天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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棋士の本棚(潘善キ・八段)/深夜特急

2016-05-31 20:30:00 | プロ棋士

◆書籍紹介
 ・書籍名:「深夜特急」
 ・発行:新潮文庫
 ・著者:沢木耕太郎
 ・発売日:1994/03/30
◆内容紹介
インドのデリーからイギリスのロンドンまで、乗合いバスで行く――。ある日そう思い立った26歳の〈私〉は、仕事をすべて投げ出して旅に出た。
アジア旅行者はみんな読んでる! バックパッカーのバイブルは、ここから始まる。

   ◇   ◇

「週刊碁/棋士の本棚(5月16日号、第119回)」は潘善キ・八段の「深夜特急」でした。

本書は沢木さん本人が体験したノンフィクション旅行記。予期しないハプニングの連続で、「旅」とはこういうものかと考えさせる一冊です。
著者も20代の頃ですから、無鉄砲な旅もできたのでしょうね。
私たちが観光地などに出掛けるのは「旅行」。「旅」とは本質的に違うような・・・。

沢木耕太郎の作品では、朝日新聞連載中の「春に散る」があります。
元ボクサー4人が共同生活しながら、若いボクサーの成長に夢を重ねる・・・。
「深夜特急」でも格闘技のシーンが出てきますが、男のロマンか・・・。

   ◇   ◇

潘善キ・八段(38)は台湾出身。故大枝雄介九段門下。
本因坊リーグ、名人リーグに参戦したのは10年ほど前、昨年(2015年)の成績は14勝10敗。
20代の勢いに比べ停滞気味か・・・。

   ◇   ◇

1年前の記事(2015-05-31):第70期本因坊戦第2局/井山本因坊が連勝!

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第71期本因坊戦第2局/井山が勝利!1勝1敗のタイに

2016-05-29 20:30:00 | プロ棋戦

第71期本因坊戦挑戦七番勝負の第2局が5月23日、24日に兵庫県尼崎市で行われた。結果は白番の井山裕太本因坊が高尾紳路九段に中押し勝ちし、シリーズ対戦成績を1勝1敗のタイに戻した。第3局は6月2日、3日に秋田県能代市で行われる。
   (日本棋院HPより抜粋)

「井山華麗、納得いく碁打てた」 「高尾、序盤のフリカワリに誤算・・・」
   (週刊碁見出しより)

    ◇   ◇

タイに戻した井山本因坊、キレのいい着手で高尾九段を撃破しました。
敗れた高尾九段、薄い碁形でペースがつかめなかった・・・。

フリカワリが勝負のポイントになったようですが、昨今の碁では多いですね。
昭和の時代に比べると変化が複雑で、ザル碁党には理解が・・・。

    ◇   ◇

今回の対局地は兵庫県尼崎市の「本興寺」。寺社での対局も増えてきました。

尼崎市というと社会の授業で習った四大工業地帯の「阪神工業地帯」が記憶に残っています。
当時は「重厚長大」産業が日本経済の牽引役だったのですが、流れは「軽薄短小」へ・・・。

高尾九段はその棋風から「重厚戦車」、今回は戦車がカラ回りか・・・。

   ◇   ◇

1年前の記事(2015-05-29):囲碁書籍「武宮の形勢判断」

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第7回おかげ杯/一力遼七段が三度目の優勝

2016-05-27 20:30:00 | プロ棋戦

三重県伊勢市で「第7回おかげ杯囲碁トーナメント」が行われた。5月15日に準決勝と決勝が行われ、決勝では安斎伸彰七段と一力遼七段 の対戦となった。結果は一力遼七段が黒番中押し勝ちを収め三度目の優勝を果たした。

■準決勝の結果(左側勝ち)
 ・安斎伸彰七段 ― 余正麒おかげ杯 白中押勝ち
 ・一力遼七段 ― 沼舘沙輝哉四段 白中押勝ち
   (日本棋院HPより抜粋)

「一力頂上、豪腕唸る」 「安斎、同門対決に屈す」
   (週刊碁見出しより)

    ◇   ◇

三度目の優勝を果たした一力七段(18)、厳しい着手で兄弟子・安斎七段を撃破しました。
敗れた安斎七段(30)、過去二度の優勝をしていますが今回は誤算があったようです。

