前年の七大タイトル戦+女流棋戦における獲得賞金ランキング上位棋士とで争われる、「第2回テイケイ杯女流レジェンド戦」の決勝戦が、12月24日(土)に囲碁・将棋チャンネル「竜星スタジオ」で行われました。
小西和子八段は決勝で桑原陽子六段に黒番中押し勝ちし見事優勝、初のタイトル獲得となりました!
   (関西棋院HPより抜粋)

「小西、念願の初栄冠」 「桑原、今一歩及ばず」
   (週刊碁見出しより)

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関西棋院の小西さん(50)が、桑原さん(48)の追い上げを振り切っての優勝でした。
本棋戦は第2回で第1回は青木喜久代八段が加藤朋子六段を破り優勝しました。

現在女流で最高段位八段は、日本棋院の杉内寿子(95)、青木喜久代(54)、関西棋院の吉田美香(51)、小西和子(50)の4人。女流九段棋士の誕生はいつか・・・?

テイケイ杯は女流の他に「俊英(第1回優勝:許家元)」、「レジェンド(第1回優勝:苑田勇一)」と3部門あるようです。
プロ棋戦は7大タイトル以外に、女流、若手など増えてきました。棋士にとってはありがたいことでしょうね。

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1年前の記事(2022-01-13):笑門来福/上野愛咲美女流棋聖

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