天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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アマ名人戦/夏冰さん、初のアマ名人に!

2024-08-04 21:00:00 | アマ棋戦

「第18回朝日アマ名人戦全国大会」で優勝し、昨年に続いて挑戦権を得た夏冰(か・ひょう)さんが大関稔アマ名人に挑む「第18期朝日アマ名人戦三番勝負」が7月27、28日の両日に日本棋院で打たれた。絶対王者の大関アマ名人に夏冰さんが2勝1敗で勝って初のアマ名人位に就いた。

     ◇◆◇

第18回朝日アマ名人戦全国大会/夏さん、連覇
「第18回朝日アマチュア囲碁名人戦全国大会」が7月6、7の両日に日本棋院東京本院で開催された。49名の都道府県代表と招待選手8名の57名によって、熱い戦いが繰り広げられた。
決勝は夏冰さん(招待)と柳田朋哉さん(招待)の対戦となり、夏さんが2年連続の優勝、大関稔アマ名人への挑戦権を獲得した。3位は山下寛さん(大阪)、4位は北芝礼さん(招待)。
   (日本棋院『棋道web』より抜粋)

     ○ ● ○

初のアマ名人を獲得した夏冰さん(31)、我慢と粘りで栄冠を手にしました。
5連覇を逃した大関さん(29)、逆転負けの展開で無念・・・。
大関さんは5月に行われた世界アマ囲碁選手権で3位入賞、アマ名人は残念でしたがアマ囲碁界最強の座は譲らずか。

群馬代表の藤本さんは1回戦敗退、全国の壁は高い・・・。

 

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1年前の記事(2023-08-04):夏休み-2023

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全国高校囲碁選手権/2024

2024-08-02 21:00:00 | アマ棋戦

第48回文部科学大臣杯全国高等学校囲碁選手権の全国大会が7月22日から24日の3日間、日本棋院東京本院で開催された。

◎団体戦(7月22日・23日)
男子決勝は仙台第二(宮城)が2-1で大分東明(大分)を下し3連覇。
女子決勝は白百合(東京)が2-1で甲府南(山梨)を下し優勝。

◎個人戦(7月23日・24日)
男子決勝は羽根和哉さん(愛知工業大学名電・愛知)が内田勝仁さん(雲雀丘学園・兵庫) を下し優勝。
女子決勝は鈴木 時さん(御所野学院・秋田)が倉谷圭乃さん(女子聖学院・東京)を下し優勝。
   (日本棋院『棋道web』より抜粋)

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男子団体優勝の仙台第二(宮城)は3連覇、囲碁名門校として名を刻みます。
女子団体優勝の白百合(東京)は2度目の優勝、女子は連覇が少ないようです。
2位は大分(男子)と山梨(女子)、団体戦は地方でも選手が揃えば上位も可能ですね。


男子個人優勝の羽根和哉さん(愛知工業大学名電・愛知)は、羽根直樹九段のご子息、ナルホド・・・。
女子個人優勝の鈴木時さん(御所野学院・秋田)。地方での上達は大変、指導者に恵まれていたのでしょうね。
鈴木さんも男子の羽根さんと同様に選抜大会・選手権の2冠となった。

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◎群馬県勢の成績
◆男子団体戦
 ・前橋高校(星野・家上・斉藤):予選通過ならず(●○○)
◆女子団体戦
 ・太田女子高校(石岡・斉藤・小森):予選通過ならず(○○●)
◆男子個人戦
 ・須永大智(四ツ葉学園):予選通過ならず(○●○)
 ・倉持虹汰(伊勢崎工高):予選通過ならず(●○○)
◆女子個人戦
 ・石岡まひろ(太田女子高):予選通過ならず(●○○)
 ・近藤 杏(太田女子高):予選通過ならず(●○●)

残念ながら一次リーグ突破は出来ませんでした。
全体の勝敗数合計は11勝7敗、全国では中位レベルでしょうか。
課題は県内囲碁への関心度アップ、ムズなところで・・・。

 

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1年前の記事(2023-08-02):第8回扇興杯女流最強戦/牛が史上初の2連覇

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第44回世界アマ囲碁選手権/大関選手は3位

2024-05-23 21:00:00 | アマ棋戦

第44回世界アマチュア囲碁選手権戦東京大会~日本棋院創立100周年記念~が東京都千代田区の日本棋院東京本院で5月19日(日)から5月22日(水)まで開催された。22日午後の第8回戦の結果、優勝は中国代表の白宝祥選手、準優勝は韓国代表の金正善選手、第三位は日本代表の大関稔選手だった。
   (日本棋院HPより抜粋)

「大関さん3位、ポイント差に泣く」「白宝祥さん(中国)5度目のV」
日本代表・大関稔さん、中国代表・白宝祥さん、韓国代表・金正善さんの3名が7勝1敗でトップに。スイス方式により、勝ち数が同じ場合はポイント差で順位が決まり、優勝は白さん、準優勝は金さん、3位は大関さんとなった。
   (日本棋院『棋道web』より抜粋)

