オルタネータからメインバッテリーに送られた電気の「お余り」を頂戴する・・・というのが、サブバッテリーの走行充電だ。
ところが、最新のクルマは「お余り」を出さなくなりつつあるようだ。
キャンピングカー友達の情報によると、ハイエースG車の走行充電システムは、無駄な発電を極力減らすことで、オルタネータにかかるトルクを落とし、燃費を向上させる仕組みになっているらしい。
具体的には、
メインバッテリーに流れ込む電流量を常時検出して積算し、必要以上を流さないように、オルタネータからの電圧をコントロールする。
車両の加速時には発電電圧を下げ、減速時に発電電圧を上げることで、オルタネーターの発電によるエンジン負荷を低減して、エンジンの低燃費化をはかる。
などなど。
ということは、メインバッテリー側からみれば、
入ってくる電流量が常時管理されて、必要最小限しか充電させてもらえない。
電圧をきめ細かく変え、頻繁に充放電を繰り返させて、酷使される。
三河の殿様は、バッテリーを「活かさず殺さず」に働かせようとしているようだ。
今までの定電圧充電に比べて、メインバッテリーは満充電になりにくいだろうし、サブに回る「お余り」も少なくなりそうだ。
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このような充電制御システムが搭載されているクルマの一覧表が、パナソニックにある。
http://panasonic.jp/car/battery/jyuden/ju03.html
ネタ元は下記ブログ。
http://minkara.carview.co.jp/userid/385312/car/367348/949180/note.aspx