天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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第35期棋聖戦第2局/張栩棋聖が勝ち1勝1敗のタイに!

2011-01-30 20:48:05 | プロ棋戦

 第35期棋聖戦七番勝負、張栩・棋聖と挑戦者・井山裕太名人の第2局は1月26日、27日、北海道伊達市で行われ、張棋聖が先番中押し勝ちし、対戦成績を1勝1敗とした。
 足早に展開する張棋聖に対し、じっくりと打ち進める井山名人。右辺の黒模様の荒らしに成功し、優勢を築いた井山名人は、左上で大コウを仕掛け勝負を決めに行った。しかしこれが勇み足で、張棋聖に付けいるスキを与えることに。コウは左上と左下の大振り替わりで決着したが、この時点で形勢は逆転。あとは張棋聖ががっちりと押し切った。
 第3局は2月2、3日、富山県氷見市で行われる。
    (読売新聞より抜粋)

「張栩反撃、井山のコウ仕掛けを粉砕」「井山、決断が裏目に・・・」

<張栩棋聖の話>
 序盤、左上で悪くしたが、途中はむずかしくなったと思う。勝てたのは運がよかったから。

<井山挑戦者の話>
 左上のコウを決行したが、タイミングがどうだったか。その後も損を重ね悪くしてしまいました。
    (週刊碁より抜粋)

    ◇   ◇   ◇

一局目を落とした張棋聖でしたが、本局では難しい碁を踏ん張りタイに持ち込みました。
中盤では優勢かと思われた井山挑戦者、敗因は勝負を急ぎ過ぎたことでしょうか。
優勢が劣勢に、劣勢が優勢に、勝負の潮目はいつどこで訪れるか・・・、対局心理は不思議なものです。

    ◇   ◇   ◇

今回の対局地は北海道伊達市「北湯沢温泉/第二名水亭」。
北海道南西部に位置する伊達市ですが、あまり耳にしたことはありません。
対局地の「北湯沢温泉」は伊達市/大滝区(山間部)で飛び地になっており、海岸地区は比較的温暖な気候で「北の湘南」といわれているそうです。

「伊達」といえば伊達正宗、仙台が思い浮かびます。北海道伊達市は明治初頭に仙台藩から移住、開拓した歴史からきているようです。
この伊達市、福島県にも同名の市があるそうですが、「飛び地」があったりとややこしいですね。

「伊達」といえば、最近ニュースに度々登場する漫画タイガーマスクの主人公「伊達直人」。
「善意の表現方法も時代反映か」という記事を目にしました。

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月刊・碁ワールド/思い出の名棋士

2011-01-28 22:47:55 | プロ棋士

「月刊・碁ワールド/新年号」から「思い出の名棋士(記/秋山賢司)」が連載されています。
第1回、第2回は「大平修三・九段」。第1回のタイトルが「優しさと激しさと」、第2回は「善人が怒ったとき」。

大平九段は平成10年没。全盛期は昭和40年代ですので、私は名前を拝見する程度でしたね。
記事の内容からすると、穏やかで人間味のある棋士のようでした。
今後の本シリーズ、昭和の個性的な「碁打ち」の人間模様を期待しましょう。

   ◇   ◇

Meikyoku_kansho ◆書籍紹介
 ・書籍名:【新刊】名局鑑賞室
 ・発行所:日本棋院
 ・著者:大平修三
 ・発行年月:2010年5月
◆内容紹介
本因坊道策(どうさく)―安井春知戦から、最後は江戸末期に活躍した本因坊秀策(しゅうさく)まで、江戸時代を代表する棋士の傑作譜10局が詳解されています。

本書を購入したのはもう半年くらい前でしょうか。1局目の道策の碁は並べた記憶がありますが、それ以降はツンドク状態です。
古碁の棋書は何冊もありますが、どうも敬遠気味になってしまいますね。

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伊勢崎市/子供囲碁ボランティアの集い

2011-01-26 18:57:26 | 囲碁

一昨日(1/24)は「伊勢崎市/子供囲碁ボランティアの集い(新年会)」。
伊勢崎市内の子供囲碁ボランティアに関わるメンバー20数名が集まりました。
前半は来賓挨拶、囲碁教室の活動状況の報告会で、後半は懇親会(新年会)です。

伊勢崎市では現在6つの小学校で囲碁クラブが活動しており、各小学生の部員合計は300名を超えているとのこと。今回は市の教育長も出席、学校側も囲碁に対して理解を示してくれているようです。
今後この勢いを止めることなく、伊勢崎市の囲碁普及活動を発展させたいものです。

今回この会をプロデュースした関さんは、各学校の関係者と連絡を取りながら開催にこぎつけましたが、そのパワーと実行力は大変なものです。
相手が教育長だろうと、校長だろうと、立場を超えてズケズケと本音で物言う姿勢には感心させられます。