決勝の両者は宋光復九段門下。7回目となる本棋戦で5回の優勝を両者が獲得、相性がいいようですね。

    ◇   ◇

本棋戦の対局地は三重県伊勢市おかげ横丁。
三重県は「G7伊勢志摩サミット」で盛り上がっていますね。安倍サンも満面の笑み、井山七冠と同じ心境か・・・。

先日、テレビの健康番組で三重県は肥満度(BMI)の値が男女ともに日本一低いと紹介していました。
適度な運動、バランスよい食物がポイントか・・・。

   ◇   ◇

1年前の記事(2015-05-27):第6回おかげ杯/余正麒、初V

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こども囲碁教室のレクレーション

2016-05-25 20:30:00 | こども囲碁

5/14「伊勢崎こども囲碁アカデミー」、5/21「玉村こども囲碁教室」で春のレクレーションを行いました。

伊勢崎こども囲碁アカデミーは「市民の森公園」で公園の遊具や集団ゲームを楽しみ、玉村こども囲碁教室は恒例の「藤岡・庚申山ハイキング」です。

それにしても子どものエネルギーには驚きますね。このエネルギーを棋力アップに向けてほしいのですが・・・。

囲碁教室では「楽しく学ぶ」を心掛け、「上から目線」を戒めよう・・・。

   ◇   ◇

1年前の記事(2015-05-25):第10回アマ名人戦群馬県大会/中2の藤本さん最年少V

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第11回アマ名人戦群馬県大会/奈良さんが優勝

2016-05-23 20:30:00 | 囲碁群馬

「第11回朝日アマチュア囲碁名人戦県大会」の決勝大会が5月22日、前橋市文京町の県生涯学習センターであり、桐生市の奈良昌利さん(64)が優勝した。準優勝は草津町の佐藤貞夫さん(72)だった。
決勝大会に棄権となった高崎市の長谷川義則さん、末期がんを押して出た予選を4局全勝で決勝進出を決めたが、その翌日に亡くなった。会場では大会開始前、長谷川さんの冥福を祈り、選手らが黙祷した。

10位までは次の皆さん。
 ①奈良昌利 ②佐藤貞夫 ③樫村仁 ④金谷渡 ⑤松永有
 ⑥木村真一郎 ⑦石井成幸 ⑧羽鳥幸弘 ⑨篠田樹之 ⑩藤本隼也
   (「朝日新聞群馬版」より抜粋)

   ◇   ◇

奈良さんが他を寄せ付けず堂々の優勝でした。
小中学生では松永くん(5位)、藤本くん(10位)が入賞でしたが、ベテラン勢もがんばっていましたね。

予選翌日に他界した長谷川さん、後輩に「その手は欲が出ている」「人間性を高めなければ碁も強くならない」と言ったそうです。

強くなるには「人間性を高めなければ」・・・。

   ◇   ◇

1年前の記事(2015-05-23):玉村こども囲碁教室/新緑ハイキング2015

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群馬県高校囲碁選手権/2016

2016-05-21 20:30:00 | 囲碁群馬

「第40回全国高校囲碁選手権大会県大会」の個人戦が5月14日、高崎市の高崎高で開かれた。男子20人、女子3人が出場し、男子は石井蓮さん(高崎2年)、女子は嶋田あかりさん(高崎商科大附3年)がそれぞれ優勝した。
団体戦は4月29日に実施。3校5チームが出場した男子は前橋Aが制し、同校が2年ぶりに王座を奪還。女子は2校2チームが出場し、前橋女が昨年に続き2連覇を飾った。
   (上毛新聞より抜粋)

   ◇   ◇

男子個人優勝は石井君。昨年に続き予想通りの連覇でした。
女子個人優勝は嶋田さん。女流県代表の小鮒さんは欠場、日程上の問題か・・・。

男子団体優勝は前橋高校。前評判では高崎高校優勢が伝えられていましたが、力をつけてきたようです。
女子団体優勝は前橋女子高校。昨年に続いての県代表です。

全国大会のレベルは高く上位進出は苦しいでしょうが、大会の熱気を自身のレベルアップに生かしてほしいですね。

※関連記事
   ↓
群馬高校囲碁HP

   ◇   ◇

1年前の記事(2015-05-21):囲碁格言/二子の頭は見ずハネよ

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たそがれ世代の4人旅(箱根/2016春)

2016-05-19 20:30:00 | 旅行記

先日(5/17~18)、高校時代の友人4人で箱根一泊旅行に行ってきました。
この旅行、昨秋に計画したのですが旅行前日に友人が入院でキャンセル、今回は無事に参集できました。

小田原駅に集合し「箱根フリーパス」を購入、箱根湯元から登山電車で強羅、ケーブルカーで早雲山、バス・ロープウェイでホテル到着。
1日目はあいにくの小雨模様で景色はイマイチ、早々にチェックインし温泉、夕食、早めの就寝・・・。

