ノー天気画家の本音生活 

これが私の生き方などとヤセ我慢するよりも、今日の風に流されましょう!

これからは復興の時、これまで以上に元気な日本になる時

2011-04-04 18:07:45 | 犬たち

東日本大震災の復興にこれから大きくブレーキをかけるのが、皮肉なことに社会の「自粛ムード」のようです。

 

先日ドライブ旅行をしてきました。

サクラもほころぶこの時期、通常であれば観光客で賑わう観光スポットも驚くほど人が少なく、閑散として行き交う人の表情も「この時期は浮かれてなんかいられない!」と、うつむき加減の人ばかりでした。

こんなときに旅行など不謹慎という声もあるかもしれませんが、観光地での商売で家族を養っている人もおり、ガソリンを販売して生計を立てている人もいるのです。

そしてそれらの集合体が日本経済の力となっているのです。

この時期のこのドライブ旅行は、家にじっとしているよりよほど社会に役立ったと私は思っています。

 

日本経済の中で、個人消費は6割を占めています。

その個人消費が停滞すれば日本経済自体が停滞し、それが税収に直結し、震災の復興費を捻出できなくなってしまうのです。

そればかりでなく激しい国際競争力から立ち遅れてしまう、取り返しの付かないことになってしまうのです。

 

春の高校野球はなんとか開催できたものの、恒例の祭や花見、花火大会などのイベントが相次ぎ中止となりました。
TVでは通常広告に替わり公共広告放送されていますが、その中で「買いだめは止めよう」とか「こまめにコンセントは抜こう」とかのメッセージが繰り返されています。

もちろん福島原発事故の影響により節電という事情があり、節電は守らなければなりませんが、過度の節約や自粛ムードで経済全体を萎縮することは、私たちの自身を苦しめることになり、復興を遅らせてしまうことになるのです。

 

大震災から20日が経ち、涙するだけの時が過ぎ、

これからは復興の時、これまで以上に元気な日本になる時ではないでしょうか。

 

205○年、40年後の老人のつぶやき 

日本は見るかげもない三流国になってしまったけど、21世紀のはじめまで世界2位の経済大国だったんじゃ。

それが東日本大震災を境に落ち込んだのだけど、震災だけだとすぐ復興しこんなことにはならなかったのじゃが、

同時に起こった原発事故とそれに伴う計画停電を契機に、自粛ムードが美徳のように誤解されて

経済がガタガタと落ち込み、元には戻らなくなってしまったのじゃ。

今から思えば、日本人のひ弱でクソ真面目体質が露呈して、それが災いしたのかも・・・。