    ◇   ◇

この関さんから年明けの1/3、4に行われた「第1回上州将棋祭り」の盛況ぶりに比べて、群馬の囲碁界は情けないとの意見がありました。

この「上州将棋祭り」、委員会会長は群馬県知事、副会長は高崎市長、実行委員長は米長・将棋連盟会長、参加プロ棋士は羽生名人をはじめ10数人、協賛企業もヤマダ電機ほか多数とそうそうたるものです。

★「上州将棋祭り」HP → http://jyoushu-shogi.com/

確かにこの将棋イベントは目を見張る企画で、県内外への波及効果は大きなものがあったと思われます。

これに対する県囲碁界ですが、残念ながらこのような大きなイベントはありません。
「上州将棋祭り」も第1回がスタートしたばかり。囲碁もこれに触発され、何らかの企画・行動が必要だと思っています。

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群馬県女流アマ囲碁大会/2011

2011-01-23 20:14:40 | アマ棋戦

今日は「群馬県女流アマ囲碁大会」が行われ、優勝は野村さん、準優勝は久保田さんという結果となりました。
両者共に県代表には何度も登場しているベテランですが、世代交代が進まないのも問題かなという印象です。

今回の参加者は15人と低迷しており、常連がほとんどで新鮮味も欠けますね。
中学2年生が一人参加していましたが、もっと中高生にも参加してもらいたいものです。

女性の場合、自分の馴染んだグループから抜け出すのに抵抗感があるのかも知れませんね。

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玉村町囲碁会/新年会

2011-01-21 21:39:04 | 囲碁
Tama_sinnenkai 先週土曜日(1/15)は玉村町囲碁会の定例会後、常連メンバーによる新年会が行われました。
いつも碁以外の会話はあまりありませんが、このような集まりでは地域のニュースなど面白い話題で盛り上がります。
現在、定例会は週1回ですが、もっと増やしてほしいとの要望もありました。
あと、普及活動(特に小学生向け)も必要だと思っています。
年代が高いグループなので棋力アップは難しいところですが、チャレンジする気持ちは大切ですね。
参加者の総論は「囲碁をおぼえてよかった、これからも元気で楽しもう」ということでした。




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第35期棋聖戦第1局/挑戦者・井山名人が先勝

2011-01-19 20:45:07 | プロ棋戦

張栩棋聖(30)に井山裕太名人(21)が挑戦する、第35期棋聖戦挑戦手合七番勝負の第1局が福島県会津若松市で行われ、挑戦者の井山名人が黒番中押し勝ちをおさめ、タイトル奪取に向けて幸先のよい1勝をあげた。第2局は1月26日(水)27日(木)に北海道伊達市「第二名水亭」で行われる。
   (日本棋院HPより抜粋)

「一進一退の攻防。井山先勝」、「痛恨 張に読み落とし」
   (週刊碁より抜粋)

    ◇   ◇

「棋聖」対「名人」の頂上決戦が始まりました。
初戦は井山名人が手堅い打ち回しで先勝しました。最強の張棋聖に堂々と立ち向かう姿は21歳とは思えないですね。
敗れた張棋聖、本局では井山挑戦者の地合い先行に厚みで対抗しましたが、一歩及ばなかったようです。
両者の年齢差は9歳の差があり、本シリーズは世代対決でも注目です。先輩が若手の躍進にマッタをかけるか、若手が追い越すか・・・。

    ◇   ◇

今回の対局地は福島県会津若松市の東山温泉「今昔亭」。今年は例年に比べ降雪量も多く大変のようです。
本シリーズの対局地、第1局が福島県会津若松市、第2局が北海道伊達市、第3局が富山県氷見市と寒い地方に集中しています。この季節、関係者としては温暖な地域の方がいいと思いますがどうでしょうか。

会津といえば「白虎隊」の悲劇を思い起こします。明治という近代国家創設の犠牲になったわけですが、血を流さない手段もあったでしょうに・・・。

東山温泉は職場の慰安旅行で訪れたことがあります。もう30年近く前のことでしょうか。
夕方、ホテルに着いて温泉、宴会、翌朝は早く次の観光地へ。ということで周囲の景観など眺める余裕もなく、あまり印象に残っていません。
今度、行く機会があればノンビリと温泉風情に浸りたいところです。

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伊勢・志摩旅行(3)

2011-01-17 21:46:45 | 囲碁

3日目(1/14)、今日は午後から帰宅です。
ビジネスホテルでの朝食時、宿泊客のビジネスマンが朝食を終え、仕事に向かっていきました。引き締まった顔つきで出ていくビジネス戦士、サラリーマン卒業のわが身にはまぶしく見えましたね。

旅の疲れもあり、この日は日帰り温泉でのんびり過ごすことにしました。
Sakakibara 目的地は津市街から30分ほどにある榊原温泉郷、「湯元榊原館」内の「日帰り温泉/湯の庄」。山間に数軒の温泉宿が点在していますが、ここは清少納言ゆかりの名湯だそうです。
まだお昼前で入浴客も少なく、ゆったりと温泉につかることができました。
この「湯元榊原館」は2008年11月、「第34期天元戦第1局/河野・張栩戦」が行われたところでした。