2日目は快晴、朝焼けの富士山を眺め、桃源台から海賊船で箱根町港、箱根関所跡、芦ノ湖遊覧船、ロープウェイで駒ケ岳、登山バスで小田原に帰還。

今回の主役は何といっても「富士山」、ホテルの窓から、露天風呂から、芦ノ湖から、関所跡から、駒ケ岳から、いろいろな姿を見ることができました。
中華系、欧米系の旅行者も富士山に魅了されていましたね。

    ◇   ◇

旧友とは2年半ぶりの再会、家庭や健康など諸問題を抱えながらも、それなりに暮らしているようです。
ただ会話がオバサン化しているのがドーモ・・・。

次回は2年後か、それまでどんな試練が待っているか・・・。
「人生、下り坂サイコー」・・・。


 ↑ 朝焼け富士


 ↑ 海賊船


 ↑ 芦ノ湖・関所跡


 ↑ 駒ケ岳からの富士

    ◇   ◇

1年前の記事(2015-05-19):群馬県高校囲碁選手権/2015

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群馬アマ名人戦(予選)/末期がん執念の碁

2016-05-17 20:30:00 | 囲碁群馬

第11回朝日アマチュア囲碁名人戦県大会の予選大会が5月15日、前橋市の県生涯学習センターであった。49人が参加し、16人が5月22日に同センターである決勝大会への進出を決めた。優勝者は7月に東京で開かれる全国大会に出場する。
「末期がんの痛みに耐え県決勝へ」
「死ぬ前に一局打ちたい」。高崎市の長谷川義則さん(66)は末期がんで、医師から「余命わずか」と宣告され、体の痛みに耐えながら、車イスに乗って碁盤に向き合った。予選は4局全勝し、県決勝大会の出場を決めた。長谷川さんは「囲碁は私の人生のすべて。精いっぱい打ってます」と話した。
   (「朝日新聞群馬版」より抜粋)

昨年の本大会では中学2年の藤本くんが優勝、最年少Vで話題となりました。今年も小中学生5名が参加し、藤本くん含め4名が決勝大会に進みました。
群馬県囲碁界の景色も変化してきましたね。

病魔と闘う長谷川さん、鬼気迫るものがありました。
「囲碁は私の人生すべて」・・・。

    ◇   ◇

1年前の記事(2015-05-17):第70期本因坊戦第1局/井山本因坊が先勝!

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第71期本因坊戦第1局/高尾が開幕先勝!

2016-05-15 20:30:00 | プロ棋戦

井山裕太本因坊に高尾紳路九段が挑戦する第71期本因坊戦挑戦手合七番勝負の第1局が5月9日(月)、10日(火)に広島県尾道市で行われた。結果は白番の高尾が中押し勝ちをおさめ、開幕戦を白星で飾った。第2局は5月23日(月)・24日(火)に兵庫県尼崎市で行われる。
   (日本棋院HPより抜粋)

「重厚高尾、冴える読み 井山に先勝」 「七冠井山、追い上げ及ばず・・・」
   (週刊碁見出しより)

    ◇   ◇

今年に入って絶好調の高尾九段、手厚い打ち回しで初戦を飾りました。
敗れた井山本因坊、実利で先行するも、敗因は不明・・・。

七冠達成後の初防衛戦となる井山さん、せめて1年くらいは維持したいでしょうね。マスコミ対応など多忙をどう克服するか・・・。
おじさん世代になった高尾さん、先輩の意地を見せるか・・・。

    ◇   ◇

今回の対局地は広島県尾道市因島の「本因坊秀策囲碁記念館」。

1年半ほど前に「本因坊道策と秀策を訪ねて」というツアーに参加し、秀策囲碁記念館を訪れました。
井山さん、高尾さんも秀策さんを訪ね、何を想うか・・・。

「秀策のお墓にお参りすると一子は強くなる」と言われましたが、ザル碁党にとって効果は一向に・・・。

    ◇   ◇

1年前の記事(2015-05-15):下手の考え休むに似たり

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毒を食らわば皿まで/棋譜解説より

2016-05-13 20:30:00 | 囲碁

新聞/囲碁欄の解説を読んでいたところ、「毒を食らわば」というフレーズがありました。
囲碁の解説でときどき目にしますが、穏やかではありません・・・。

【意味】  「毒を食らわば皿まで」とは
 ①悪事に手を染めた以上は、どこまでもそれに徹しようというたとえ。
 ②どうせここまでやったのなら、最後までやり通そうというたとえ。

囲碁解説の場合、①は不適切なので、②の意味でしょうね。
「万事休す」「投げ場」など、悲観的な場面で使われることが多いようです。

新聞解説では工藤紀夫九段が略して「毒皿」と書いていました。
「毒皿」が分かるのは昭和世代か・・・。

    ◇   ◇

1年前の記事(2015-05-13):囲碁を小・中学校の正課に

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