     ○ ● ○

3位の大関さん、優勝した白宝祥さん(中国)に勝ったもののスイス方式で3位、悔しかったでしょうね。
日本の選手が3位になったのは2007年以来とのこと、世界戦で苦戦の日本勢としては健闘か・・・。

「世界アマ囲碁選手権」のニュースは、あまり話題にならなかったですが、マスコミもそれなりに取り上げてほしいですね。そのためには上位での活躍が・・・。

スイス方式での大会、群馬県内の大会でも採用したことがありますが、運・不運で悩ましい・・・。

 

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1年前の記事(2023-05-23):津軽半島・下北半島巡り(2023)

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第66回女流アマ選手権/内田祐里さんが2度目のⅤ

2024-03-20 21:00:00 | アマ棋戦

第66回全日本女流アマチュア囲碁選手権大会が3月16日(土)・17日(日)に行われた。決勝はシードの内田祐里さんと東京千葉代表の藤原彰子さんの対戦となり、内田さんが中押し勝ちをおさめ、2021年の第63回大会以来、3年ぶり2度目の優勝を飾った。

 ・優 勝:内田祐里(シード・埼玉)
 ・準優勝:藤原彰子(東京・千葉)
 ・第三位:村瀬なつ(東京・千葉)
 ・第四位:宇根川万里江(東京・千葉)
   (日本棋院HPより抜粋)

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ベスト4の顔ぶれを見ると、元院生や囲碁インストラクタ-など囲碁関係の仕事をしているようです。
純粋にアマチュアの選手が上位で活躍するのは無理ですね。

上位は首都圏の選手が独占、アマ囲碁界も一極集中ですか。
今回は関西勢がイマイチ、地方選手の活躍が見られないと寂しい・・・。

群馬代表の佐藤さん、西本さんは予選敗退。純アマチュアは厳しい・・・。

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1年前の記事(2023-03-20):第65回女流アマ選手権/優勝は大沢摩耶さん

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第39回関東地区高校囲碁選手権

2024-01-17 21:00:00 | アマ棋戦

先日、群馬高校囲碁専門部事務局より「第39回関東地区高校囲碁選手権」の結果報告が届きました。
1月13日、14日に前橋市の群馬県生涯学習センターで開催。

関東の8都県(茨城県、栃木県 、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県)が参加、大会種目は男子団体、女子団体、男子個人、女子個人、男子9路盤、女子9路盤の6種目。

成績は東京が各種目で上位を占めていますが、栃木、群馬も善戦しています。
群馬県勢では男子個人で須永大智さんが優勝、男子9路盤で家上紘弥さんが2位で全国大会に出場のようです。
男子団体の前橋高校:5位、女子団体の太田女子高校:5位と頑張りました。

◎各種目の結果(PDF)
 ・男子団体
 ・女子団体
 ・男子個人
 ・女子個人
 ・男子9路盤
 ・女子9路盤

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1年前の記事(2023-01-17):碁界ニュースグランプリ2022/週刊碁

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第69回アマ本因坊戦全国大会/大関さんが3度目の栄冠

2023-09-07 21:00:00 | アマ棋戦

第69回全日本アマチュア本因坊決定戦の全国大会が8月26日(土)、27日(日)の2日間、日本棋院東京本院で開催された。
大会には63名が出場し、リーグ戦、トーナメント戦の結果、神奈川県代表の大関稔さんが4期ぶり3度目の優勝を果たした。準優勝は招待選手の栗田佳樹さん、3位は招待選手の川口飛翔さん、4位が長野県代表の杉田俊太朗さんだった。
大関さんは今年の7月30日に第17回朝日アマチュア囲碁名人戦でも4連覇を果たしておりこれで2冠となる。
   (日本棋院HPより抜粋)

大関さん3度目のアマ名人本因坊 世界アマ選手権、日本代表に」
   (朝日新聞より抜粋)

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優勝の大関さん、アマ囲碁界の大横綱ですね。



準優勝の栗田さん、対抗馬として一歩遅れたようです。

群馬代表の栗原さんは予選リーグ突破できず無念、群馬県勢としては若手の県外流出もあり予選突破は難関か・・・。

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1年前の記事(2022-09-07):プロ棋戦/挑戦者決定(余正麒、上野愛咲美)

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第17回アマ名人戦三番勝負/大関さん、逆転防衛

2023-08-10 21:00:00 | アマ棋戦

大関さん4連覇、5期
「第17期朝日アマチュア囲碁名人戦三番勝負」が7月29、30日の両日、日本棋院東京本院で行われた。挑戦者の夏冰(か・ひょう)さんが先勝したものの、大関稔アマ名人が逆転防衛を果たした。
   (週刊碁より)

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4連覇達成の大関さん、経験値による的確な形勢判断が勝因でしょうか。
敗れた夏冰さん、守りに入って苦戦とのこと。

両者は2005年の少年少女全国大会準々決勝で対戦、大関さんが敗れ5位、夏冰さんが優勝。
あれから18年、それぞれ違った道を進み再戦、感慨深い思いもあったでしょうね。

