天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
画像をクリックすると拡大されます。

急場を見抜こう

2020-08-14 21:00:00 | 囲碁

大事なところはどこか/急場を見抜こう
「大場より急場」という格言もある通り、実際の対局において、急場に先着することはとても大切です。とはいえ、慣れないと実際の対局では急場は見落としてしまいがちです。アマの方の碁を見ていると、大変な急場を双方がずっと放置していて、観戦している問ずっとドキドキしてしまうこともあります。
 急場を見つけるためには、石の強弱や根拠に敏感になる必要があります。また、ぱっと見ると小さそうな手が実は根拠の要点て、その後に大きな影響を持ってくるような場合もあります。急場は、一手で碁盤全体に大きな影響を及ぼすところのことなので、その手の持っている「影響力」をイメージすることが大切です。
   (月刊碁ワールド2020/8月号より)

     ○ ● ○

月刊・碁ワールドに連載の「読み切り特大講座第7回(2020/8月号)」は「急場を見抜こう(講師:蘇耀国九段)」。
「大場より急場」はよく言われる格言ですが、「急場」の見分け方は難しいですね。

実戦で「急場」と判断して手入れしたところが緩着だった、逆に第一感で大丈夫と思ったところ大石が死んでしまったなど、「急場」を正しく判断できれば勝率アップは間違いないでしょう。
問題はその判断力ですが、結局「読む力」に行き着くか・・・。

現在、「新型コロナウイルス」が世界の大問題ですが、これも「急場」ですね。
「大場(経済など)より急場(感染対策)」・・・。

     ○ ● ○

1年前の記事(2019-08-14):夏休みチャレンジ教室2019

コメント