津市で昼食をいただき、午後3時前に帰路に発ちました。家についたのは夜11時過ぎ、疲れましたね。

◎2泊3日の「伊勢・志摩旅行」を振り返る

・伊勢神宮ではいろいろな神様に参拝し、精神的にピュアになった気がします。この気持ちで納得できる道を歩みたいと思っています。

・妻と娘夫婦、2世代夫婦の旅でしたが、少しは絆が深くなった気がします。今のところ娘夫婦との力関係は互角以上とみますが、少しづつ立場は逆転していくのでしょうね。

・囲碁に関連する場所との出会いもありました。

 ★鳥羽「戸田家」/2010年6月「第65期本因坊戦第4局(羽根・山下戦)」
http://blog.goo.ne.jp/kensei-kato/d/20100620
 ★津市「湯元榊原館」/2008年11月「第34期天元戦第1局(河野・張栩戦)」
http://blog.goo.ne.jp/kensei-kato/d/20081118
 ★伊勢「横丁棋院」/2010年5月「第1回・おかげ杯」
http://blog.goo.ne.jp/kensei-kato/d/20100526

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伊勢・志摩旅行(2)

2011-01-16 17:48:37 | 囲碁

2日目、鳥羽「戸田家」の展望ラウンジで、島々が点在する伊勢湾を眺めながらのんびり朝食。この日は「伊勢神宮周辺めぐり」。
車の運転は昨日、津市で合流した当地に単身赴任の婿殿におまかせです。

Geguu 「お伊勢参り」の最初は「豊受大神宮(外宮)」から、外宮→内宮と順番が決まっているそうです。
まずは参拝者の多さにビックリ、団体客でごった返してました。初詣の延長でもあるのでしょうね。
樹齢何百年もの木々がうっそうと茂る森は、パワースポットの雰囲気があります。

Naiguu 外宮の次は4キロほど離れた「皇大神宮(内宮)」へ。駐車場から内宮までの川べりの道は遠く、寒風でつらかったですね。
内宮の混雑も外宮と同様に人の群れ、どこからこれだけの人が集まるのか不思議なくらいです。
参拝者が多いせいか、外宮でもそうでしたが御正宮(本殿)まで入れません。ちょっと残念な気持ちですね。
女房殿と娘は「お札」や「お守り」買うのに並んでいましたが、ここも大変な人ごみ。「お伊勢参りビジネス」恐るべし。

内宮参拝後は参道の「おはらい町」「おかげ横丁」で焼き蛤、えびコロッケ、甘酒などの食べ歩きです。

Yokotyo_kiin 赤福本店の向かいに「横丁棋院」という小ぶりの碁会所を発見。大変な人出なので中に入る勇気はなく、表の看板を眺めるのみでした。
昨年5月に第1回が開催された若手棋士対象の「おかげ杯」はこの横丁棋院にちなんで命名されたそうです。

内宮近くにある「猿田彦神社」にも参拝。ここは人も少なく社殿も間近に見られ、落ち着いて参拝できました。

伊勢神宮参拝を終え、婿殿の暮らす津市へ、2日目の宿泊は津駅近くのビジネスホテル。宿泊費を抑えて夕食はいつもより豪華にしました。

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伊勢・志摩旅行(1)

2011-01-15 22:45:44 | 旅行記

1/12~1/14、2泊3日で伊勢方面への旅行に行ってきました。
交通手段は経済的な面から車で、目的地まで7時間くらいかかったでしょうか。運転は娘が2/3、私が1/3くらいでした。
出発日は朝4時頃、帰宅は昨夜23時過ぎと車での移動は大変です。

1日目、昼食はTV(いい旅夢気分)でも紹介されていた「つたや(伊勢市)」の「伊勢うどん」を賞味。味はまずまずの及第点でしょうか。

次に「二見浦/夫婦岩・輿玉神社」を散策、風が強く寒かったですね。団体客も結構いました。

Futamiura_2

 

その後、志摩の海岸線ドライブとも思いましたが、寒いので「鳥羽水族館」見学。水族館は大人でも飽きないメルヘンがありますね。

Suizokukan_2

 

1日目の宿泊は鳥羽駅近くの「戸田家」。ここは昨年の本因坊戦第4局(羽根・山下戦)が行われた宿です。

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明日から伊勢・志摩旅行

2011-01-11 21:53:41 | 旅行記

明日から2泊3日の伊勢方面への旅行です。
娘の婿殿が三重県の松阪市に単身赴任しており、その「ねぎらい」も兼ねて娘・妻・私の3人で出かけることになった次第です。
伊勢神宮周辺の観光がメインになるようですが、あまり詳細な計画もなく「行き当たりばったり」の旅になりそうです。
「お伊勢参り」といえば年配の方が多いようでしたが、最近はパワースポット・ブームとかで若い人も多くなっているそうです。
どんな発見があるか、どんなハプニングにぶち当たるか・・・。

帰宅は1/14(金)の深夜になりそうなので、今日は「子供囲碁教室」用の資料作りと、旅行の準備でアタフタの一日でした。

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