ノー天気画家の本音生活 

これが私の生き方などとヤセ我慢するよりも、今日の風に流されましょう!

「箸の作法ダイエット」は、目からウロコの新生活習慣が身につく

2012-06-05 02:45:54 | 犬たち

これまでのダイエットといえば、空腹に耐えることと辛い運動をすることの組み合わせでしたが、ラクチンで楽しく、そしてお金のかからない「箸の作法ダイエット」をご紹介します。 

私も太る体質の上に高血圧気味のため、これまで数々のダイエットを試みてきましたが、結果から言えばどのダイエットも成功しませんでした。
その理由を一言で言えば、努力と根性により一時的にダイエットに成功したとしても、成功時の体重維持が出来ず、知らず知らずのうちに元に戻ってしまうことでした。 

最近の事例では、数年前に「バナナダイエット」に取り組みました。
バナナだけの朝食と5kmの散歩の組み合わせでしたが、半年でしっかり6kgを減量し、「目標達成・バンザイ!」とばかり通常の生活に戻ったのですが、それから半年、7kg増えて±1㎏の増量となっていました。
その原因を探ると、ダイエット期間はけっこう辛かったため、以前の自堕落な生活に早く戻りたいと思っていたことにあるようです。
つまり私にとって必要なダイエットは、一定のダイエット目標を設け努力するのではなく、新しい健康生活の習慣を身に付け、その生活習慣をずっと無理なく守り続けることにあるのです。 

そんな中、NHKの「ためしてガッテン」5月23日放送の「発見!トクホでやせる本当のコツ」の中に、「成功率96%のダイエット法とは?」というのがあり、96%の人がダイエットに成功したという提案がありました。
それが私にとっては天からの啓示のような衝撃を受けましたが、その内容は・・・ 

食物を箸で口に運んだら、和食の作法である箸を箸置きにていねいに置く「箸の作法」を守ることにあります。
作法そのものが大切なのではなく、箸を置いている間よく噛んで食べることこそダイエットに抜群の効果があるというものです。
ご飯を50回ほど噛むと甘味が口いっぱいにひろがる、そのおいしさを私は自分のよく噛む目安として実施しました。 

番組では最近の研究からよく噛んで食べることは、2つの意味でダイエット効果があることがわかってきたとのことです。
1つは食欲を抑える効果です。
よく噛んで食べるだけで、食欲を抑える「ヒスタミン」という物質が脳の中で作られ、少ない食事でも満足できるようになるとのことです。
もう1つの効果は、噛む刺激そのものが脂肪を燃やしてくれることです。
咀嚼の刺激は交感神経を介して、脂肪を燃やす「褐色脂肪細胞」の働きを活性化する作用があるからです。 

私は放映後すぐ「箸の作法ダイエット」に取り組んだのですが、苦労などなくしっかり生活習慣の中に馴染んで10日あまり経ちますが、心なしか体が締まってきたようです。
それ以上に重要な発見がありました。それは・・・ 

しっかり噛んで食べることは、おいしく食べることだという発見でした。 

これまでの私は早食いだけは負けたことがないと自他ともに認める早食いキングで、妻が半分も食べないうちに食事が終了するというスピードで、いつも妻から小言を言われていました。
しかし「箸の作法ダイエット」以降私の食事時間は妻より長くなるだけでなく、その分味覚も敏感になり、「ご飯ってこんなにおいしいのか!」とか「お肉ってこんなに深い味なのか!」と、人生後半になって初めて「違いのわかる男」に変身できた喜びに浸っている今日この頃なのです。