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1年前の記事(2022-08-10):今こそ聴きたい/井上陽水

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全国高校囲碁選手権/2023

2023-08-06 21:00:00 | アマ棋戦

◎団体戦(7月24日・25日)
男子決勝は仙台第二(宮城)が2-1で洛北(京都)を下し連覇。
女子決勝は花園(京都)が3-0で南山女子部(愛知)を下し2度目V。

◎個人戦(7月25日・26日)
男子決勝は小島二十さん(大分東明・大分)が林優真さん(近畿大学工業高等専門・三重) を下し初V。
女子決勝は小室杏花さん(角川ドワンゴ学園S・東京)が黒川智美さん(國學院大學栃木・栃木)を下し初V。
   (週刊碁より抜粋)

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男子団体優勝の仙台第二(宮城)は2連覇、2014年にも優勝しており囲碁名門校になりました。
女子団体優勝の花園(京都)は2度目の優勝、こちらも囲碁名門校、京都は選手層が厚いようです。

男子個人優勝の小島二十さん(大分東明・大分)は、馬場滋九段の教室に通っており決勝は同門対決とのこと。
女子個人優勝の小室杏花さん(角川ドワンゴ学園S・東京)、上野愛咲美女流プロは角川ドワンゴ学園N高、今後は通信制高校の認知度も上がるでしょうね。

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◎群馬県勢の成績
◆男子団体戦
 ・前橋高校:予選通過ならず(○●○)
◆女子団体戦
 ・太田女子高校:予選通過ならず(●●○)
◆男子個人戦
 ・須永大智さん(四ツ葉学園中等):予選通過ならず(●○○)
 ・宮沢優希さん(前橋高):予選通過ならず(○○●)
◆女子個人戦
 ・及川 悠さん(太田女高):予選通過ならず(○●●)
 ・石岡まひろさん(太田女高):予選通過ならず(●●○)
 
群馬県勢も数年前は全国大会で上位入賞が続きましたが、このところ選手層の薄さが目立ちます。上位入賞した時期の熱気を取り戻したいものです。

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1年前の記事(2022-08-06):どんな勉強をすれば強くなれるの?

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第17回朝日アマ名人戦全国大会/夏さんが初優勝

2023-07-14 21:00:00 | アマ棋戦

大関稔アマ名人への挑戦者を決める第17回朝日アマチュア囲碁名人戦全国大会が7月1日(土)、2日(日)に日本棋院東京本院で開催され、招待選手の夏冰さんが初優勝を果たした。大会には招待選手と各都道府県の代表選手合わせて57名が出場。

◎準決勝の結果(左勝者)
 森川舜弐(愛知) 半目 △星合真吾(招待)
 夏  冰(招待) 10目半 △平野翔大(招待)

◎決勝の結果(左勝者)
 △夏 冰 中押し 森川舜弐
   (日本棋院HPより抜粋)

「夏さん初V、森川さん準優勝」 「新世代、上位を独占」
   (週刊碁見出しより)

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決勝は夏冰さん(30)と森川さん(27)の対決、夏冰さんが安定感のある打ちぶりで優勝しました。
夏冰さんは小学生名人、中学生名人と大活躍、現在は京都囲碁道場の師範。しばらくぶりの栄冠でした。
7月末には大関稔アマ名人と三番勝負とのこと、実績では大関さんですがどうでしょう。

本大会の参加者は57名、囲碁の全国大会も回復基調のようです。
群馬県代表の藤本さんは残念ながら1回戦で敗退、都市部に比べ研究環境がイマイチか・・・。

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1年前の記事(2022-07-14):厚み(株)と地(現金)

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第65回女流アマ選手権/優勝は大沢摩耶さん

2023-03-20 21:00:00 | アマ棋戦

第65回全日本女流アマチュア囲碁選手権大会が3月11日(土)・12日(日)に行われた。決勝は東京千葉代表の宇根川万里江さんと埼玉代表の大沢摩耶さんの対戦となり、大沢さんが黒番1目半勝ちをおさめ、2013年の第55回大会以来、10年ぶり3度目の優勝となった。

 ・優 勝:大沢 摩耶(埼玉)
 ・準優勝:宇根川万里江(東京・千葉)
 ・第三位:岩井 温子(京都)
 ・第四位:林 むつみ(東京・千葉)
   (日本棋院HPより抜粋)

「大沢さん10年ぶりV、強豪ベスト4占める」
   (週刊碁見出しより)

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大沢摩耶さんの優勝は3度目、1度目が2002年で21年前、2度目は10年前と息の長い選手です。娘さんは大須賀聖良初段、お姉さんは大澤奈留美五段と囲碁ファミリ-ですね。



準優勝の宇根川さん、4位の林さんは本大会の常連、岩井さんは大学生の強豪とのことです。

群馬代表の西本さん、及川さんは予選敗退、全国の壁は厚かったようです。
上位選手の顔ぶれは都市部が優勢、地方との格差縮小はムズなところで・・・。

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1年前の記事(2022-03-20):第46期棋聖戦第7局/一力が初の棋聖奪取

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